『百年の子』古内一絵|小学館の矜持
『百年の子』古内一絵 小学館 2023.9.25読了 この本の出版元である小学館を舞台にした100年に渡る大河小説である。書き下ろし作品だしなんとなく小学館なんだろうなという予想はしていが、猫型ロボットに触れられている箇所で「あぁ、やっぱり小学館だ!」となる。しかしドラさんというよりも、この作品は『小学一年生』などの学年誌を扱う編集部が舞台だ。そういえば確かに学年別になってるそんな雑誌あったよな~と思い出した。紙の本や雑誌やらは減る一方、どうやら小学校一年生の雑誌だけは今も残っているらしい。 明日花(あすか)は若い女性をターゲットにしたファッション誌「ブリリアント」の編集部にいたが、「学年誌創…
2023/09/29 08:10