京都・嵯峨、愛宕念仏寺(1)
<京都・嵯峨、愛宕念仏寺(1)>山城国と丹波国の国境、愛宕山(あたごさん)の山頂に建つのは「愛宕(あたご)神社」で、その参道の山麓入口に建つこの寺は「愛宕念仏寺」である。「愛宕念仏寺」の読みだが「あたごねんぶつじ」ではなく、「おたぎねんぶつじ」と読むからややこしい。すぐ前にある京都バスの停留所も「愛宕寺前(おたぎでらまえ)」と読む。停留所へいき、バスの時刻表の、本数少ない帰りの候補時間を頭に刻みこむ。今回はこの寺にある、千二百躰ともいわれる石造の羅漢を観賞しに訪れたのだ。参道入口の「愛宕念仏寺」から「愛宕神社」へは、徒歩で90分から120分掛かる。しかも当然のことだが、山頂への山路だからきつい。愛宕神社には、あの長谷川平蔵も参詣に訪れている。『平蔵は、忠吾をつれての、愛宕山・参詣をおもいたった。愛宕山は京...京都・嵯峨、愛宕念仏寺(1)
2024/05/19 09:03