アカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞を得たおかげで上映回数が増え、昼間も観られるようになったのはラッキーでした。 前回は(『運び屋』のような)高齢者のロードムービーだとばかり思い公開日に観賞。 決して裏切られた訳ではなかったけれど、 何かが違うと感じ、原作を読んだ。 原作は...
同世代作家なので、 彼の作品は発表される都度、読んでいると自負していたけれど、 考えてみたら(考えるまでもなく)忘れている。 1年ほど前から長編を読み直していますが、 落とし穴は短編でした。 文庫本で読んだはずの作品も、 この英語版の作品構成で読むと新鮮なのです。 まあ、覚...
柚月麻子作『マジカルグランマ』 柚月さんといえば「ブラック麻子」と「ホワイト麻子」がいるらしく、 前者を『ナイルパーチの女子会』『BUTTER 』、 後者を『ランチのアッコちゃん』を代表とするなら、 『マジカルグランマ』は、たぶん前者。 読書で前向きに元気になりたい時も正直...
他のSNSで、自転車映画の名作と紹介してもらった『キッズ・リターン』は、北野武監督の作品。 交通事故で生死を彷徨った後の、初の監督作品だとか。 北野作品といえば『HANA-BI』だけれど、 冷たい炎が燃えるようなバイオレンス映画はちょっと苦手、 『菊次郎の夏』のように子役の...
春休みに娘たちと金華山に登ったのは瞑想の小径コース。 更に上級者用に馬の背コースがあるのですが、 娘宅の孫2人がそのコースにトライしたと、 うっかり長男宅の孫に言ったら、 同じ8歳女子がライバル意識をメラメラ。 今日は長男一家と金華山へ行くことに。 ジジは車検で留守していて...
ちょうど去年の今頃も、庭の草むしりに精を出していたっけ。 コロナで外出もままならず、仕事を持たない身には不要不急もないので、やむなく草むしりなぞをするわけですが、 成果が見えるのは悪くありません。 雑草のはびこっていた裏庭に小さな花壇を作り、カーマホームセンターで目についた...
夜明けが早くなりました。 5時過ぎにはもう薄く光が差し始め、 5時半から1時間ウォーキング。 朝ドラ観て、エクササイズをみっちりしても、9時半には自由の身。 その時間を、今は庭の草むしりに。 この写真はスマホをポケットにしまう時、勝手にシャッターを押して撮ってしまったもの。...
昨日から雨模様で、 庭の草むしりが出来ないだけなのに、 とんでもない怠け者になってしまったようで 気が滅入ります。 晴耕雨読にも、覚悟と修行が必要? 観た映画は、 『自転車泥棒』 終戦間もないイタリアを舞台にしたモノクロ映画。 闇市に近い市場や人々の雑踏。 職探しに群れる男...
下に見ているとか、偏見だとか、人は言うけれど、 誰も自分が差別しているとは思っていないはず。 間違っているのは周りの方で、自分は正しい。 そう思うから、生きていける。 でも、 人のことはよくわかるけれど、自分のこととなると、さて、どうなのか。 気になる映画を観た。 主演のフ...
我が家の南端、道路に近いので、道行く人がこの木の名を聞きに来るそうです。 春の新芽時だけ赤い葉を付けるのて、目立つ、目立つ。 いつも間にやら、奥のモチの木を凌ぐ高さに。 「何の木?」と夫に聞いても、 「親父がビルマから持ってきたとか言ってるので、我が家ではビルマの木で通って...
昨日は読書会。 テーマ本は藤沢周平の『泣かない女』(「初つばめ」所収) 文庫本で20数ページの掌編、わかりやすく読みやすい。 文句のつけようもない作品なのに、 どう感想を言ったらよいのやら。 三角関係を描いている。 ある所帯持ちの職人に、出戻りの親方の娘が誘いをかけ、男女の...
春休みなので覚悟はしていたけれど、 朝の9時から夕方まで娘宅の孫2人を預かる約束。まずは先週の水曜日。 昼には次男宅の3人も合流して賑やかなのはいいけれど、こちらは疲れ果てた。 挙句に孫たちは離れられなくなって、(こちらの孫2人が)娘宅でお泊まりしたらしい。 翌日は娘から電...
もう50年の歳月がたっていた。 50年たって、やっと寅さんに会ってもいいと、 思えるようになった。 第一作が公開されたとき、まだ高校生だった私はもう古希に近いなんて。 でもそれが50年という歳月。 親が堅物で、テレビはNHKしか観せてもらえず、GSなんてとんでもない、追っか...
私が子どもだった頃、何でも人並みにという考え方が全盛だったのか、箸や鉛筆を持つのは右と、両親に厳しく矯正された。 左利きだった私は苦労した甲斐あって? 今は箸や鉛筆は右手で持つ。 反抗できる年頃になってから覚えた針や包丁は左だが。 箸も鉛筆も右で持つのが精一杯だったので、そ...
早朝なのに暖かい。 見れば牛乳色の霧がこんな里にも立ち込めて、 視界5メートル? 変わらない日々の営みの中にも、 自然界の神秘を垣間見せてくれる。 手に負えなくなると〈災害〉だけど。 どうしても観たい映画があったので、近所のシネコンまで自転車を走らせる。 高専道路の桜は散り...
ムラゴンブログに初投稿したのが1年前の3月29日。 雨の日の桜の写真。 相変わらず同じコースを散歩している私、 ただし、今は早朝に。 同じ構図で写真に収めながら、 今更ながら成長のない自分に気づく。 いや、成長とは老化の別名だから、 立派に成長しているのかも。 今日の映画は...
夜明けが早くなった。 窓のない部屋に休んでいても、 廊下越しの薄明かりに目覚める。 布団を上げて身繕い。 6時前に歩き始めれば、もう桜が開花していて。 皆さんのブログでは春爛漫の花盛りだけど、 岐阜にもやっと春? とは言いながら早朝はまだ寒く 霜が降りている。 花冷えとか ...
北浜名湖の名物だが、 意外と知られていないというか 全国区になれない。 日持ちしない(賞味期限2日)ということもネックか。 けれど、その味を知ってしまうと、 大人子どもを問わずファンになる。 昨日ランチした奥浜名湖の国民宿舎で、 味噌まんじゅうの食べ比べセットを見つける。 ...
墓参の日。 とは言いながら、親のお墓は遠いこともあり、 命日だけで勘弁してもらっていた。 2人姉妹の長女の姉はちゃんと盆暮、お彼岸、命日にはお参りしているという。 今年は母の七回忌もあるので、お寺さんとも日取りの相談などしようと、 私もお彼岸の墓参に。 姉は車で、 私は電車...
久しぶりの封切り映画。 コロナの影響で枯れ荒んでいた映画館に、アカデミー賞候補作品が上映され始めた。 それだけで嬉しい。 シニア料金とはいえ、1,200円払って観る映画は100円のレンタルビデオとは違うし、100円で貸し出されている名作もかつては劇場には人を呼んでいた。 映...
味の素が醤油やソースと同じように 食卓の常連顔になっていた子どもの頃 ご飯にも味の素、なんてCMまで現れて 間に受けた子どもの私は親の制止も聞かず ご飯にかけてベソをかいた。 すっかり姿を消してしまった味の素だが そんな魔法の一振りを どこかで求めているのかも。 映画や小説...
たまたまジョニデ繋がりで、 『ギルバート・グレイプ』を観て、 その繋がりで『サイダー・ハウス・ルール』に。 20年前の公開時に映画館で観ている。 そして、その終わり方に納得できなかった自分を覚えている。 どちらかといえば復習したくない作品だった。 けれど、他のSNSの映画コ...
それが自分に向けられたものでなくても、 ドキッとする。 たしか高校の現代国語の教科書だったかに、 志賀直哉の『網走まで』があった。 青森行きの汽車に乗り合わせた母子と「自分」との、わずかな交流を描いた掌編だ。 癇性の男の子に手を焼く母親を観察しながら、 「自分」は男の子に「...
月に一度の読書会。 3月は会報誌の印刷とかで9時に集合だ。 印刷は1番若いFさんにお任せというので、 見ているだけでいいのかとも思ったが、 そうでもなくて。 7、80代の女性の集まりなので、 意見は多いけれど、手は出ない。 船頭多くして、状態か。 正直、殆ど会員に配布するの...
またヘンな夢を見てしまった。 大体、妙にリアルな夢は二度寝が原因なのだ。 私は学生(願望か) おまけに独身だ(都合の良い設定) 付き合っていた彼が(誰だろう) 寝間に香を焚きしめて待っているという。 (いつの時代?) それを都合よく、結婚の申し込みと勘違いし、 「身分の違う...
美容院は苦手だ。 女の園のような独特の雰囲気もダメなら、 客と美容師が妙に親しげなのも恐ろしい。 それで今は、パッパと捌く格安店に行く。 かなり強い癖毛なので、縮毛矯正をする。 軽く2〜3時間はかかる。 それでも春。 髪も軽やかにしたい。 歩いて片道30分、施術2時間半。 ...
ホワイトデー 初孫のRは10歳 サッカーに水泳に書道と、今の子は忙しそう。 子どもなのにお菓子に興味はなく、 おやつがわりに汁物を飲む。 バレンタインデーには、インスタントみそ汁を 贈った。 それが好評だったようで、 一足早いホワイトデーのお菓子を 自分のお小遣いで買ってく...
つい探してしまうのは、季節。 探さなくても、飛んで火に入る夏の虫。 そっと出会う恋人のように秋が来て、 冬は、でんと居座る将軍様。 (いつまでいるんだ) そして、春はかくれんぼ。 1月は行く。 2月は逃げる。 3月は去る。 と教えてもらった。 あっという間に過ぎてしまうこと...
今、心掛けたいこと。 昔は「箇条書きのLin」と言われたほど、長い文章が苦手だったのに、 最近のキレの悪さといったら。 これも加齢現象なのかと思うとイヤになる。 昨日、レンタルDVDを観る。 『屋根の上のバイオリン弾き』 公開されたのは、まだ大学生だった60年代末。 結局、...
といっても自称。 自分では軽い躁鬱質を持て余しているけれど、たぶん病気の範疇には入れてもらえない。 季節性なのか、 老人性なのか、 あるいはコロナ禍の影響なのか、 それもよくわからない。 たぶん、全部だろう。 子どもの頃、意味もなく落ち込むことがあった。 姉に聞くと、 「落...
3月1日は亡き母の誕生日。 そして高校の卒業式。 そして、3日はひな祭り。 あまりいい記憶がないけど。 貧しい家庭だったので段飾りはなく、机の上にお人形遊びの子たちを並ばせて、お雛様に仕立て上げた。 それでも子ども心に嬉しかった。 ひとり娘のお雛様は実家が張り込んで贈ってく...
(映画『桜桃の味』のネタバレ内容を含みます) 1枚100円で借りられるDVDにハマっている。 観たい作品は決めているけれど、たまたま目について借りることも。 『桜桃の味』も、そんな一枚で、 アッバス・キアロスタミ監督の作品は、20年以上も前に名古屋のミニシアターで出会った...
真冬に逆戻りしたような寒い日々、 ひゅうひゅうと唸る北風の脅しに首をすくめ、 ストーブにあたりながら、 好きな本を読み耽る。 東野圭吾さんの本は、出版されれば必ず読む。 図書館で予約待ちして。 必ず夢中になって、一気読み。 そして、キレイに忘れてしまう。 こんな写真でも残し...
ちょっと前に、西川美和監督が『あさイチ』に出演していた。 特に思い入れのある人ではなかったけれど、その〈知的な自然体〉とでもいうような雰囲気に興味を持った。 もちろん新作『すばらしき世界』の宣伝も兼ねているのだろう。 脚本を書き上げるのに3年を要したとか、 出所した人に取材...
昨日は歩いて20分のレンタルショップへ、ある作品を探しに出かけた。 あらかじめ検索をかけて、そのDVDはレンタル可、棚は〈洋画 スポーツ 青春〉であることは押さえている。 大体この辺りと検討をつけて探すが、見つからない。 店員さんに尋ねると、やはり同じところをウロウロして不...
窓のない部屋に寝ているけれど、雪は気配でわかる。 外がほの明るいのだ。 社会生活している頃は雪が嫌いだった。 それは生活のリズムを崩す不届き者だった。 還暦で子どもに戻り、 雪国に暮らす人には申し訳ないけれど、濃尾平野の端っこでは貴重な雪に、 今は子どものようにはしゃいで雪...
まだまだ肌を切る北風に震え上がってはいるけれど、 この季節の忘れられないお友だち、 花粉症の季節がやってきた。 春は待ち遠しいけれど、 その前に立ちはだかる花粉症。 本当に辛く、お友だちなんてウソばかり。 でも、夫と同じで? 今更、別れられない関係なのだ。 今年はヒマに任せ...
毎日恒例のウォーキング、 馴染みの道は工事が始まり、交通整理係の人と狭い道で鉢合わせ、 いっつも同じ時間に現れるあの婆さん、 と思われるのがイヤで、今日はコース変更した。 北へ向かう進路を、南に変えてみる。 と言っても、知らない道はハードル高すぎなので、以前行ったことのある...
浪花千栄子さんのエッセイ。 図書館の新刊コーナーで偶然見つけた。 朝ドラ『おちょやん』のモデルとなった人の、唯一のエッセイとあっては読まずにいられない。 4歳で母を亡くし、8歳で奉公に出された彼女の幼少期はドラマと変わらず、 驚いたのは、父親のダメさや奉公先での苦労は、事実...
中野信子さんの本を何冊か読んだ。 といっても膨大な著作の中から、 近所の図書館にあるものだけを。 最近手にした『人はなぜ、他人を許せないのか?』 TVなどでの露出もあるからか、見るたびに垢抜けていらっしゃる。 オブラートに包んだソフトさは計算の上かも知れないが、スルスルと喉...
友人とはネットで知り合ったので、やり取りはもっぱらメールだった。 そのツールはあっという間に人と人を結びつけ、速さと安さ、手軽さのおかげで、どれだけ楽をしただろう。 その反動なのか、たまに鉛筆を持つと漢字が書けない。 先日は「かもめ食堂」と黒板に書こうとして、堂の字がどうし...
ヤマザキマリさんとの対談『パンデミックの文明論』が面白かったので、中野信子さんの著書を借りてみる。 著者は東大大学院卒の脳科学者、かなりの秀才だ。 科学者らしく実証に基づいた展開は論理的で、読者である一般大衆にもわかりやすく、飛躍することなく、脳の特性について述べている。 ...
川上弘美さんの小説『三度目の恋』を読んだ。 読書会の助言者さんのおすすめ本だった。 彼女を知ったのは芥川賞を受賞した頃。 当時は我が家も夕刊を取っていて、その文化欄に彼女のエッセイがあり、それが忘れられなかったのだ。 小説を書いては自宅の壁に貼っている。けれど自宅では誰も読...
DVDで鑑賞。 ポン・ジュノ監督が『パラサイト 半地下の住人』に先がけ、2003年に制作している。 こにらの方が見応えありという人もあり、その題材からして(当時は未解決事件だった華城殺人事件)重そう。 まだ若いソン・ガンホは、土着の所轄刑事。 ホシを上げるために証拠を捏造し...
午前10時過ぎ、ウォーキングで某小学校前を通ると、駐車場は車でいっぱい。 出入りする車両も次々と。 今日は日曜のはずなのに、と覗き込めば、選挙の投票会場になっているのだった。 小雨模様の寒い日なのに、この賑わい。 そうだ、投票に行かなければ。 珍しく、保守王国と言われている...
意味のよくわからないタイトル。 レンタルショップではタイトルの50音順に並んでいるので、何度もスマホで確認するのだが、すぐに忘れてしまう。 が、観賞後はもう決して忘れない。 舞台となった都市「密陽」を英語読みすると、そうなるから。 が、それは表向き。多分本当は、ソン・ガンホ...
思いがけず、横浜の友人からレモンが届いた。 庭でレモンの木を育てているとは聞いていたけれど、 わざわざ送ってくれるなんて、とっても豊作だったのね。 750円の送料を払って、一つずつ包み、ゆうパックで届けてくれた手間を思うと、酸っぱいものは苦手、なんて言っていられない。 でも...
長寿である。 が、決して穏やかな道のりではなく、病気や老衰との前向きな闘いを繰り返されての今日のようだ。 新春特別番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」に電話出演され、そのお話しぶりの若々しさに驚いたことは、以前書いた。 その時紹介された著書『いのち』を、早速図書館で予約し、先程読み...
いつも気になっていた。 同じ席に、同じ姿勢で座る女性。 大相撲初場所のテレビ観戦で。 向正面、東側の通路横。 座布団席というらしい。 ずっと同じ姿勢を崩さずにいて、疲れないのかな。 もっとリラックスすればよいのに。 カメラを意識して緊張しているのか。 沖縄在住の学生時代の...
村上春樹の『納屋を焼く』は初期の短編(57年11月)だ。 春樹の作品を形容し、無国籍風とはよく言われる。私的には、ジャコメッティの針金人間のようだと思っている。細部も表情もあるのだが、生活感がない。それが、良くも悪くも決定的な特徴だ。 当初、村上春樹は英語で書いてから日本語...
昨日14日は読書会だった。 私のはじめての担当、高齢者15人前後の集まりで、 担当といってもテーマ本を決め司会らしきことをするだけだ。 順に感想を言って頂いて、後は自然に雑談… 言葉にならない決まり事みたいなものはあって、空気の読めない私は気付かなかったが、テーマ本に対して...
図書館で新作を借りるのは 作家を殺すようなもので、申し訳ないと思うものの、年金暮らしでは本代もままならない。 積読も大事とは聞くが、 本をため込んでしまうと、今度は処分が大変だ。 で、読書欲はもっぱら図書館で解消、ということになる。 先日、借りた本。 伊藤比呂美さんのエッセ...
井上陽水のアルバム「招待状のないショー」に、「曲り角」という自作の歌がある。 僕は曲り角で こけた ほんの少し みんな笑いころげ 僕はいたく傷ついた 些細なことに、よくもここまで拘ると、最初はあきれた。 でも、今はそう思わないのは、 同じようなことを5年ほど前に経験したから...
元旦に3時間の生放送があることは知っていたけれど、やっと昨夜というか今朝(1時半〜)聴くことができた。 らじるらじるの「聴き逃し」サービスは本当にありがたい。 そこで発見したことが、いくつか。 まず高橋源一郎さんは元旦が誕生日で、晴れて70歳になられたこと。 69年頃、学生...
箱根駅伝中継は、もはや正月の風物詩。 まだ子どもが幼い頃は、正月早々、テレビにかじり付く夫を冷ややかに見ていたが、 やはり青山学院が優勝したときからだろうか、 子どもたちが独立したこともあり、 いつしか正月の代名詞に。 力走する選手には申し訳ない気もするけれど、 ああ、お正...
元旦と言っても変わりなく目覚め、 変わりなく1日が始まり、 ルーティンを繰り返す。 それがとても嬉しいことなんだと、気付きつつある。 昨夜、紅白で聴いたミスチルの“ Documentary film” 「今日は何も無かった 特別なことは何も いつもと同じ道を通って 同...
昨夜は紅白歌合戦を最後まで観てしまったけれど、今朝はいつもどおりに目覚め。 リモコンで投票できたので、赤に5票。 そしたら圧倒的に赤の勝ち。 珍しい。 二階堂ふみちゃんの応援票かな。 大泉さんの才能はもう周知だから(勝てなくても)大丈夫でしょう。 レディファースト、北海道フ...
面白い映画を観た。 『イエス・マン』 ジム・キャリー主演なので、もちろんコメディだ。 ふつうYES Manと言えば、上司におべっかを使う腰巾着みたいな存在と相場が決まっている。 でも、この作品はちょっと違うみたい。 堅実な銀行員のカール(ジム・キャリー)は離婚したこともあり...
これももう1ヶ月近く前になるのか、 〈高橋源一郎の飛ぶ教室〉で、おすすめの一冊として取り上げられた。 映画は観ていたし、小説は韓国でベストセラーになったとも聞いていた。 が、日本でも出版され、話題になっているとは知らなかった。 パートナーの女性アナウンサーも、 ゲストの詩人...
趣味人倶楽部の映画コミュで、タイトル当てのクイズがあり、なかなかマニアックで当たることがない。 が、久しぶりに覗くと、珍しく見当のつく映画だった。 昭和52年に公開されている。 はや鬼籍の人となってしまった高倉健さん、渥美清さん。 倍賞千恵子さん、桃井かおりさんもまだ若い。...
またまた諺です。 天に向かって唾を吐けば、自分に降りかかってくる。人を貶せば自分自身に返ってくる、身から出た錆、ということ? もうずいぶん前の話、 夫のすることなすこと面白くなく、身内のことを悪く言うのは構わないだろうと、ブログに悪口を書き連ねた。 書けばスッとするのです。...
以前、知り合いのブログで取り上げられていた言葉。 知ってはいたけれど、あまり馴染みはなく、使ったこともない。 そもそも、割れ鍋って何? 綴じ蓋はもっとわからない。 ヒビの入った鍋に、落とし蓋? いまいち、効率も悪いし、ぴったりこないということ? この際、間違った知識を何とな...
今日は土曜日だった。 学校も幼児園もお休みで、退屈した孫たちがやって来る。 わかってはいても、エクササイズの最中の来襲に、あちゃ〜 もちろん可愛い孫のためなら、自分の都合など二の次で、計画変更。 孫たちが昼ご飯に帰ったスキに、掃除機をかけ、拭き掃除して、やれやれ。 じいじは...
読書会の顧問の先生に紹介して頂いた本、『灯台からの響き』(宮本輝・作)に、気になる本が登場する。 森鴎外の『渋江抽斎』、ラーメン屋の主人公の愛読書で、作中、彼は何度でも読んでいる。 手持ちの文庫本が擦り切れてしまえば、また新たに購入して読んでいる。 高校生の現代国語の教師が...
1960年制作の名作。 あ、そういえばまだ観ていなかった、とレンタルショップで気楽に借りてきた。 60年も前のモノクロフィルム、退屈するかなと思ったが、最後まで引っ張られてしまった。 名作と言われるだけのことはある。 舞台はニューヨークの大手保険会社。 主人公のバクスターは...
昨冬は暖冬で雪の記憶がない。 だからというわけでもないけど、雪の生活を忘れてしまいつつある。 子供の頃は、雪の非日常性に狂喜したのに、今は身を縮こめるだけ。 早寝早起きの習慣を、寒いからと変えるわけにもいかず、かと言って、真っ暗な5時起きをしても暖房費がかかるだけ。 この足...
急に寒くなった昨日、 小さな電気ストーブの前を離れられなかった。 今朝は、朝から雪。 ウォーキング、どうしよう。 布団の誘惑は、夏の数十倍。 それでも起きて、まずは身支度。 そして朝食。 朝ドラを見て、エクササイズを先に済ませる。 さあウォーキング… 家を出たのは9寺45分...
ちょうど半年前、 コロナで孫守りにてんやわんやだったジジババも、やっと再開した学校のおかげで少しヒマな時間ができた。 かといって、外出することも憚られ、ガーデニングや大掃除。 そのとき、いつもは気にさえしていなかったシンビジュームの鉢が、雑草にまみれて瀕死の状態になっている...
ヒマな年金生活のはずなのに、 手帳はいつのまにか予定で一杯になっている。 殆どが子守(孫守り)、 もちろん最優先なので、ボランティア研修会や読書会とバッティングすれば、こちらを取る。 私たちが子育てした小さな家で、 今は長男の子どもたちと遊んでいる。 庭には、果てしない落葉...
ジェラシーというのは、 好きな異性に対して感じるものと思われがちだが, それは自己愛の変型(亜種)のようなもので、 要するに、自尊心を傷つけられたということ。 その人が特に好きでなくても、 自分を差し置いて、他にぞっこんになるのが許せない、 そんな感じか。 もちろん全くの他...
『気がつけば、終着駅』 予約したものの、なかなか順番が回ってこなかった。 前作の『90歳。何がめでたい』はベストセラーとなり、すっかり体調を崩してしまったとか。 これが最後の出版だという。 一度発表されたものを再出版することに難色を示すと、 「50年前ですよ。たとえ読んだと...
あまりにも夜が長いので、退屈しのぎにラジオを聴く。 昔懐かしい音楽を求めて、チャンネルをハシゴすることが多いけれど、その日は何を思ったのか、NHK第二の「カルチャーラジオ 文学の世界 文庫で味わうアメリカ短編小説」に聞き入ってしまった。 話者は早稲田大学教授の都甲幸治氏。 ...
語尾上がる琵琶湖にあらず語尾下がる琵琶湖のほとり父母眠る(茨城市 瀬川幸子) 朝日歌壇11月22日の短歌 どう読めばいいのだろう。 〈琵琶湖〉には、2種類の読み方がある。 琵琶の〈ワ〉にアクセントを置くか、 平坦にビワコと読むか。 どちらも〈コ〉は下がる。 「語尾上がる」の...
高橋治・作『名もなき道を』は友人の紹介で。 古い本で、地元の図書館には所蔵がなくリクエスト。 作者の高橋氏は父とさほど変わらない世代、著作を読むのは初めてで、こんなこと(友人のすすめ)がなければ、絶対に読むことはなかった。 小説ではあるけれど、語り口はノンフィクションに近い...
11月13日の公開日に観ている。 コロナ禍で映画館に足を運ぶのも躊躇われるような状況下、 にもかかわらず観に行ったのだから、それなりの期待があったのだと思う。 と、ひと事のように書いてしまうのは、正直、観ながら疑問符がいっぱい立ち上がってきたから。 本当に観たかったの? ど...
最後に回ったのが、インターに1番近い金剛輪寺。でも位置的には湖東三山の真ん中にあり、寺のパンフレットにも「湖東三山まん中のお寺」と銘打っているので、こちらが正真正銘の「まん中」ということになる。 西明寺さん、勝手に「まん中」にしてしまって申し訳ありませんでした。 もしも、も...
百済寺の次は、三山の中で1番北に位置する西明寺。遠いところから順に回り、1番インターに近い金剛輪寺は最後に。 気のせいか、昼近くなって訪れた西明寺は、心なし俗、と言っては失礼ですが、人間の香りをより感じるような。 こんな手入れのよく行き届いた植え込みを行くと、 庭園の入り口...
「友だちと湖東三山に行くよ」と行った時、夫は山登りでもすると思ったのか、不安そうな顔をした。 「山と言っても、登山じゃないから。紅葉を見に行くだけ」 「そうか、それならよかった」 友人の車で8時半に出発。 ETC専用の「湖東三山IC」が出来て、便利になったと言う。 三つの寺...
昨日は朝から天気予報通りの雨、 予報を見ても、14時過ぎまでは傘マークだ。 県図書館で研修会がある。 とは言っても、出席するだけの気楽な身分、 選択肢はいくつかあった。 1 出席を止める。 2 バスで行く(往復バス料金¥1420) 3 歩いていく(片道10キロ) うーむ。ど...
朝7時に出発し、高速と国道を乗り継いで、お茶休憩、ランチ休憩しながら、その目的地にたどり着いたのは午後2時。 学生時代の貧乏旅行とは違い、ワイドビューや温泉旅館に泊まっての安曇野も魅力だったけど、体力と若さがなければ出来ない車旅、楽しませてくれた旅友には本当に感謝です。 も...
さて、今回の安曇野は旅友の運転で車旅。 私は運転出来ないため、行き帰りの交通は100%お任せに。半端ない距離をひとりで運転してくれた旅友に感謝です。 朝7時に出発したので、9時にお茶休憩に。 岐阜県本巣市から中津川市に距離を伸ばして、快調です。 モッキングバードだったか、ハ...
安曇野は憧れの地だった。 殆ど忘れてしまっていたのに、旅友に誘われ、大王ワサビ農場に行くことになったのは1週間前。 実はワサビ畑には苦い思い出がある。 友人とふたり、大学の夏休みを利用して訪れた信州は、清らかな山の湧水に育まれているというワサビ畑も、目的のひとつだった。 汗...
20数年前、連絡も雑談も電話が主流だった頃、 児童文学の師に言われたこと。 「腹の立つことがあっても、少なくとも1週間か10日は考えてごらん。それでも考えが変わらなければ反論を聞くよ。」 あるいは、 「読書感想文を書かせるのは、出版社の商魂だよ。書くという行為は、そこで成長...
決して多忙ではない、のに 10月は落ち着かない月だった。 夏から一気に晩秋のような寒さ、 それだけでも季節性のウツになりそう。 怠け者の私は、手帳に予定が入るだけで落ち着かないのだ。 県図書館のパソコン音訳講習会(毎週水曜・2時間) 孫守り(お嫁さんの保育士単位取得試験のた...
前回(9月末)の池田山行があまりにも大変だったので腰がひけていたが、何も知らない夫は無邪気に「いつ行く?」と言う。 11月初旬は旅行の予定もあるので、今日行くことに。 大丈夫かなあ。 夫は道を知らないし、お互い登山初心者同士。 頂上は目指さず、池田の森のハングライダー飛行地...
らじおらじるで「山カフェ」という番組を初めて聞いた。 眠れぬ夜のラジオだ。 ご自身も山が好きな石丸謙二郎さんが紹介した『エマおばあちゃん、山をいく』、 67歳の女性が子育てを終えてからアパラチアントレイルに初挑戦、見事踏破した絵本だという。 アパラチアン・トレイル、全長34...
10月16日、TOHOシネマズにて。 以前観た『ハチドリ』も地味な韓国映画だった。 韓流にハマっているわけではないし、恋愛映画でもないけれど、この手の映画は気になってスルー出来ない。 『ハチドリ』の主人公は確か82年生まれ、 ほぼキム・ジヨンと同じ世代だ。 作者も監督も違う...
地元の人でないと分かりにくいと思うが、 ここから谷汲まではちょっとある。 Googleマップで見ると、徒歩3時間。 マップで3時間ということは、わたしなら4時間かかる。 でも舗装路だし、4時間なら十分行ける距離だ。 実際、長男もボーイスカウトでは谷汲まで歩いて、除夜の鐘を撞...
時間がなければ、効率的な利用法を考えると思う。 逆に時間が有り余っていれば、際限なく受け入れてしまう。 取り敢えず、予定が全部埋まれば嬉しいとか。 1週間前。 わざわざ原稿を受け取るためにだけ、県図書館へ。 自転車で往復2時間。 池田山往復に7時間かかったことを思えば軽いも...
今月の読書会のテーマ本は『天気の子』 え? 映画じゃなくて? 新海誠監督は作品を同時進行で小説化する。 『君の名は。』で一躍売れっ子になり、私もそれで新海作品を知り、彼の作品は手に入る限り観た。 DVDで、だけど。 ことの外、気になったのは『言の葉の庭』 雨の東京、新宿御苑...
一昨日の池田山登山で体を酷使したので、当然その見返りはあると思ったけれど、昨日よりも酷くなった筋肉痛。 もう、どんなふうに動いても痛い。 朝ウォーキングもエクササイズも平常に戻した。 筋肉痛は嵐のようなものだから、過ぎ去るのを待つしか打つ手はないものね。 図書館に行って、読...
9/29 pm5:00 ただいま〜 と、帰るなり夫が「どうだった?」と聞く。 やっぱり気にしていたのかな。 この日は、友人と一緒に池田山に登ると言ってあった。 最初に声をかけたのは夫だけど、道に自信がない、体力的にも不安だと、返事を渋ったのだ。 友だちと登るからと告げたとき...
やっと読了。 まさかこんな長編だったとは。 読書会の助言者さんのお勧め本、知らせを受け、図書館のカウンターでこの分厚さを知ったとき、正直引いた。 それでも読み始めると面白くて。 乃南アサさんの『チーム・オベリベリ』 オベリベリとは今の帯広のこと。 北海道開拓の話は「知ってい...
名作の誉れ高い小説なのに、縁なくこの歳になってしまった。 なんとなく敬遠してしまうのは、そのタイトル(「高慢と偏見」)からくる偏見か。 55円のレンタルDVDでやっとその内容を知った。 キーラ・ナイトレイ主演の2005年作品。 この古き良き時代のイギリスの田園風景、人々の生...
今年の1月、『男と女Ⅲ 人生最良の日々』を観て、 あの大好きなアヌーク・エーメの現在の姿を知ることが出来た。 美しさは変わらず、年輪だけを刻んでいた。 『男と女』は1966年の作だという。 タイトルにおじけて、中高生の身分ではさすがに映画は観ていない。 ダバダバダ〜の音楽だ...
メメントとは、思い出せとか、忘れるなという意味らしい。 「メメント・モリ」 死を忘れるな このタイトルも、そんな意味合いか。 20年も前に作られた映画なのに、 しかも何度も観賞しているはずなのに、 やっぱり観るたびにハラハラ それほどよく出来た映画だ。 超難解映画とも言われ...
本当に思いつきだった。 コロナの縛りも少し解けて、電車に乗って出かけたくなってきた。 かねてから行きたいと思っていた滋賀県米原市の青岸寺。 朝ウォーキングとエクササイズを済ませてから、夫にふと聞いた。 「これから米原まで行こうとおもうのだけれど、普通に行っては面白くないから...
借りてきたDVDがあまりにも新しいのて、思わず写真を。 2年前に映画館で観ている。 ミニシアター系なのか県内に上映館がなかったので、名古屋まで出かけた。 首都圏に住む友人のお勧めだが、正直、そこまでして観る映画なのかはよくわからなかった。 映画自体よりも、ひとりで名古屋まで...
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