京都・嵯峨、愛宕念仏寺(2)
<京都・嵯峨、愛宕念仏寺(2)>山門を入ると、すぐに階段路をあがるのだが、そのすぐ目の前の斜面から、羅漢像が並んでいた。わたしが羅漢に多少でもハマり始めてしまったのは最近で、箱根の寺に行ったときからだ。境内にある羅漢たちは、すべて参拝者たちの手によって作られたもので、それぞれが想いを込めて彫りあげて奉納されたものだそうだ。ところで<愛宕寺>を「あたごでら」でなく「おたぎでら」と読むのはなぜか。そしてもうひとつ、寺の名は<愛宕寺>なのに<愛宕念仏寺>と呼ばれるのはなぜなんだろうか。どうしても気になって調べてみた。「愛宕(おたぎ)寺」だが、もとは奈良時代に現在の東山松原通の地、六波羅蜜寺の近くに建てられたと伝わる古刹で、当時この地を「山城国・愛宕郡(おたぎごうり)」と言っていたために「おたぎ」と名付けられた。...京都・嵯峨、愛宕念仏寺(2)
2024/05/26 09:03