木のモノづくりと広葉樹資源の行方
昨年のことではあるが、製品の材料である幅ハギ板(幅の狭い材を何枚か並べて接着して、大きな1枚の板にしたもの)の中身が変わってきたと感じた。今までは3枚ハギから4枚ハギだったものが、4枚ハギから5枚ハギ、果ては6枚ハギまで登場してきたのだ。加えて材の見た目もかなり悪い。まあ天然木とはそういうものだけど。 話によると、良質で幅の広い材が手に入りにくくなってきたとか。なんと。針葉樹資源は(山には)吐いて捨てるほどあるのに、広葉樹資源はピンチなのか?木のモノづくりに携わる者として、そして林業の世界に携わってきた者として、広葉樹資源の行方は気になるところだ。 日本の森林に関するデータは、針葉樹に関しては…
2021/04/22 20:31