過剰流動性相場の今後の行方
東京株式市場は大荒れでした。 日経平均株価は2月前半に一気に水準を切り上げましたが、その反動も大きかったようです。日経平均は24日に484円安と大幅安になった後、25日は496円高と前日の下げ分をまるごと取り返しましたが、安心ムードが漂った投資家心理を再び谷底に突き落とすように週末26日は1202円安と大暴落でした。 終盤に狼狽売りが加速して24日に続く安値引けとなり、4年8ヵ月ぶりとなる下落幅で3万円大台はおろか、一気に2万9000円ラインをも下回りました。 足もとでは、これまで強気マインドを半ば信仰的に支えていた過剰流動性相場のコンセプトが崩れてきています。 米長期金利の急上昇 その引き金…
2021/02/27 14:08