純文学1000本ノック 83/1000 大江健三郎『死者の奢り』
どうも、こんにちは。 今回は大江健三郎の『死者の奢り』です。日本人として二人目にノーベル文学賞を受賞した作者の短編小説です。一読してみましたが、内容は理解しきれなかったです。 1.ざっくりあらすじ アルバイトとして割のいい大学病院の死体運びを申し込んだ仏文科学生の僕。死体運びをしながら、幻聴として死者の声を聞き、それと会話する。僕は非常にあいまいな感情を有していて、生活や未来に希望を持っていない。そのことを他者に説明することは骨がおれるし百パーセント理解されることもないと考えている。一緒に作業していた女学生は妊娠していて堕胎費用を稼ごうとしていた。しかし、死体を見ているうちに産もうと思ったが、…
2021/07/23 15:11