海の"貧"栄養化とは?
近年、魚が獲れなくなったという話はしばしば聞く話です。 この原因は、海水温上昇とか乱獲などが原因だと推測されてますが、瀬戸内海や東京湾、伊勢湾などの閉鎖性水域においては海水の「貧栄養化」にあるのではないかという説があるのだそうです。 海の「富栄養化」という言葉は聞いたことがありますが、「貧栄養化」という言葉は私にとっては初耳です。 「富栄養化」とは、水中に溶けている栄養塩(窒素、リン等)が多すぎる状態のことだそうで、日本では高度成長期に、栄養塩を多く含んだ工場排水や生活排水が大量に流れ込み、赤潮の発生などの海洋汚染がすすみましたね。 下水施設の高度処理化等の対策がすすんだ結果起きてきたのが「富栄養化」の反対の「貧栄養化」なのだそうです。 「貧栄養化」は水中に溶けている栄養塩(窒素、リン等)が少なすぎるため...海の"貧"栄養化とは?
2025/03/29 09:40