第一章奴隷の誕生②男の手が乳房を揉むのをやめた。それが唐突だったので、わたしは思わず「あん・・・」とせがむような声を出してしまい、唇を噛んだ。しかし今度はお尻の肉を鷲掴みにされてうめいてしまう。さっきまでのソフトタッチが嘘のように力強く握るように揉まれ、続けざまにいやらしい喘ぎが吹きこぼれる。「あっ・・やめてっ、あっあっ、ああぁっ」いたぶる手の動きに強弱のリズムを感じた。ギュッと握っては優しく撫でさすり、また強く握る。その繰り返しの動作でわたしが感じるように仕向けている。その策略がわかっているのに、漏れてしまう淫らな甘い喘ぎはコントロールできなかった。悶える身体の動きで腕のチェーンが賑やかな金属音を立てる。いつしかわたしは相手のリズムに合わせてお尻を振っていた「栞里、正常位だけじゃないだろう」「あうっ・・・」「...硝子の檻〜美獣監禁4
第1章陵辱開始①惨めだった。相手がきちんと服を着ていることで、自分の屈辱的な姿を意識してしまう。「お願いです。助けて・・ここから出してください」こんな目に合わせた相手に助けを乞うなんて、あまりにも惨めで、また涙が溢れてきた。急にその人物が立ち上がり、驚きと恐怖で小さな悲鳴をあげてしまった。その人は、座っていた椅子を持ってわたしの正面に回った。椅子をそこに置いてゆっくり腰を下ろし、何も言わずにわたしの身体を見つめはじめた。さっきまでお尻に突き刺さっていた視線に、今度はわたしの乳房と股間が晒される。視線は物理的な力となってわたしの肌を撫で回し、身体の中に侵入してくる。ああ・・許して・・・。あるはずもない視線の圧力に耐えきれず目を瞑った。しかし、そんなことをしたら、より一層神経を研ぎ澄ますことになる。仕方なく目を開け...硝子の檻~美獣監禁3
序章吊るされた女②誰も来ない。ガラスの向こうの街にも人影は見えない。でも、もし通りかかる人がいたら・・・わたしのみじめな姿は外から全部丸見えだ。それを想像すると、恥ずかしさのあまり身体が熱くなった。もしかしたら、この透明に見えるガラスはマジックミラーかもしれない。外から見たら鏡のようになっている。もしそれなら、外の方が明るいい今は中は見えないはず。それに、そんな設定のアダルトビデオがあるのをネットサーフィン中に知った。しかしよく目を凝らしても、フィルムが貼ってあるようにも、マジックミラーガラスのようにも見えない。仕事でパソコンを使い続けているせいで学生の頃よりは視力は落ちたが、それでも眼鏡やコンタクトレンズを使うほど不自由はしていないから、わたしを取り囲んでいるこのガラスは、見た目どおり透明なのだ。しかし、こん...硝子の檻~美獣監禁2
序章吊るされた女目が覚めると、わたしは透明なガラスの箱の中にいた。両手首に黒いリストバンドのような物が巻かれ、それが金属製の頑丈なチェーンに繋がって立ったまま上から吊るされている。両脇には太い頑丈な柱が立っていて、鳥居のようにその上に同じ太さの柱が渡されていた。手首から繋がっているチェーンの端は、頭上でその横に渡された柱に打ち込まれるようにしっかり留められており、長さは踵を床に下ろして立てるぐらい。足首にも手首と同じバンドが巻かれ、やはり同じようなチェーンが床を這って柱に繋がっている。見上げた時に首輪のようなものが巻かれていることが分かった。自分で見ることはできないが、肌に当たる感触から、おそらく革の首輪だと思う。身じろぎするたびに、付いている鈴がチリーンと鳴る。通勤用のローヒールを履いていた筈なのに、何故か裸...硝子の檻~美獣監禁1
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