ルックバック を語る
映画も見てきたので。最後に京本の部屋に入って出ていくとき、なんで部屋から出る様子を描写しないのかなと思ったけど、エヴァ以降、外に出ろを数多く発信してきたアニメ界だからそう感じたのかな。考えて見れば絵を描く姿を見せるなんて極めてプライべーなもの。そんな姿を一心不乱に見せる今作は狂気の作品と言える。京本の部屋っていうのはそういうプライベートの極致という位置づけで、人間の内側へと入っていく作品だったんだなと改めて感じたな。最後に窓に4コマを貼り付けますけど、窓から見る景色にフレームを配置する、その異物感こそが漫画の醍醐味であるように感じる。新しい世界の窓を作る、という意味合いで。ただ今作の藤本は外を見れるようにして漫画を描いているけど、多くの漫画家、そして今作に参加されているアニメーターがそうであるか、と言われ...ルックバックを語る
2024/07/07 08:45