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モウズイカの裏庭2 https://blog.goo.ne.jp/mouura2

数年前から主に東北の山歩きをしています。ピークハンターではなく、花や景色をじっくり愉しむタイプの山歩きです。

モウズイカ
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2020/02/08

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  • 神無月にかこまれて(2024年10月中旬のモ庭)

    園芸から足を洗って十年近くなる。草毟り以外は何もしなくなった荒れ庭だが、今年の秋はいつもと違う。何故か花が多いような気がする。10月12日、買い物から自宅に戻ったら、玄関アプローチに植わった赤いものに目が留まった。樹木の方はウメモドキ。こちらは彼岸頃から実が色づいている。その前に立っている紅色の草はペンステモン‘ハスカーレッド’。正式な学名はPenstemondigitalis'HuskerRed'1990年代の初めころ、園芸づいたばかりの頃に入手したオオバコ科(かつてはゴマノハグサ科)の宿根草だ。初夏に地味なピンクの花を咲かせ、葉は常緑だが秋以降、冬にかけてこのように紅葉する。そして春になると緑色(赤味を帯びた黒緑)に戻る。実に不思議な性質の宿根草だ。ウメモドキ庭の奥の方に行くと、黄色い穂花が咲いていた...神無月にかこまれて(2024年10月中旬のモ庭)

  • 2024年10月5日、大場谷地の草紅葉

    (本頁は「秋田駒ヶ岳はガス紅葉だった。」の続きである。)10月5日は(ガスで景色がさっぱり見えなかったため)秋田駒ヶ岳を昼前に下山した。その後、時間が余ったので、北側、八幡平地区にある大場谷地湿原まで行ってみた。ここは昔、人食い熊が出たため、七年前から立入禁止だったが、今年の春に通りかかったら何故か立ち入り出来るようになっていた(春の様子はこちら)。今の季節は花が終わり、優しい色合いの草紅葉に覆われていた。湿原周囲の低木ではオオカメノキの紅葉が始まっていた。木道の近くの低木には薄青色の実が付いていた。サワフタギの実だった。以前、秋に来た時も見ているが、その時はあまり多いとは感じなかった。今回は凄く多かった。それも半端でない量なので驚いた。この湿原の入り口付近はサワフタギの大群生地だったのだ。この実は落下し...2024年10月5日、大場谷地の草紅葉

  • カテゴリー「秋田駒ヶ岳」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目を越すと、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「秋田駒ヶ岳」の目次

  • 2024年10月5日、秋田駒ヶ岳はガス紅葉だった。

    10月になり、高山では紅葉が始まっているようだ。ところが10月2日以降、秋田の天気は雨続き。10月5日は晴れそうとの予報だった。栗駒と秋田駒のどちらにしようか迷ったが、今まで紅葉を見た回数が少ない後者に行くことにした。アルパこまくさで6月31分始発の登山バスを待つ。この日は6時前から長蛇の列が出来ており、最終的には100人を超えるほどの列になった。それでも大型バスが一台増便され、全員乗れたようだ。この日の駒ヶ岳は予報では晴れなのに中腹から上は厚い雲に包まれていた。八合目登山口に着いたら、ご覧の通り、ガスで景色は何も見えなかった。それでも晴れるだろうと期待しつつ、登山者が駆け上って行く。片倉岳展望台に着いたが何も見えなかった。しかし樹木はよく紅葉していた。近場のものだけだが、紅葉写真を一応並べてみる。阿弥陀...2024年10月5日、秋田駒ヶ岳はガス紅葉だった。

  • カテゴリー「鳥海山/鉾立・秋」の目次

    鳥海山には複数の登山ルートがある。本カテゴリーでは秋田県側、にかほ市の鉾立を起点に登った記録(時期は九月~十月)を扱っている。(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)密命を帯びて秋の鳥海山へ。(2015年10月18日)紅葉と初冠雪の鳥海山へ。(2017年10月5日)鳥海山稜線の草紅葉。(2020年10月2日)New2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・後編New2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・中編New2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・前編鳥海山草紅葉紀行・前編(2022年9月29日)鳥海山の紅葉はどうだろう。(2014年9月27日)鳥の海は干上がるのか。番外編(2023年9月8日)鳥の海は干上がるのか。2(2023年9月8日)鳥の海は干上がるのか。1(2023年9...カテゴリー「鳥海山/鉾立・秋」の目次

  • 2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・後編

    (本頁は「鳥海山草紅葉紀行・中編」の続きである。)御浜から先は扇子森に登ることにした。御浜から見下ろした鳥海湖と鍋森。その先は雲が湧き出して来た。雲のかげに入って、景色が見えにくくなって来た。扇子森の山頂間近から稲倉岳を望む。扇子森の山頂間近から鳥海湖や鍋森、笙ヶ岳を見下ろす。鳥海湖と鍋森扇子森山頂で千畳ヶ原方面を眺めながら握り飯を食べる。千畳ヶ原千畳ヶ原はほどよく紅葉しているようだ。御田ヶ原から見た山頂部。御田ヶ原の構造土地帯チングルマの草紅葉。右上はハクサンイチゲ。チングルマの草紅葉。右上はチョウカイアザミ。御田ヶ原分岐から先は直進しないで右の道を下りて行く。道の両側はみごとな草紅葉。晴れたら行く手に鍋森が見えた。草紅葉の様子。振り返ると鳥海山本体が。ここから望む鳥海山は基盤が草紅葉になっているように...2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・後編

  • 2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・中編

    (本頁は「鳥海山草紅葉紀行・前編」の続きである。)長坂道T字分岐で出会った道を左折し、御浜へと向かう。少し登ると鳥海湖に向かう道が分岐する。鳥海山を望むと、下の方に鳥海湖が見え出して来る。右を見ると、鍋森が佇んでいる。後ろを振り返ると笙ヶ岳。手前には扇子森。左の小ピーク山頂には御浜神社。稜線を登り詰めた場所から望む鳥海山は素晴らしい。同一視野に鳥海湖が収まっている。鳥海山の山頂部をアップで。鳥海湖もアップで。ちょっと場所をずらして鳥海湖を見下ろす。手前の草紅葉は赤味が強いが、それはキンコウカが混じっているせいだろう。以下、長坂道の稜線上で見た草紅葉、残り花を列記する。手前の白っぽい枯れ花はイワショウブ。バックはチングルマの草紅葉。(右上)ハクサンフウロの草紅葉。このハクサンフウロは紅葉しながら咲いていた。...2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・中編

  • 2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・前編

    九月も末になり、北の方や高いところから紅葉の便りも届くようになった。鳥海山は何故か秋の樹木紅葉がパッとしない山だが、草紅葉は良さそうだ。紅葉する時期も少し違い、やや早いと聞く。今回はそれを確かめるべく、9月30日に入山した。この日の鳥海山は夜明け前、下界の象潟では全容を表していたのに鉾立に到着したら、山頂部は雲に包まれてしまった。朝6時頃、鉾立展望台から稲倉岳を望む。鉾立付近で見た草木の実や残り花(写真は下山時に撮った)ナナカマドの実ノコンギククロバナヒキオコシ(右上)マルバキンレイカ(実)タムシバの実ブナの実クサボタンの実(右上)マイヅルソウの実県境付近、白糸滝上部(標高約1350m)の樹木紅葉はまだこの程度だった。来し方を振り返ると、雲下ににかほ平野が浮き上がるように見えた。ウゴアザミの残り花(右上)...2024年9月30日、鳥海山草紅葉紀行・前編

  • カテゴリー「実家のこと」の目次

    (記事の配列は、珍しく年月日の順に並べ、降順とした。)New草刈り戦記・秋の陣(2024年9月19日、27日)New真夏の草刈り戦記(2024年8月17日)New夏の草刈り日記(2024年7月9日、13日)New今年二度目の草刈り(2024年6月4日)New実家メンテナンスとアーバンベア(2024年5月19日)横手実家での事始め(2024年4月10日)大寒の日、横手実家はいかに(2024年1月20日)2023年最後の実家メンテと鳥海山ほか(2023年11月21日)秋来りて実家の暴草はいかに。(2023年10月13日)猛烈な残暑の中で草刈り(2023年9月11日)草刈り画伯を巡る二話(2023年8月6日、15日)大雨後の草刈り。(2023年7月21,23日)漏水の顛末&今年初の草刈り。(2023年6月5,6...カテゴリー「実家のこと」の目次

  • 草刈り戦記・秋の陣(2024年9月19日、27日)

    秋になっても横手実家の草との闘いは続いております。今年も九月は暑く、草の生長は盛んでした。そのため一度の出陣では済まず、19日、27日と二度にわたる遠征となりました。9月19日の朝行ったら東の屋敷畑はこうでした。草丈は40~50センチ程度。思ったよりも伸びていないと感じたのはお盆の後に例の草刈り画伯が刈り取ってくれたおかげでしょう。19日、このエリアには手を出さず、後述のように他のエリア(家屋南側の坪庭や西の畑など)に集中しました。こちらは27日の朝の様子。東の屋敷畑には除草機が入っておりました。9月27日before27日は草刈り画伯が刈り残した道路側の部分を電動草刈機で刈り取りました。9月27日after9月19日の朝(右上)9月27日before道路と屋敷の間には側溝が走っております。夏場はこの側溝...草刈り戦記・秋の陣(2024年9月19日、27日)

  • 2024年9月24日、紅葉直前の秋田駒ヶ岳・後編

    (本頁は「紅葉直前の秋田駒ヶ岳・中編」の続きである。)浄土平で残り花を見た後は灌木帯の斜面を駆けのぼり、馬ノ背の稜線に辿り着く。目の前には馬蹄形カルデラ内の景色が広がる。ここからは女岳と男岳の間から田沢湖が見える。後ろを振り返ると、乳頭山や八幡平方面の山々、形を変えた男女岳(おなめだけ)が見えた。横岳の山頂を過ぎ、右側の大焼砂方面に少しだけ降下。道端の適当な石の上に腰かけ、昼飯とした。握り飯を頬張りながら見た景色。鳥海山カルデラ内の景色。中心に女岳。鳥海山と姿見ノ池を望む。(右上)コケモモの実昼飯の後は横岳山頂にまた戻り、そのまま山頂を通過し、焼森に向かった。焼森で見た花たち。シラタマノキオヤマソバの咲き残り(右上)タカネスミレの紅葉焼森山頂からの景色。男岳(左奥)と避難小屋、男女岳。北側、八幡平方面の眺...2024年9月24日、紅葉直前の秋田駒ヶ岳・後編

  • 2024年9月24日、紅葉直前の秋田駒ヶ岳・中編

    (本頁は「紅葉直前の秋田駒ヶ岳・前編」の続きである。)本編では男岳からの山岳展望と浄土平で見た残り花を扱ってみる。まずは南側の馬蹄形カルデラ内を眺めながら登って行く。登るにつれ、小岳やムーミン谷の谷底がよく見えるようになる。男岳山頂を見上げると、鳥海山も見えた。鳥海山をアップで。進行方向と反対側を振り向くと、岩手山は雲を被ってしまい、よく見えなかったが、男女岳(おなめだけ)は北側に富士山のような姿で聳えている。八幡平や乳頭山は男女岳のかげになり見えなかったが、津軽富士・岩木山はよく見えた。稜線を登り詰めると、行く手に男岳山頂。そして遠くに鳥海山が聳えていた。男岳山頂の男岳神社(右上)鳥居越しに鳥海山を望む。男岳山頂から鳥海山と田沢湖を同時に眺める。鳥海山を凝視したら、左側・白岩岳の奥に月山が見えた。月山を...2024年9月24日、紅葉直前の秋田駒ヶ岳・中編

  • 2024年9月24日、紅葉直前の秋田駒ヶ岳・前編

    9月24日は紅葉してたら儲けものと思い、秋田駒ヶ岳に行ってみた(かつては9月23日でもこのように紅葉していた)。既に登山バスの平日運行は終わっているが、何故か早朝、アルパこまくさ駐車場へと向かう。それは田沢湖を眺めるためだ。今日は珍しく鳥海山もうっすらと見えた。久々に幸先良好の気分。6時丁度に八合目駐車場に到着。クルマは十台程度だった。八合目から、秋田駒ヶ岳(主に男女岳(おなめだけ))を望む。なんだ。まだ全然紅くなってない。今年は紅葉が遅れているようだ。参考マップ6時半頃から登山開始。花はすっかり終わっていた。トリカブトとウメバチソウが少しだけ残っていた。オクトリカブト(右上)コウメバチソウ?紅葉も花も無かったが、稀に見る晴天なので山岳展望は素晴らしい。片倉岳を登るにつれ、徐々に北側の山々が見えて来る。ま...2024年9月24日、紅葉直前の秋田駒ヶ岳・前編

  • カテゴリー「男鹿半島8~10月」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「男鹿半島8~10月」の目次

  • 2024年9月16日、男鹿三山の東麓と寒風山

    (本頁は「快晴の男鹿三山・後編」の続きである。)男鹿三山を下山後はなまはげラインを北に走り、真山神社に向かった。途中、なまはげ大橋の手前で車を停め、歩いて橋を渡る。橋を渡った理由は男鹿三山や安全寺の棚田を眺めるためだ。橋の真ん中辺からの眺めは素晴らしい。ただし橋の上、なまはげラインは交通量が多い幹線道路なので、橋のど真ん中で撮影のため車を停めることは許されない。さいわい橋の手前や奥の農道脇には駐車スペースがあるので、いつもそこに車を停めて撮影ポイントまで歩くことにしている。男鹿三山や安全寺の集落をアップで。先ほどまでは毛無山とフタツアイ鞍部の間を行き来していた。棚田をアップで。反対側の景色も。奥に見えるのは日本海と白神山地の山なみ。男鹿三山と安全寺の棚田(縦構図)(右上)なまはげ大橋なまはげ大橋の近くにア...2024年9月16日、男鹿三山の東麓と寒風山

  • 2024年9月16日、快晴の男鹿三山・後編

    (本頁は「快晴の男鹿三山・前編」の続きである。)毛無山山頂部オオサクラソウ群生地から男鹿本山を望む。毛無山山頂部で見た草花。ミズヒキにキンミズヒキ、ツリフネソウの混生。ミズヒキにキンミズヒキ(右上)キツリフネツリフネソウミゾソバ(右上)タニソバオオアキノキリンソウだろうか。自衛隊道路から最高峰・本山(715m)を望む。同じ場所から北を望むと、白神山地越しに岩木山が見えた。本山山頂は自衛隊のレーダー基地になっているので立ち入り出来ない。今日は本山には登らず、真山への縦走路を途中のフタツアイまで歩いてみた。途中の杉林で見た草花。トチバニンジンの実が真っ赤になっていた。このように実の一部が黒くなるものは、想思子様人参(ソウシシヨウニンジン)と呼ぶそうだ。この杉林には山菜の「みず」も多い。初夏に地味な花が咲いてい...2024年9月16日、快晴の男鹿三山・後編

  • 2024年9月16日、快晴の男鹿三山・前編

    9月16日は環〇省から委託されている男鹿の植物パトロール当番で男鹿三山に出動した。この日は珍しく素晴らしい晴天だった。よって今回は途中の海岸風景から始めてみる。出戸浜手前(秋田市側)の駐車スペースから。男鹿三山寒風山鳥海山と洋上風力発電鵜ノ崎海岸に到着。洋上鳥海を望む。鵜ノ崎海岸鵜ノ崎海岸からこれから登る毛無山を望む。帆掛島付近から洋上鳥海を見たら、月山らしきものも見えた。後でこの日、月山に登られた御方とも連絡が取れ、この山は月山の支峰、姥ヶ岳と判明した。五社堂に至る999段の石段五社堂五社堂周辺で見た木の実や草花。ミヤマガマズミツリバナタムラソウ(右上)タムラソウにたかっていたのはオナガアゲハだった。ゴマナ毛無山山頂部にて。オオサクラソウ群生地(右上)オガアザミオガアザミは男鹿の固有種だが花はけっして奇...2024年9月16日、快晴の男鹿三山・前編

  • カテゴリー「ガーデニング/夏・秋」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「ガーデニング/夏・秋」の目次

  • 荒れ庭に小さい秋見つけた。(2024年9月20日~25日)

    園芸から足を洗って十年近くなる。草毟り以外は何もしなくなった荒れ庭だが、秋彼岸が近づくと、誰に言われなくても勝手に咲く花が有る。ヒガンバナだ。秋田は雪国なのでヒガンバナは野生していない。それでもこの花が好きだったので、確か家を建てた翌年、球根を買って庭に植えた。あれからもう30年近くなるだろうか。園芸植物の多くは絶えてしまったが、この花だけは逆に増えたような印象だ。植えた記憶はほとんどないが、今年は白花がいくつか咲いた。(右上)他にツルボも咲いていた。うちのミズヒキは紅穂の他に斑入りで白い穂花も有る。(右上)ハギは何故か白萩ばかりだ。数日したら、白花に接して普通種の紅も咲いた。よってこのように紅白の塊りになった。後で咲き出した別場所のヒガンバナ。(右上)キンミズヒキのようなソリダゴ・ファイヤーワークスと赤...荒れ庭に小さい秋見つけた。(2024年9月20日~25日)

  • カテゴリー「焼石岳/秋」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「焼石岳/秋」の目次

  • 2024年9月9日、焼石岳・後編

    (本頁は「2024年9月9日、焼石岳・前編」の続きである。)今回は銀明水に三時間近くかかって到着した。今年の初夏(こちら)に較べるとまた少し遅くなった。体力の衰えは否めない。銀明水の水場(右上)ダケカンバ銀明水のシンボル・ツリー、ダケカンバの大木を過ぎるとその先では高木はほとんど無くなる。低木林で見た木の実。オオカメノキクマノミズキシソ科のクロバナヒキオコシ。道は無いが、ちょっと沢筋に踏み込んでみたら、シソ科のミソガワソウが咲いていた。ミソガワソウゴマナやウゴアザミの花も凄かった。ゴマナゴマナウゴアザミ銀明水上部の急斜面は初夏に来ると雪に覆われているが、真夏以降は融けて湿原に変わっている。泥道で歩きにくく、いつも通過に難儀していたが、今回は木道が整備されていた。ありがとう。ミヤマキンポウゲの咲き残り(右上...2024年9月9日、焼石岳・後編

  • 2024年9月9日、焼石岳・前編

    (本頁は「焼石岳山麓、秋の野草」の続きである。)朝の中沼はよく凪いでいた。久々に鏡面の絶景を堪能した。湖岸を進むと沼の奥は湿原になっており、トリカブトが群生している。オクトリカブトしばし樹林の中を進むと、今度は上沼の湿原に到着。中沼から先、上沼や途中の湿原にはオニシオガマがとても多かった。穂花の長さは50センチ以上にも達する。草丈は別として、茎の太さや花の大きさでは国内最大のシオガマギクと思われる。セリ科の仲間はオオバセンキュウは終わり間近。代わって最盛期なのはミヤマセンキュウだった。オオバセンキュウ(右上)ミヤマセンキュウ上沼の先は渓谷状の登山路が続く。その終点付近で出会った。フキユキノシタだろうか。上沼の先の湿原で今度はミゾソバに遭遇。この花は低地に咲くものと勝手に思っていた。今回は標高1000m超の...2024年9月9日、焼石岳・前編

  • 焼石岳山麓、秋の野草(2024年9月9日)

    9月4日、栗駒山に登山したが、北隣の焼石岳の山なみが奇麗だった。こちらにも登ってみたいと9月9日に訪ねてみた。(下山後、横手市十文字町から見た焼石岳の山なみ)焼石岳は秋田側の東成瀬村からも登れるが、山頂までの距離が長い。また近頃はクマさんも怖いので、登山者が多い岩手県側、中沼から入るケースが圧倒的に多い。今回も中沼から入ろうと、県境(大森山トンネル)を越えた。胆沢橋を渡り、数分間走ると目の前に横岳が大きく見えて来る。(下山後に撮影した横岳。早朝は逆光で見えにくい。)その後はしばらく樹林で見通しの効かない山岳道路を走り、つぶ沼への分岐を過ぎ、谷子沢大橋に出ると、南側の景色がワーッと開ける。谷子沢大橋からの南側の眺め。左側に猿岩。右奥に栗駒山。4日に登ったばかりの栗駒山が朝日を受け、輝いて見えた。石渕トンネル...焼石岳山麓、秋の野草(2024年9月9日)

  • 月山の花図鑑(4)弥陀ヶ原の花

    (本頁は「月山の花図鑑(3)晩夏~秋の花、草紅葉編」の続きである。)弥陀ヶ原は羽黒コースの八合目付近に広がる高層湿原だ。湿原の標高は1400m~1500m。この湿原には、湿性植物以外に山頂部と共通の高山植物も多く生育している。そのため羽黒コースは歩き始めから高山のお花畑を歩いているような感じになる。弥陀ヶ原の池塘(バックは月山)。2016/07/23ミズバショウ2015/07/05(右上)イワイチョウ2015/07/05池塘の中に生えるのはミツガシワ、右下の白い穂はワタスゲ。2015/07/05ヨツバシオガマ2015/07/05(右上)トキソウ2015/07/05オオコメツツジ2016/07/23オゼコウホネはネムロコウホネの変種で柱頭盤が赤いのが特徴。尾瀬や月山のものが有名だが、その後、北海道や秋田県で...月山の花図鑑(4)弥陀ヶ原の花

  • 月山の花図鑑(3)晩夏~秋の花、草紅葉編

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「月山の花図鑑(2)盛夏編」の続きである。)年によって幅があるが、概ね八月お盆以降に盛りを迎える花たちと草紅葉を扱ってみた。もちろん種類によって、場所によって、ずれが生じることはどうか寛容頂きたい。月山の上の方は、お盆以降に来ても、ハクサンフウロやキク科の花が健在で、盛夏の頃とあまり変わらかった。違う点は、タテヤマウツボグサやリンドウ類のブルー系の色合いの花が混じる点だろうか。タテヤマウツボグサの大株2017/09/01タテヤマウツボグサ2017/09/01(右上)オニシオガマ2016/08/20オニシオガマは半寄生植物だが、丈は1m近くなるものも有る。山麓の沢筋や湧水地などに多いが、写真は金姥で見たもの。エゾシオガマ2016/0...月山の花図鑑(3)晩夏~秋の花、草紅葉編

  • カテゴリー「栗駒山」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「栗駒山」の目次

  • 2024年9月4日、快晴の栗駒山2

    (本頁は「2024年9月4日、快晴の栗駒山1」の続きである。)たっぷり三時間かかって山頂到着。今年の春(こちら)に較べるとまた少し遅くなった。体力の衰えは否めない。山頂標(岩手側から見た)(右上)宮城側から見た山頂標栗駒山の山頂標は立派だと思うが、何故か南(宮城)側が正面を向いて立っている。南(宮城)側を見下ろす。反対の北(岩手)側を振り返ったら、焼石岳の山なみの奥に尖がった山が見えた。これは岩手山だった。かつて東北地方の地図帳を開いて栗駒山山頂と岩手山山頂の間に定規を置いたら間に焼石岳の山頂部が掛かってしまった。このことから栗駒山から岩手山は焼石岳に隠れて見えないものだと私は推定していたが、或る方から稀に見えることがあるとも聞いた。今日はその稀な日だったのか。北西側を眺めたら、須川温泉や秋田側の景色が見...2024年9月4日、快晴の栗駒山2

  • 2024年9月4日、快晴の栗駒山1

    九月になり、晴天が続きそうな予感がしたので、栗駒山に行ってみた。この山は紅葉時期にはよく訪ねていたが、それ以外の季節はさっぱりだった。今回は紅葉の少し前の栗駒山の状況を報告して見る。秋田県湯沢市から入山、まずは早朝の須川湖。湖岸に聳えるのは栗駒山の西の支峰、秣岳(1424m)だ。今回は今年の春(こちら)同様、須川温泉から山頂まで産沼コースを往復しようと思う。須川温泉から登山開始。10分弱歩いたところの岩場から温泉を振り返る。今日は鳥海山が見えた。おいらん風呂とも呼ばれる蒸し風呂。下山時は女性が入湯?されていた。(右上)名残ヶ原が近づくと、散策道の脇から湯気が立ち昇っていて暖かかった。名残ヶ原と栗駒山を望む(下山時撮影)。賽ノ河原から剣岳を望む。栗駒山には花がさっぱり咲いてなかった。かわりに道端にはこのよう...2024年9月4日、快晴の栗駒山1

  • カテゴリー「秋田県南の低山」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「秋田県南の低山」の目次

  • 秋田県南の山々を眺める(2024年9月4日)

    9月4日は栗駒山に登山するため、朝早く横手実家の近くを通過した。横手市十文字町でちょうど日の出となった。東南東の方角に小さく、東山(とうざん)が見えた。このお山は東成瀬村の奥、岩手県境にある1117mの低山で、みつこぶらくだ、団子三兄弟のようなユニークな山容をしている。本頁の最後にまた出て来るのでどうか記憶しておいて欲しい。西の方角に鳥海山が見えた。今回見た鳥海山は残雪無しの真っ黒鳥海山だった。日の出の時、横手市十文字町から。日の出の少し後、横手市平鹿町と増田町境界付近から。参考マップ今回、栗駒山には東成瀬村経由ではなく、湯沢市の旧稲川町、旧皆瀬村経由で入山しようと思い、雄物川源流のひとつ皆瀬川の谷あいに沿って南下した。駒形町付近から南側の山々を望む。小安岳(1292m)、高松岳(1348m)、山伏岳(1...秋田県南の山々を眺める(2024年9月4日)

  • カテゴリー「海辺の花」の目次

    (記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)沖縄の海辺でアダン。(2009年11月14日)男鹿のシーサイドフラワー。(2009年9月上旬)竜飛崎でマツムシソウを見た。(2015年8月20日)New晩夏の深浦海岸(2014年8月18日)New三陸の海に遊ぶ(2016年8月7日)オホーツク挽歌・エゾキスゲ。(2007年7月7日)渚のバルコニー♪で見た花(2013年6月22日)New雨の深浦海岸・花紀行(2016年6月16日)初夏の深浦海岸と十二湖。(2015年6月中旬)深浦海岸のシーサイドフラワー。(2009年6月上中旬)男鹿の海辺と花(2022年6月13日)・・・・・・カテゴリー「男鹿半島6,7月」と共用。花の浮島、浅虫・湯の島へ。(2019年4月13日)・・・・・・カテゴリー「青森の山...カテゴリー「海辺の花」の目次

  • 男鹿のシーサイドフラワー。(2009年9月上旬)

    本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。(2020/04/19初回アップ)(2024/09/16二回目アップ)海岸の花風景を訪ねるのは8月で最後かな。あとは来年・・・なんて思っていたが、偶々、9月上旬にも訪ねる機会を得た。場所は男鹿半島の突端、入道崎。ここはある花を目当てに訪ねてみたが、予想通りいっぱい咲いていた。オガフウロだ。男鹿半島では、入道崎や男鹿水族館GAO付近の海岸、寒風山山頂付近などで、7月から10月頃までの長期間、咲いているが、花数が最も多くなるのは、たぶん今頃の時期だろう。パッと見には、高山性のハクサンフウロにそっくりだ。かと思うと、ハマフウロに含まれるとの見解もある。いったいどれが正しいものやら。追記。平凡社・日本の野生植物(改訂新版)によると、ハマフウロGer...男鹿のシーサイドフラワー。(2009年9月上旬)

  • 晩夏の入道崎と寒風山(2024年8月29日)

    (本頁は「男鹿毛無山の地味花」の続きである。)折角男鹿に来たのだから、毛無山を下山後は入道崎や寒風山にも立ち寄って帰ることにした。加茂青砂付近から毛無山を振り返る。男鹿半島の西海岸を走る県道59号線(男鹿半島線)は門前より先は毛無山や本山の山麓と言うよりも中腹(標高100m~200m)を走っている。したがって海岸道路と言うよりは山岳道路だ。そののり面にクサフジによく似たマメ科植物がびっしりと生えていた。クサフジにしては開花時期が遅い。小葉の数も10枚程度と少なかった。晩夏以降なのでツルフジバカマかなとも思ったが、花序が長く、花色は青みを帯びていた。ひとまずノハラクサフジとしてみたが、いかがなものだろうか。続いて一ノ目潟。二ノ目潟と戸賀湾。入道崎が近づくと、道の両側にはセンニンソウが多くなって来た。場所によ...晩夏の入道崎と寒風山(2024年8月29日)

  • 男鹿毛無山の地味花(2024年8月29日)

    今年の八月末は巨大台風10号がやって来たが、秋田にはほとんど影響が無かった。十日間ほど山に行ってなかったので、どこかへ行こうと思った。しかし高い山はちょっと不安が有った。そのため近場の低山、男鹿毛無山に行くことにした。鵜ノ崎海岸から毛無山を眺める。この日、鵜ノ崎海岸から微かだが鳥海山も見えた。五社堂に通じる999段の石段石段の手前の林はキツネノカミソリの群生地になっている。既に花は終わり近かった。キツネノカミソリの残花(右上)ツルボツルボは最盛期だった。台風のせいもあり、気温は30℃超。蒸し風呂の中を歩くような登山だった。おかげで五社堂に着いたら汗ぐっしょりだった。毛無山は花の種類が豊富な山だが、真夏に咲く花は少なかった。有っても地味な花ばかりだった。アキカラマツ(右上)セリモドキオトコエシ(右上)シラヤ...男鹿毛無山の地味花(2024年8月29日)

  • カテゴリー「八幡平」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年を越すと、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。とい...カテゴリー「八幡平」の目次

  • 八幡平の花図鑑6(初秋)

    (本頁は「花図鑑5(晩夏)」の続きである。)秋めいてくると、青や紫の花が多くなったように感じる。オクトリカブト2011/08/29ミソガワソウ2014/08/04(右上)アオモリアザミ(オオノアザミ)2015/08/05アザミの仲間は他にウゴアザミも見かけた。八幡平は湿原が多いせいか、ギボウシの紫もよく目にする。コバギウシ2014/09/03ハクサンシャジン2011/08/29(右上)サラシナショウマ2014/09/03エゾオヤマリンドウ2014/09/03エゾシオガマ2011/08/04(右上)シロバナトウウチソウ2011/08/29ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)2018/07/31(右上)サワギキョウ2015/09/05ウメバチソウの群生2014/09/03ノコンギク2015/09/05(右上)...八幡平の花図鑑6(初秋)

  • 2024年8月19日、秋田駒ヶ岳5(イワテシオガマと田沢湖)

    (本頁は「秋田駒ヶ岳4(大焼砂と焼森)」の続きである。)今回は秋田駒ヶ岳で珍草イワテシオガマを見た。この花は草姿がとてもユニークだ。羊歯に似た葉叢から、秋近くなると長さ1m前後の花茎を伸ばし、先端にピンクの花を咲かせる。イワテシオガマイワテシオガマイワテシオガマ(下山後撮影)イワテシオガマ手持ち図鑑によると、イワテシオガマは岩手や秋田の限られた山域に生育するとあった。個人的には以前、乳頭山の中腹数ヶ所で見ていたが、秋田駒ヶ岳では今回が初めてだった。場所は八合目登山口の少し手前の道路端で、早朝、登山前に見た。生育場所を知ったのは登山前日の18日。友人がfacebookに投稿していたのだ。近くで見た他の花も。オオノアザミ(アオモリアザミ)(右上)ハンゴンソウ下山後、八合目登山口付近から見た秋田駒。左が男女岳、...2024年8月19日、秋田駒ヶ岳5(イワテシオガマと田沢湖)

  • カテゴリー「田沢湖・角館」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「田沢湖・角館」の目次

  • 2024年8月19日、秋田駒ヶ岳4(大焼砂と焼森)

    (本頁は「秋田駒ヶ岳3(浄土平の花)」の続きである。)馬の背稜線に出た後は稜線を東に進み、横岳山頂(1583m)へ。山頂の分岐を右(南側)に進み、大焼砂へ下る。東や南側には雲が湧いて来た。横岳山頂から大焼砂を望む。初め低木林の間を歩くが、ほどなくしてコケモモやガンコウランなど矮性低木やハイマツの原に変わる。コケモモの若い実(右上)ハナイカリ男岳山頂で見たハナイカリにここでまた再会する。コウメバチソウ更に下ると、稜線はすっかり黒っぽい火山礫に覆われてしまう。樹木はほとんどなくなり、オヤマソバやタカネスミレなど限られた草だけが生えている。今、咲いてるのはオヤマソバ。更に下り、何も生えていないと思ったら、コマクサの残花が有った。7月12日来た時、コマクサの花は終わっていたのに、今回は何故だろう。残り花がいっぱい...2024年8月19日、秋田駒ヶ岳4(大焼砂と焼森)

  • 2024年8月19日、秋田駒ヶ岳3(浄土平の花)

    (本頁は「秋田駒ヶ岳2(男岳登頂)」の続きである。)男岳から下りた後は阿弥陀池の南岸を歩き、池の東端にある避難小屋に向かった。避難小屋から阿弥陀池と男岳を振り返る。避難小屋から男女岳(おなめだけ)を望む。男岳山頂から一緒に下りて来た若いご夫婦(どこの御方からはわからないが、北アルプスから秋田駒にやって来たと聞いた)とここで別れた。ご夫婦は男女岳に登って行ったが、私は右下の浄土平に下りた。浄土平は秋田駒では最も遅くまで雪が残る場所だ。そのため他の場所よりも遅れて花が咲く傾向がある。今回は何が咲き残っているだろう。浄土平を見下ろす。バックは乳頭山、大深岳など。以下、浄土平で見た花たちを列記してみる。ミヤマリンドウ(これは最盛期)夏の咲き残り花ふたつ。ウサギギク(右上)エゾツツジ(たぶん今年最後の花だろう)イワ...2024年8月19日、秋田駒ヶ岳3(浄土平の花)

  • 2024年8月19日、秋田駒ヶ岳2(男岳登頂)

    (本頁は「秋田駒ヶ岳1(新道コース)」の続きである。)男岳の山頂をめざす。初めは勾配が割と急だが、道の両側に花がいっぱい咲いてる。今回はヤマハハコやウゴアザミが多かった。ウゴアザミ越しに女岳、和賀山塊を望む。ある程度登ってから振り返ると阿弥陀池と岩手山が。北には男女岳(おなめだけ)が端正な姿で聳えている。進行方向に鳥海山が現れた。東側の景色を眺めながら山頂をめざす。北側から阿弥陀池や馬ノ背の稜線。左奥に岩手山。左から馬ノ背の稜線、横岳、大焼砂、小岳、ムーミン谷。小岳をアップで。左下の池は駒池。左から小岳、ムーミン谷、女岳。右奥に和賀山塊。南東方向に早池峰山(と薬師岳)。山頂に到着。男岳の山頂祠(右上)祠に生えていたコウメバチソウとハナイカリ男岳の山頂間近にはタテヤマウツボグサが生えている。花は終わる寸前だ...2024年8月19日、秋田駒ヶ岳2(男岳登頂)

  • 2024年8月19日、秋田駒ヶ岳1(新道コース)

    秋田駒ヶ岳に行くのは今年三回目だ。(下山後、山麓から見上げた秋田駒ヶ岳。)6月21日、7月12日に訪ねたおりは花がいっぱい咲き、晴れていたが、PM2.5のせいで景色はほとんど見えなかった(6月21日の記録⇒こちら、7月12日の記録⇒こちら)。今回はそのリベンジで訪れた。予報では久々に快晴とのことだったが、夜が明けたらなんたることか。どんより曇り空で秋田駒ヶ岳は裾野まで雲に包まれて何も見えなかった。途中のアルパこまくさから田沢湖を見下ろす。ところで今日から登山バスが運休なので自車で八合目に向かう。八合目が近づいたら、林の向こうが明るくなって来た。八合目は雲の上なので快晴になっていた。今日は眺めが好さそうだ。八合目の休憩所と男女岳(おなめだけ)を望む。今回のマップ6時から登山開始。新道コースを登る。徐々に高度...2024年8月19日、秋田駒ヶ岳1(新道コース)

  • カテゴリー「青森の山」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年を越すと、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。とい...カテゴリー「青森の山」の目次

  • 東北の山を眺める6/津軽の名峰・岩木山

    (本頁は「全国山の日協議会」への投稿文「東北の山を眺める(#6)/津軽の名峰・岩木山」の原本です。)鳥海山、岩手山の次はどの山にしようか迷いました。高さの順から行くと吾妻山か月山でしょうか。しかし前者は下界(福島市や米沢市)から眺めた姿はつかみどころがない感じです。月山は山形盆地や新庄盆地から見た茫漠とした姿が個人的には好きなのですが、いかんせん手持ち写真がほとんどありません。三座目はグンと標高を落としますが、青森の岩木山にしようと思います。岩木山はどこから眺めた姿が一番良いのでしょうか。かつて勤め人時代、私は出張で秋田市から青森市に行くことが何度もありましたが、岩木山と言えば、途中の弘前市付近から見た姿ばかりでした。その標高は1625mと低いのですが、麓の弘前市中心部付近の標高は30m前後と低いので、ほ...東北の山を眺める6/津軽の名峰・岩木山

  • カテゴリー「鳥海山/南面」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「鳥海山/南面」の目次

  • 2008年8月12日、鳥海山花紀行・後編

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「2008年8月12日、鳥海山花紀行・中編」の続きである。)ふだん運動してないものだから、吃驚した足は途中で何十度となく止まったものの、いよいよ心臓も止まるかと思う頃、やっと河原宿に到着した。ガイドブックでは1.5時間とあったが(´π`;)ワタシはたっぷり3時間かかった。風に揺らぐ花を200枚以上も撮影しながらの登山とはいえ、体力の衰えはいかんともしがたい。それでもここまで来れたのは、あのご老人の「(´π`)♪・・・河原宿は今日あたりが最高に花盛りだろう。あそこのニッコウキスゲは凄い!」の話があったからこそ・・・。バックの雪渓は「心字雪渓」と呼ばれる。なのに、うぅぅぅぅ(;゚Д゚)なんじゃ。こりは!河原宿にはササしか生えてないじゃ...2008年8月12日、鳥海山花紀行・後編

  • 2008年8月12日、鳥海山花紀行・中編

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「2008年8月12日、鳥海山花紀行・前編」の続きである。)花紀行と銘打ったのに、地味な花や名前のわからないものばかり続いてしまった。そろそろちゃんとした(?)花に行ってみる。まずはよく目立つ黄色のキク科トウゲブキ。葉はフキのようだが、フキPetasitesの仲間ではない。ツワブキFarfugiumとも違う。マルバダケブキやオタカラコウと同じメタカラコウ属Ligulariaだ。東北では月山より北の高山、亜高山帯で見られる。更に北海道から千島、サハリンに分布するとも聞く。花は残念ながら終盤モードだ。もう少し早く来てたら、此処は黄色の帯に見えたかもしれない。続いてハクサンシャジン。此方はちょうど盛りと言ったところか。タカネツリガネニン...2008年8月12日、鳥海山花紀行・中編

  • 2008年8月12日、鳥海山花紀行・前編

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「浄土平&怪人はまうつぼさんとの邂逅(2008年8月10日)」の続きである。)今年(2008年)の夏休みは、蔵王や裏磐梯、吾妻山など南東北の有名な山や観光地を訪ねているが、花にはあまり会えていない。クルマで単に通り過ぎただけで、自らの脚で汗して登ったわけでもない。この一連の小旅行の帰り道、鶴岡や酒田あたりで鳥海山がとてもキレイに見えた。12日の早朝には南側の登山口、滝の小屋をめざしていた。滝の小屋駐車場下のニッコウキスゲ群生今日は晴れているが、一昨日(8月10日)のように澄み切った晴天とは言えない。だが登山して花を愉しむには十分だろう。問題なのは(-_-;)自らの気力と体力。酒田市升田地区から望む鳥海山何故なら私は1994年8月を...2008年8月12日、鳥海山花紀行・前編

  • 真夏の草刈り戦記(2024年8月17日)

    今年もお盆がやって来ました。ここ数年、この季節になるととても憂鬱な気分になります。それは横手実家(空き家)に生えて来る夏草との闘いがあるからです。お盆前にやっておこうと思いましたが、いろいろ野暮用が有って出かけられません。13日には台風5号が秋田を直撃しました。17日になり、やっと出動できることになりました。17日の朝、横手(十文字町)に着いたら、久しぶりに鳥海山が見えました。真夏になると当然でしょうが、鳥海山も黒くなるんですね。ところで今年のお盆、実家のある横手市十文字町ではこんな事件がありました。以下は購読している地元紙の切り抜きです。横手市十文字町はクマ王国秋田にありながらクマがほとんど居ない、滅多に目撃されないという特殊なエリアでした。それはたぶん日本一広い盆地、横手盆地のど真ん中にあり、水田と住...真夏の草刈り戦記(2024年8月17日)

  • カテゴリー「月山/羽黒口」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「月山/羽黒口」の目次

  • 2024年8月9日、羽黒口からの月山3

    (本頁は「・・・羽黒口からの月山2」の続きである。)手持ちの月山登山マップ(昭文社・山と高原地図)を見ると、八合目から月山山頂までの所要時間は約3時間と記載されていたが私は今回、約4時間かかって9時頃に山頂付近に至った。元々足が遅いうえに花の撮影でどうしてもこうなってしまう。その後、昼飯時間も入れて11時近くまで山頂部のあちこちの花を見て回った。山頂部は広く平らで花の種類、数も多いのでここでも時間を食ってしまう。北側から霧の山頂部を望む。(右上)チングルマの花は終わり、実に変化中。アオノツガザクラの咲き残りウズラバハクサンチドリの咲き残り(右上)ハクサンボウフウ一時だが、霧が少し晴れて月見ヶ原が見渡せた。手前の白花はハクサンボウフウ。エゾシオガマ山頂部にもハクサンフウロが多い。ミヤマキンポウゲが混生。ミヤ...2024年8月9日、羽黒口からの月山3

  • 2024年8月9日、羽黒口からの月山2

    (本頁は「・・・羽黒口からの月山1」の続きである。)八合目から一時間以上登り、一の岳の脇を過ぎると霧が立ち込めて来た。新たに出て来た花はハクサンイチゲ(咲き残り?)とトウゲブキだった。ハクサンイチゲ(右上)トウゲブキトウゲブキは日本アルプスには無く、月山あたりより北の東北地方高山や北海道に現れる。分布の南限とも言える月山でこの花はハクサンフウロやハクサンイチゲと混生しているのが特徴的だ。花の密度が高くなって来たと思ったら、仏生池に到着した。ここまで来るのに優に二時間かかっている。花が多くなって撮影のため立ち止まることが多くなった。トウゲブキの多いエリアその向かいはハクサンイチゲやハクサンシャジンがびっしりだった。仏生池の前にはドッキリするほど鮮やかな色の衣装を付けたお地蔵様と風車が。ここで一旦、修験者の一...2024年8月9日、羽黒口からの月山2

  • 2024年8月9日、羽黒口からの月山1

    月山にはこのところ南側の姥沢からの入山が多かったが、今回は北側の羽黒山側から入ってみた。このルートを歩くのは約七年ぶりか(前回はこちら)。暑い時期なので早い時間帯に登山を済ませようと思い、今回は秋田市自宅を午前2時に出発した。しかし月山は遠いものだ。羽黒口八合目駐車場への到着は約三時間後の午前4時50分だった。それでも朝早いので駐車場はガラガラ、十数台しか停まってなかった。羽黒口八合目駐車場の様子5時10分頃、登山開始。登山道は初めは弥陀ヶ原湿原の中を通る。湿原には花がほとんど無かった。南側に小さく見える月山は山頂部に雲がかかっていた。北側には池塘越しに鳥海山がかすんで見えた。無量坂の緩い坂道を登り、振り返ると鳥海山が浮き上がって見えた。湿原から無量坂にかけて、花は思ったよりも少なかった。コバギボウシ(右...2024年8月9日、羽黒口からの月山1

  • カテゴリー「南東北・関東」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて何年か経つと、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。とい...カテゴリー「南東北・関東」の目次

  • 浄土平&怪人はまうつぼさんとの邂逅(2008年8月10日)

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「感傷の裏磐梯高原」の続きである。)昼飯は国道115号線沿いのコンビニで済ませ、その後、磐梯吾妻スカイラインを走って福島市に向かう。スカイライン(通行料1570円)はあいにく霧に包まれ、景色はほとんど見えなかったが、浄土平(駐車料420円)に着いたら、ホンの一時だが青空を見た。霧の中からニュッと荒くれ坊主のような姿をあらわしたのは、一切経山(1949m)。浄土平の木道を少しだけ散策してみる。屁くさいところに付き物のヤマタヌキラン苔や地衣類は多かったが、花はさっぱりだった。廻りの風景を眺める。東吾妻山だろうか。こちらは吾妻小富士。吾妻小富士には多くの人が登っていたが、私は以前登っていたし、今日は時間が無いのでパスした。この小旅行、園...浄土平&怪人はまうつぼさんとの邂逅(2008年8月10日)

  • 感傷の裏磐梯高原(2008年8月10日)

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「久しぶりの山形と上杉鷹山公」の続きである。)上杉鷹山公や直江兼続、お猿さんに別れを告げ、白布峠(約1400m)を越えたら、そこは福島県だった。西に望む高い山々は飯豊連峰か。福島県側の峠道は思ったよりも短く、あっという間に裏磐梯・桧原湖(湖面標高約820m)のほとりに到着した。桧原湖はわざと人気(ひとけ)の少ない西岸を廻り、裏磐梯高原駅へ。磐梯山の峨峨たる山容は雲に包まれ、見えなくなってしまったが、ここを基点に五色沼を散歩してみる。最初は柳沼。続いて青沼。その後はるり沼、弁天沼で折り返す。こういう地味な草はおそらく誰も写さんだろな。ミクリ(右上)ドクゼリミツバ(右上)オオウバユリ沼も良いが、森林も素晴らしい。此処にはいろんな種類の...感傷の裏磐梯高原(2008年8月10日)

  • 久しぶりの山形と上杉鷹山公(2008年8月9,10日)

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「初めての蔵王御釜」の続きである。)蔵王を越えて山形県に入り、下界の水風景を。何が釣れるんだろう。ここは南陽市赤湯地区、白竜湖だ。バックの山の斜面はブドウ畑に覆われていた。私が学生してた頃(昭和50年前後)、此処は湿原植物の宝庫と言われていた。残念ながら今回は珍しい植物には全く出会えなかった。話は変わるが、この後、私はガソリンスタンドを探して置賜盆地の中を少し彷徨った。当時はガソリンの値段が異常に高騰しており、少しでも安いところをと探し回った。結局見つからず仕方なく入れたら、税抜きで185円/リットルだったと記憶している。これはそれまでに私が払ったガソリン価格としては最高値だった。当時、秋田では170円台だったはず。後でこのことを...久しぶりの山形と上杉鷹山公(2008年8月9,10日)

  • 初めての蔵王御釜(2008年8月9日)

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)昨年(2007年)の夏は北海道道東(こちら)や信州霧が峰(こちら)などと、出不精引きこもりの私には珍しく遠出をしている。今年の夏休みは貧乏(クルマ修理やガソリン高騰)なので、当初は実家以外、どこにも行かないつもりだった。が、それでは一週間にもわたる貴重な時間が勿体無いし、家族も( ̄も ̄;)ワタシも暑さで煮詰まってしまう。漠然と秋田より南、ただし涼しいところに金をかけないで行ってみようかと思い始めるが、そんなうまい話があるだろうか。休みが間近となった8月7日、いつもシゴトで使ってる安ビジネスホテルチェーンの空き状況をネットで確認してみる。すると米沢市のホテルだけ、ツインルームが空いていた。米沢にただ泊まってもつまらない。福島まで足を伸ばして...初めての蔵王御釜(2008年8月9日)

  • カテゴリー「鳥海山/鉾立・夏」の目次

    鳥海山には複数の登山ルートがある。本カテゴリーでは秋田県側、にかほ市の鉾立を起点に登った記録(時期は五月~八月)を扱っている。(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)久しぶりに鳥の海探訪。(2014年8月24日)晩夏の鳥海山・鳥の海編(2022年8月22日)晩夏の鳥海山には何が咲く。(2020年8月18日)猛暑日の鳥海山5(2023年8月9日)猛暑日の鳥海山4(2023年8月9日)猛暑日の鳥海山3(2023年8月9日)猛暑日の鳥海山2(2023年8月9日)猛暑日の鳥海山1(2023年8月9日)New2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山3New2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山2New2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山1真夏の鳥海山は花だらけ3(2022年...カテゴリー「鳥海山/鉾立・夏」の目次

  • 2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山3

    (本頁は「やっと梅雨明けした鳥海山2」の続きである。)扇子森の山頂直前で雲が割れ、一瞬だが鳥海山本体が見えた。山頂に到着したら、雲に包まれ、時間は午前10時ちょうど。少し早いが昼飯を食べながら、晴れ間を待つことにした。ところが残念、鳥海山は二度と現れなかった。イワオトギリ(右上)ヨツバシオガマヨツバシオガマは今まで通って来た場所では全て花が終わっていたが、御田ヶ原には咲き残りが有った。その後もちらほら見かけたが、雪消えの遅い場所では遅れて咲く傾向があった。また御田ヶ原にはごく少数だがチョウカイフスマが咲いていた。ハクサンボウフウ(右上)ウサギギクこの後は御田ヶ原分岐から、鳥の海分岐へと下って行く。行く手にはいつもなら丸い鍋森が見えるのだが、今回は雲に包まれて見えなかった。シロバナトウウチソウ(右上)ネバリ...2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山3

  • カテゴリー「街並みと建物」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「街並みと建物」の目次

  • 2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山2

    (本頁は「・・・やっと梅雨明けした鳥海山1」の続きである。)御浜には8時5分頃到着した。ここからは眼下に鳥海湖が望まれる。鳥海湖と鍋森の眺め。遠く月山。参考マップ今日はこの後すぐ稜線を10分程度、笙ヶ岳方面に移動した。四角い岩のある平らなピーク山頂は鳥海山と鳥海湖と重なって見える特異なポイントだ。鳥海山本体をアップで。鳥海山と鳥海湖の重なり。鳥海湖をアップで。今年は今のところ湖水が多かった。これは先月下旬の大雨の影響だろうか。笙ヶ岳方面を望む。この付近にはミヤマトウキやトウゲブキ、ニッコウキスゲ、ヨツバシオガマなどのお花畑が広がるが、後の方、二種は花が終わっていた。今年は花が少ないように感じるが、それは偶々なのか。それとも大雨の影響なのか。チョウカイフスマの花筵チョウカイフスマ(右上)ミヤマトウキ今一度、...2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山2

  • カテゴリー「男鹿半島6,7月」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「男鹿半島6,7月」の目次

  • 2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山1

    8月1日の夕方5時、(秋田市)自宅二階から鳥海山が見えた。8月1日、(秋田市)自宅二階から見えた鳥海山前回、鳥海山を見たのは6月27日だ(こちら参照)。ということは約35日ぶりの鳥海山になる。今年七月の秋田は天気が好くなかった。前半は雨ばかりだった。数少ない晴れの日は大陸からPM2.5が押し寄せ、景色はサッパリ見えなかった(こちら参照)。後半もほぼ毎日、雨ばかりで、特に24日、25日はひどかった。秋田市はなんとか免れたものの、県南部の由利本荘や横手湯沢、山形県北部の庄内、最上地方には線状降水帯がかかり、大規模な水害になった。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げる。その後も梅雨前線が停滞し、七月いっぱいはお日様を見なかった。明日(8月2日)はいよいよ梅雨明けとの予報。久しぶりの登山。秋田駒と鳥海山のどちらに...2024年8月2日、やっと梅雨明けした鳥海山1

  • ミルハスのほとりで蓮を見る。(2024年7月30日)

    これは秋田市千秋公園のお堀に咲くハスの花。今年七月の秋田はどうしたことだろう。中旬以降はずっと雨続きだ。特に7月24日と25日の秋田は由利本荘市や横手湯沢など県南地方で大雨になった(山形県庄内、最上地方でも大災害となった)。そのため24日以降は外出もままならない状況が続いている。約一週間後の30日は雨が止んだので、家内を誘って秋田市の街中に出てみた。最初に訪ねたのは千秋公園の大手門のお堀。此処はハスの名所だが、今年はお堀の中に浮橋スタイルの遊歩道が整備された(詳細は「街中で山の写真展を見た。」の前半参照)。今日はその浮橋を渡ってみようと思う。千秋公園の中土橋を歩く。行く手左奥の大きな建物はあきた芸術劇場ミルハス。右手のお堀はハスでびっしりと覆われている。お堀のハスは中土橋のベンチからもよく見える。新しく作...ミルハスのほとりで蓮を見る。(2024年7月30日)

  • 真夏の寒風山は意外に花が多かった。(2024年7月23日)

    (本頁は「真夏の男鹿毛無山と本山」の続きである。)7月23日、男鹿の本山を下りた後に同じく男鹿にある火山の寒風山(355m)に寄ってみた。このお山は山頂までクルマで行けるので、登山にはならない。中腹の草原をテキトーに散策するだけだが、今回はヤマユリがいっぱい咲いていた。ヤマユリ。バックは男鹿本山。ヤマユリヤマユリ。バックは寒風山山頂。(右上)オオナンバンギセルヤマユリを撮っていたら、足元にピンクの花がいっぱい転がっていた。これはオオナンバンギセル。ススキなどイネ科に寄生することが多い。今回、花をよく見ようと根元を掻き分けていたら、手指が血まみれになってしまった。ススキの葉で手指を切ってしまったのだ。今後この花を相手にするときは軍手をはめるようにしようと思う。このお山は昔から地元の方々が火入れや草刈りなど人...真夏の寒風山は意外に花が多かった。(2024年7月23日)

  • 真夏の男鹿毛無山と本山(2024年7月23日)

    秋田地方にはここしばらく梅雨前線が居座っている。そのため7月12日に秋田駒ヶ岳(こちら)に登って以来、どこにも行けないでいたが、23日は曇りの予報だったので、男鹿三山のうち毛無山と本山に行くことにした。初め門前から五社堂経由で毛無山に登り始めた。五社堂への登り(999段の石段)五社堂ところが今回は前日までの降雨で登山道が滑り、とても歩きにくい。しかも湿気が多く、蒸し風呂のようですっかり消耗してしまった。そのため一時間半くらい登ったところで止めて引き返すことにした。その間に見た花はとても少なかった。アマニュウだろうか。(右上)ニガクサかツルニガクサかと思うが、判別できず。ホタルサイコクルマユリヒヨドリバナ木の実やキノコは豊富だった。オオカメノキの実エゴノキの実ミツバウツギの実ツノハシバミの実(右上)ツリバナ...真夏の男鹿毛無山と本山(2024年7月23日)

  • 八幡平の花図鑑5(晩夏)

    (本頁は「花図鑑4(盛夏)」の続きである。)オオタカネバラは夏の八幡平を代表する花だが、生育地は限られている(黒谷地湿原が有名)。また開花時期も短いので、見逃すことの多い花だ。オオタカネバラ2019/07/20八幡平にはキンコウカも多い。あちこちの湿原に生育するが、大深湿原の群生はみごとだ。キンコウカ2018/07/31(右上)トウゲブキ2018/07/31サワラン2011/07/19(右上)ヤマトキソウ2018/07/31エゾツツジ2018/07/31エゾツツジは秋田駒ヶ岳には多いが、八幡平では非常に少ない。私自身は大深湿原で見たきり、湿原内の岩地に少しだけ生えていた。ゴヨウイチゴ2019/07/20(右上)ハチマンタイアザミ2011/07/19ハチマンタイアザミは八幡平の固有種。見返峠の下、アスピーテ...八幡平の花図鑑5(晩夏)

  • 見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)3

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「見ざる言わざる日光・・・2」の続きである。)18日は千手ヶ浜を訪ねてみた。あまりメジャーな場所ではないので、場所は次のマップを参照されたし。千手ヶ浜は中禅寺湖の西岸にあるが、湖岸を通るのは遊歩道のみ。自動車が走れる道路(日光市道1002号)は北側の戦場ヶ原から伸びている。ただしこの道路、一般車両は通行できない。戦場ヶ原赤沼の自然情報センターから出る低公害バスに乗って行くきまりだった。赤沼付近の景色バス下車後は外山沢川に沿って東に進る。千手ヶ浜から見た男体山と中禅寺湖千手ヶ浜付近はクリンソウの名所なのだが、まだ開花してなかったクリンソウのロゼット(右上)クリンソウの早咲き株フッキソウの群生フッキソウ(右上)マルバダケブキ。こちらの...見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)3

  • 見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)2

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「見ざる言わざる日光・・・1」の続きである。)中禅寺湖湖畔を南に散策してみた(17日夕方と18日早朝の二回、イタリア大使館別荘方面へ)。湖畔は桜の花が終わる頃だった。湖畔から望む男体山はとても端正な姿だ。二日目(18日)早朝の男体山と白根山日光白根山(2578m)こちらの山林にはツツジの仲間が多く咲いていた。シロヤシオ(ゴヨウツツジ)トウゴクミツバツツジ(右上)アズマシャクナゲアズマシャクナゲキバナウツギ湖畔の広葉樹は今が新緑の盛り、針葉樹とのコントラストも素晴らしかった。針葉樹はウラジロモミだろうか。戦場ヶ原には17日の昼過ぎと18日の朝の二回行っているが、本頁では17日の眺めを。奥日光北西側から。左は温泉ヶ岳(2333m)、右...見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)2

  • カテゴリー「岩手山と姫神山」の目次

    (記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)New東北の山を眺める5/岩手山を南と西から。New東北の山を眺める4/岩手山を東と北から。New岩手山・東南西北/締めは北からNew岩手山・東南西北/西からNew岩手山・東南西北/次は南からNew岩手山・東南西北/まずは東からmy絶景(7)山上から見た岩手山・・・「my絶景」と共用。冬の岩手山麓を彷徨う。(2016年12月19日)初冬に岩手山巡り。(2019年12月9日)山納めは岩手のお山で岩手山を眺める。(2021年11月20日)晩秋の姫神山と鞍掛山。(2020年11月17日)姫神山と鞍掛山/岩手山展望。(2018年11月3日)岩手山をあちこちから。(2020年9月22日)初秋の姫神山はどうなんだろう。(2022年9月10日)初秋の鞍掛山...カテゴリー「岩手山と姫神山」の目次

  • 見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)1

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)5月の中旬、栃木県日光に行って来た。何故この時期にしかも日光なのか。さいたま市大宮で社員の結婚式があったのだ。当然、自腹で秋田から出て行くわけだが、折角関東まで行ってそのまま帰ってくるのもつまらない。有休を使って家人も連れ、帰りにどこか寄って来ようと思いついたのが、日光だった。ここは有名な観光地だが、修学旅行も含め、今まで一度も行ったことはなかった。世界歴史遺産にも登録された徳川家の遺跡にはあまり興味はないのだが、その奥の自然景観はかねてより一度見たいと思っていた。なお状況が許すならば、かの地の植物も見てみたい。で降り立ったのがJR日光駅。お巡りさんの居るところって英語では「小判」なんだと初めて知る。すぐやって来たバスに飛び乗り、よく分か...見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)1

  • 東北の山を眺める5/岩手山を南と西から。

    (本頁は「全国山の日協議会」への投稿文「東北の山を眺める(#5)/岩手山を南と西から」の原本です。)(本頁は「東北の山を眺める/岩手山を東と北から」の続きである。)南から見た岩手山と言えばまずは県都盛岡の街中から見た姿からと思いましたが、手持ち写真が全く無いのです。理由は私が盛岡に住んでない、通過するだけの街だったからでしょう。かわりに同じような方角から見た写真二枚から始めます。滝沢市の柳沢(マップではA)から。山頂部の岩鷲の雪形が微かに見えます。同じく滝沢市の春子谷地湿原(マップではB)から。右(東)側は富士山型の山容なのに、左(西)側は深い谷を刻んだ山容の稜線が続いています。いわゆる『南部片富士』とはこの姿形を言うのかなと思います。フィールドガイド日本の火山4東北の火山(高橋正樹+小林哲夫・編、築地書...東北の山を眺める5/岩手山を南と西から。

  • 2024年7月12日、秋田駒ヶ岳の花(2)

    (本頁は「・・・秋田駒ヶ岳の花(1)」の続きである。)男岳分岐からムーミン谷に下りる道はとても急だ。いつも落石にヒヤヒヤする。女岳の姿は丸みを帯びて優しい。ムーミン谷に下りた場所で道が分岐している。女岳に登るには右の道を選び、男岳との鞍部まで少し登らなければならない。右側の男岳は峩々たる岩山に変わっていた。ここで参考マップ。秋田駒ヶ岳の山頂部は幾つかのピークに分かれている。最高峰は男女岳(おなめだけ)(1637m)、男岳は二番目に高く、1623m。三番目は横岳(1583m)、その次は焼森(約1550m)。女岳は1513mで高さでは五番目であることがわかった。鞍部近くから見た女岳。鞍部近くから見た男岳。こんな急な斜面を駆け下りて来る登山者が複数居たのには驚いた。行く手には昭和45年の噴火で流れた溶岩が。50...2024年7月12日、秋田駒ヶ岳の花(2)

  • カテゴリー「鳥海山逍遥」の目次

    (記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)鳥海山十二景(どれがお好み?)New東北の山を眺める3/秋田から見た鳥海山New東北の山を眺める2/山形から見た鳥海山New東北の山を眺める/まずは鳥海山・その1銀嶺・鳥海山(2023年12月6日)晩秋のNorthEast鳥海(2021年11月30日)晩秋、二度目の鳥海山逍遥と八塩山登山(2022年11月28日)・・・カテゴリー「東光山・八塩山」と共用。観るだけの鳥海山(2019年11月27日)2023年11月、鳥海山と他の山々晩秋の鳥海山逍遥と八塩山登山・前編(2022年11月12日)2022年新雪期の鳥海山逍遥(10月25,26日、11月1日)雪化粧の鳥海山逍遥。(2020年10月28日)もう紅くない鳥海山(2023年10月24日)紅い鳥...カテゴリー「鳥海山逍遥」の目次

  • 2024年7月12日、秋田駒ヶ岳の花(1)

    秋田駒ヶ岳には今年は6月21日に登っている(記録はこちら)。この日、花は多く咲いていたが、大陸からPM2.5が来襲したため、景色はサッパリだった。7月12日は予報では快晴だったので、前回見えなかった景色のリベンジで登ることにした。ところが早朝、秋田市から旧・協和町、旧・田沢湖町にかけて霧が立ち込めていた。秋田地方は7日以降、雨続きだったので、水蒸気のせいかなと思った。田沢湖町に入り、生保内のバイパスを走っていたら、霧の合間から駒ヶ岳の姿がちらと見えた。登山バスが発着するアルパこまくさの駐車場は田沢湖や鳥海山が眺められる場所だが今日はこんな感じだった。駒ヶ岳は再び雲の中に入ってしまったが、八合目のバス停に着いたら、また姿を現していた。八合目のバス停から秋田駒ヶ岳(男女岳と片倉岳)を望む。今日の秋田駒はまずは...2024年7月12日、秋田駒ヶ岳の花(1)

  • 月山の花図鑑(2)盛夏編

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)(本頁は「月山の花図鑑(1)初夏編」の続きである。)本頁では、年によって幅があるが、概ね七月下旬から八月中旬頃にかけて咲き出す花たちを扱ってみた。もちろん種類によって、場所によって、前後にずれが生じることはどうか寛容頂きたい。月山はシオガマギク属Pedicularisの仲間が多い山だ。初夏のミヤマシオガマに続き、盛夏にはヨツバシオガマが咲き出す。こちらは羽黒ルートならば八合目の弥陀ヶ原から山頂までほぼ切れ目なく咲いている。ヨツバシオガマの小群生(山頂部)2016/07/23ヨツバシオガマ2015/07/05(右上)ハクサンフウロ2014/08/02ハクサンフウロの小群生。2014/08/02あくまでも個人的な印象だが、月山の真夏のお花畑は...月山の花図鑑(2)盛夏編

  • 夏の草刈り日記(2024年7月9日、13日)

    夏が近づくと憂鬱になるのは(横手市十文字町にある)実家の草刈りです。6月4日はこうでした(詳細はこちら)。6月中、その後は実家に行っておりません。7月9日、横手市で古希の中学同級会が開催されました。序でなので実家にも寄ってみました。この日は前夜からの大雨で途中の大曲市内では道路が冠水しておりましたが、私が走る国道はナントカ大丈夫でした。次の写真二枚は土砂降りの中、傘を差しながら撮ったものですが・・・ご覧の通り、実家の屋敷は草茫々、場所によっては大人の背丈くらいまでに茂っておりました。夏草のつわものぶりを思い知りました。この場所の草刈りは今年から例の「草刈り画伯」に委ねておりますが、いったいどうしたことでしょう。草刈り画伯、昨夏の御姿(詳細はこちら)その後、横手市で開かれた同級会も何やら重たい気分のまま終わ...夏の草刈り日記(2024年7月9日、13日)

  • 初夏のにかほ鳥海(2024年6月27日)

    (本頁は「2024年6月27日、午後の鳥海山鉾立付近。」の続きである。)六月から十月までの夏場五ヶ月間は鳥海山を下界から見る機会がとても少なくなる。たとえ絶好の晴天日を選んで鳥海山に登山しても、昼近くなると必ず雲が湧いて来て、下山する頃には雲に包まれたり、霞んでしまい見えなくなることが多い。ところが今回(2024年6月27日)は山から下りた後(15時頃)も珍しく雲に包まれなかった。滅多にない機会なので山の姿を撮影しながら帰宅した。まずはにかほ市小滝付近のバス停跡地から。次いでにかほ市長岡付近から。話は脇道にそれるが、鳥海グリーンラインの(由利本荘市)桃野~谷地沢間には道路が鳥海山に向かって直線に走る区間が有る。ここから眺める鳥海山はみごとなので、地元でも割と有名な撮影スポットになっている。2025/05/...初夏のにかほ鳥海(2024年6月27日)

  • 2024年6月27日、午後の鳥海山鉾立付近。

    (本頁は「・・・間近から見た鳥海山。後編。」の続きである。)今朝の鳥海山は雲に包まれていた。そのため、鉾立から鳥海山は見えなかった。(朝6時半頃の鉾立展望台)歩き始めの登山道は日陰になっているので道端に咲いていた花もよく見えなかった。そのため登山し始めたばかりの時に見た花や景色は割愛させてもらった。ところが昼過ぎの帰り道では日が当たって花もよく見えたし、鳥海山本体もずっと現れていた。昼過ぎの鉾立付近の様子を少しだけ報告させて頂く。鉾立付近から見た奈曽渓谷と鳥海山。タニウツギの花がまだ残っていた。稲倉岳再び、奈曽渓谷と鳥海山。白糸の滝はほとんど見えなくなっていた。【鉾立付近で見た草木】マルバシモツケゴゼンタチバナシラネアオイミヤマカラマツ(右上)クルマユリの蕾二色のハナニガナ。ハナニガナは朝、花を閉じていた...2024年6月27日、午後の鳥海山鉾立付近。

  • 東北の山を眺める4/岩手山を東と北から。

    (本頁は「全国山の日協議会」への投稿文「東北の山を眺める(#4)/岩手山を東と北から」の原本です。)いきなりクイズで恐縮。この山は何山だと思いますか?答は岩手山(2038m)です。多くの皆さんがご記憶の岩手山と言えば、山の片側は綺麗な裾野を引くものの、反対側はゴツゴツした稜線が続く姿から、南部片富士とも呼ばれますが、それは南東にある盛岡市街地や北西にある八幡平から眺めた姿です。東から見た岩手山はこのように端正でコンパクトな富士山です。こうなると片富士ではなく両富士ですね。国内にある〇〇富士を名乗る山の中では最も奇麗な富士山型ではないかと私は思います。最初の写真は歌人石川啄木の出身地・澁民村(マップではA)から見たものです。今回は主に東と北側から岩手山を眺めてみようと思います。参考マップ岩手山は東に聳える姫...東北の山を眺める4/岩手山を東と北から。

  • 2024年6月27日、間近から仰ぐ鳥海山。後編。

    (本頁は「・・・間近から見た鳥海山。中編。」の続きである。)御浜は人が多いのでいつも足早に通り過ぎて、扇子森の山頂をめざす。行く途中に見た景色。左手にちらりと稲倉岳。右手には鳥海湖がずっと見えているので、何十枚と撮っている。代表として山頂近くから見たものを二枚だけ。左から鳥海湖、鍋森、笙ヶ岳の連なり。鳥海湖と鍋森扇子森山頂に到着。鳥海山本体が大きい。山頂のシンボル?岩のベッド。以前はここで昼寝している人をよく見た。自分もいつか・・・と思いつつ、果たせていない。山頂から笙ヶ岳を振り返る。左手前は鍋森。千畳ヶ原方面を眺める。こちらは終始、雲が湧いていた。今一度、鳥海山本体。外輪山の一部、文珠岳や伏拝岳の重なり。ミヤマウスユキソウがよく咲いていた。エーデルワイスの一種。鳥海山には少ないが、扇子森には比較的多い。...2024年6月27日、間近から仰ぐ鳥海山。後編。

  • 2024年6月27日、間近から仰ぐ鳥海山。中編。

    (本頁は「・・・間近から仰ぐ鳥海山。前編。」の続きである。)長坂道稜線ではニッコウキスゲが咲き出していた。一昨年は今まで見たことの無いような開花ラッシュだった(こちら)。その反動か昨年はほとんど無開花。今年はどうなるものか。ニッコウキスゲ(右上)コバイケイソウチョウカイフスマもホンの少しだが咲き出していた。チョウカイフスマ(右上)ウサギギク長坂道稜線の頂きが近づくと鳥海湖が見え出して来る。前回(6月12日)はまだ雪に埋もれていたが、今回は雪もほとんど融けて青くなっていた。これは本日の青空を素直に反映しているからだろう。この付近は鳥海山本体と鳥海湖の両方が一枚に収まる貴重なポイントだ。更に欲張って手前にハクサンイチゲの花叢も入れてみた。欲張りの縦構図(右上)ハクサンイチゲとチングルマハクサンイチゲを単独で。...2024年6月27日、間近から仰ぐ鳥海山。中編。

  • 2024年6月27日、間近から仰ぐ鳥海山。前編。

    鳥海山は6月12日に行ったばかりだ。この日は花はいっぱい咲いていたが、山頂部は変な雲や霞のようなものに包まれ、景色はさっぱり見えなかった(記録はこちら⇒前編後編)。27日は晴天との予報だった。当初、月山に行くつもりでいたが、リフトの運行状況を確認したら、なんと!!27日まで運行休止だった。仕方ないので鳥海山に再挑戦となった。ところがこの日の鳥海山は山頂部が雲に包まれていた。それでも登るうちに晴れて来るだろう。いや晴れてくれと念じつつ、鉾立まで上がった。鉾立展望台から、奈曽渓谷を望む。少しだけ歩いたら、一瞬だが雲の間から山頂部が見えた。もしかしたら山頂部はもう晴れていて、雲はそれより低い1500m付近にだけ滞留しているのかもしれないと思った。予想は当たった。県境を越えたら、空はすっかり青空になっていた。前回...2024年6月27日、間近から仰ぐ鳥海山。前編。

  • カテゴリー「野草/夏・秋」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「野草/夏・秋」の目次

  • 月山の花図鑑(1)初夏編

    (本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)東北には花の名山が多い。敢えて優劣をつけるならば、世界的にも他の山では見られない固有種が無茶苦茶多い点で、東の横綱は早池峰山だろう(後になり秋田駒ヶ岳を入れなかった点を反省)。対する西の横綱は、鳥海山か月山か迷ったが、個人的には月山とした。肘折温泉入り口付近から望んだ月山。2018/05/27理由は花の種類数、量がとにかく多い点。また(朝日飯豊のように)難儀しなくても、多くの花が見られる点も評価の重要な要素だ。いくら珍しい花が有ると言っても、一般登山道からはみ出した場所とか立入禁止エリアだとしたら、それは絵に描いた餅のようなものだ。本図鑑は、そういった月山のそれも一般的な登山コースである羽黒コースと姥沢コースを主体に、湯殿山コースと石跳川...月山の花図鑑(1)初夏編

  • カテゴリー「鳥海山/祓川」の目次

    (記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)深まる秋の鳥海山康新道往復・後編。(2019年10月16日)深まる秋の鳥海山康新道往復・前編。(2019年10月16日)New2023年10月14日、鳥海山北面紀行(4)New2023年10月14日、鳥海山北面紀行(3)New2023年10月14日、鳥海山北面紀行(2)New2023年10月14日、鳥海山北面紀行(1)鳥海山・祓川斜面で紅葉狩り(2021年10月10日)鳥海山祓川ルートは紅葉してるかな。後編。(2022年10月9日)鳥海山祓川ルートは紅葉してるかな。前編。(2022年10月9日)秋の日に急遽、また鳥海山。(2021年9月29日)紅葉の鳥海山康新道。後編。(2015年9月27日)紅葉の鳥海山康新道。前編。(2015年9月27日)...カテゴリー「鳥海山/祓川」の目次

  • 東北の山を眺める3/秋田から見た鳥海山

    (本頁は「全国山の日協議会」への投稿文「東北の山を眺める/まずは鳥海山・その3」の原本です。)鳥海山は秋田と山形の県境付近に聳える火山(標高2236m)です。今回は秋田県の各所から見た鳥海山について語ります。鳥海山は秋田県では西側はにかほ平野からいきなり聳えていますが、北側や東側は出羽丘陵の上に生えたように聳えています。北側から望むと・・・こちらは由利本荘市の北部(マップではA)から見たものですが、遠く秋田市から見てもほぼ同じです。庄内地方から見た鳥海山とは反対で、左側に鳥海山本体が高く聳え、右に扇子森など西鳥海山が低く連なる構成になっています。ここで参考マップ由利本荘市を南東に進むと、矢島町を過ぎるあたりから鳥海山は北東に開いた爆裂火口が隠れるので富士山に似たような姿になります。次の鳥海山は旧鳥海町猿倉...東北の山を眺める3/秋田から見た鳥海山

  • 2024年6月21日、秋田駒ヶ岳の花(3)

    (本頁は「・・・秋田駒ヶ岳の花(2)」の続きである。)横岳山頂から大焼砂の稜線を下って行く。初めは低木林の間を下るがほどなくして黒っぽい火山礫に覆われた斜面になる。斜面には無数の黄色い小花が筋状に群生している。これがタカネスミレだ。このような花風景は世界でも此処だけだと思う。斜面を下りて行くとチラホラとコマクサも混じってくる。コマクサの開花は通常は七月からだが、今年はだいぶ早いようだ。大焼砂は下り過ぎると帰りがたいへんなので適当なところで立ち止まり、Uターンする(来たところを登り返す)。大焼砂に咲く他の花達。ホソバイワベンケイミヤマキンバイ参考マップ横岳山頂まで戻り、今日はここから焼森経由で下山開始。焼森山頂から男女岳(おなめだけ)を望む。左側に避難小屋と阿弥陀池がちらりと見える。焼森から下る方角を眺める...2024年6月21日、秋田駒ヶ岳の花(3)

  • 2024年6月21日、秋田駒ヶ岳の花(2)

    (本頁は「・・・秋田駒ヶ岳の花(1)」の続きである。)鞍部まで駆け上がると、南側のカルデラが開いて、中央火口丘の女岳が突き出して見える。今日はPM2.5のせいでバックの和賀山塊はよく見えなかった。足もとに咲くのはミヤマキンバイ。鞍部は十字路になっている。今日はまず右に進み、男岳の山頂をめざす。カルデラの底にあたるムーミン谷(馬場ノ小路)や可愛い小岳も見えて来た。右手には男女岳(おなめだけ)。男岳に登る途中から見る姿は端正な富士山型だ。岩上に咲く花。チングルマミヤマウスユキソウ(右上)イワカガミとチングルマミヤマダイコンソウは男岳にも多かった。もうすぐ山頂。男岳山頂の神社社の裏の草地にオオミズアオを見つけた。この蛾は以前、月山の山頂付近でも見かけた(⇒こちら)。個人的には高山の上ばかりで会ってるような気がす...2024年6月21日、秋田駒ヶ岳の花(2)

  • 2024年6月21日、秋田駒ヶ岳の花(1)

    6月21日の秋田駒登山はタカネスミレを見ることが目的だ。この日、予報では晴れだったが、前夜、ある筋からPM2.5が流れ込むとの情報を得た。案の定、21日早朝、仙北市田沢湖高原のアルパこまくさ駐車場に到着し、西の方角を見たらそれが正しかったことがわかった。ここからは視程が好ければ鳥海山が見えるのだが、今日はそれが見えず、近くにある田沢湖でさえぼやけているほどだった。したがって今回の登山では展望は期待できない。花に集中しようと思った。なお今日から秋田駒ヶ岳八合目までの道路はマイカー乗り入れ規制が始まる。登山バスは6時1分が始発だ。5時40分頃、アルパこまくさバス停に並んだら、何故か私が先頭だった。参考マップバスに乗る時は先頭だったが、登山はのんびり、花を撮影しながらなので登山中はバス同乗者のほとんど全員に追い...2024年6月21日、秋田駒ヶ岳の花(1)

  • 初夏の男鹿に珍花を見た。(2024年6月19日)

    今日は久々に稀少植物・保護巡視活動(パトロール)で男鹿三山に行った。男鹿三山は低山ながらも植物の種類が豊富で稀少植物も多い。初夏になると他の低山では花はとても少なくなるものだが、男鹿ではランの仲間が数種類咲いているし、男鹿で発見された花のひとつ、デワノタツナミソウ(シソ科)がちょうど見頃を迎えているはずだ。門前から五社堂へ駆け上がる。このあたりの雑木林は春は花の宝庫だが、さすがに今の時期は花が少ない。ウリノキの花ミツバウツギの実(右上)ホタルブクロの蕾他にはヒロハアオヤギソウの地味な緑花とオカトラノオの蕾を見たくらいか。デワノタツナミソウは中腹より上の道端に現れる。場所によっては青紫の花筵を拡げたように咲くものだが、今年は花数がとても少なかった。今年は暖冬で季節の推移も十日くらい早く進んでいる。したがって...初夏の男鹿に珍花を見た。(2024年6月19日)

  • 今日はアザミの日だろうか。(2024年6月12日ほか)

    6月12日は今年初めて鳥海山に登った(記録はこちら)が、その帰り道、鳥海ブルーラインを鉾立から少し下った下鉾立付近の道端にでかいアザミを見つけた。このアザミ、実は数年前からその存在に気付いていた。ただしやたらと駐停車できるような場所ではないので何回もやり過ごしていた。ちらりと見かけた範囲では、鳥海山の固有種、チョウカイアザミとよく似ていると思った。しかしチョウカイアザミは鳥海山でも割と高いところに生育し、鉾立ルートを歩いて目にするのは御浜の稜線に近いところ、標高1500mより上に行かないと出てこない。ところが下鉾立の標高は900mくらいだ。当初はチョウカイアザミが部分的に低所に降下したものと考えていた。ところがこの日、御浜で見たチョウカイアザミはまだ芽を出したばかりのレベルだった。6月12日、御浜(標高1...今日はアザミの日だろうか。(2024年6月12日ほか)

  • 2024年6月12日、鳥海山花巡り。後編。

    (本頁は「2024年6月12日、鳥海山花巡り。前編。」の続きである。)長坂道T字分岐から稜線を駆け上がり、御浜をめざす。いつもならば登るに従い、鳥海湖が見えるようになり、鳥海山本体とのダイナミックな風景に息を吞むところだが、今日はガスでさっぱり見えない。稜線の高みで振り返ると、笙ヶ岳方面がうっすらと見えただけだった。一旦途切れていたハクサンイチゲが稜線の上でまた復活していた。ハクサンイチゲの白い花弁のように見えるのは萼だが、丸っこいものもあれば尖っているものも有った。御浜付近で見かけた若い株。蕾の裏側が青紫を帯びている。数は少ないが、ヒナザクラも咲き出していた。チョウカイフスマの芽出し(右上)ミツバノバイカオウレンミヤマクロスゲだろうか。御浜にて。(右上)コメバツガザクラ御浜を通り過ぎ、扇子森を登ってみる...2024年6月12日、鳥海山花巡り。後編。

  • 2024年6月12日、鳥海山花巡り。前編。

    昨年の秋以降、鳥海山は下界から眺めるばかりだった。6月になって雪解けも進んで来たのでそろそろ登ってみよう。12日は予報では完璧な晴れとのことだった。しかし当日の朝、南に走っても鳥海山の姿が見えない。おかしいなと思ったら、ご覧の通り、山頂付近は雲か霞のようなものに包まれていたのだ。朝5時少し前、にかほ市小滝から望む。それでも雨にはならんだろう。山の上に行けば見えるようになるだろうと勝手に思い込み、そのまま登山口の鉾立に向かった。今日の鉾立はどうしたのだろう。駐車しているクルマがとても少なかった。先週木曜の焼石、中沼登山口とはえらい違いだ。5時45分頃、登山開始。鉾立展望台から白糸の滝はよく見えたが、鳥海山本体は変なガスに包まれてほとんど見えなかった。(右上)道端でハクサンチドリが咲いていた。以下、登山道沿い...2024年6月12日、鳥海山花巡り。前編。

  • 八幡平の花図鑑4(盛夏)

    (本頁は「花図鑑3(初夏の高所湿原と稜線)」の続きである。)7月になり、八幡平の湿原でよく目立つ花は(年にもよるが)ニッコウキスゲやコバイケイソウだ。両種ともに大場谷地など低所では6月から咲き出すが、高所では盛夏の7月中旬頃が見頃となる。ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)2018/07/14コバイケイソウとレンゲツツジ2015/06/24コバイケイソウはもしかしたら八幡平で最も多い花かもしれない。ただし開花にはバラツキがあり、何年かに一度の豊作年の時の開花量は凄いが、そうでない年は(T_T)しょぼい。コバイケイソウ2018/07/14(右上)シナノキンバイ2018/07/14シナノキンバイは日本アルプスではハクサンイチゲと並んで一般的な高山植物だが、奥羽山系では何故か少ない。私は八幡平と焼石岳でしか見たことが無...八幡平の花図鑑4(盛夏)

  • カテゴリー「焼石岳/夏」の目次

    【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。もう少し楽に記事を探す方法はないものか。ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。と...カテゴリー「焼石岳/夏」の目次

  • 八幡平の花図鑑3(初夏の高所湿原と稜線)

    (本頁は「花図鑑2(初夏の亜高山帯針葉樹林)」の続きである。)八幡平は山頂部から中腹にかけてあちこちに湿原が散在する。本頁では比較的高所にある湿原で早い時期(6月~7月上中旬)に咲くものを集めてみた。ヒナザクラの群生2015/07/06ヒナザクラは典型的な雪田性の高山植物。八幡沼やガマ沼周囲の湿原の群生はみごとだ。ヒナザクラ2018/07/14(右上)ズダヤクシュ2015/06/24ズダヤクシュは樹林中にも多い。ヒメシャクナゲは八幡沼周辺や黒谷地など高所のミズゴケ湿原で見かける。ヒメシャクナゲ2014/07/05ツルコケモモ1980年代、撮影月日は不明。大場谷地で見かけた。ミツガシワは湿原よりも池沼の中に多い。ミツガシワ2015/06/24(右上)レンゲツツジ2015/06/24レンゲツツジは八幡平では比...八幡平の花図鑑3(初夏の高所湿原と稜線)

  • 東北の山を眺める2/山形から見た鳥海山

    (本頁は「全国山の日協議会」への投稿文「東北の山を眺める/まずは鳥海山・その2」の原本です。)鳥海山は秋田と山形の県境付近に聳える火山(標高2236m)です。今回は山形県の各所から見た鳥海山について語ります。鳥海山は山形県では庄内平野からいきなり聳えています。庄内平野は大部分が標高30m以下(酒田市の中心街は5mにも満たない)の低平な地形なのでここから眺める鳥海山との比高は約2200mとなります。これだけの高度差で平野から聳える山は国内ではあまり無いと思います。前にも申し上げましたが、平地から間近に見える山でこれ以上の標高差がある山は(安曇野から望む北アルプス、甲府盆地北部から望む南アルプスを除けば)富士山と富山平野から見る剱岳立山、加賀の白山、日光の男体山女峰山、上越の頚城三山くらいでしょうか。庄内平野...東北の山を眺める2/山形から見た鳥海山

  • 2024年6月6日、焼石岳4(天国の花園)

    (本頁は「・・・焼石岳3(鳥海山を見るまで)」の続きである。)姥石平に戻ったら、12時近くなっていたのでここで今日の昼飯。その後は東焼石岳まで往復し、下山することにした。歩き出してすぐの花園。天国ではこのような花が咲いてるのだろうか。しばし花の集団美を堪能する。姥石平から東焼石岳にかけてはハクサンイチゲが多い。次に目立つのはミヤマシオガマ。この花、東北では早池峰、羽後朝日、焼石、舟形山、月山と分布が限られる。花色は鮮やかなマゼンタだが、焼石では白花やツートンカラーも見られる。ユキワリコザクラが少ないながらも見られた。(右上)ユキワリコザクラ、ミヤマシオガマ、ミヤマキンバイの混生。東焼石岳の山頂が近づくと、ミヤマキンバイが多くなるように感じる。イワカガミとミヤマキンバイ(右上)キバナノコマノツメチングルマも...2024年6月6日、焼石岳4(天国の花園)

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