お久しぶりです。趣向を変えて俳句を詠んでみました。 旧仮名字出ぬATOK雨水かな 死はリアル動悸だけして蜆喰ふ 死の先は何もないよと蛙鳴き 哀しみは切つて捨てよと二月尽 リヒテルの春の響きよかなしけれ 雪解よ目眩は止めてブログ書く 雪解の道の泥濘人生か 月凍る雨水は名のみの田舎町 復活祭道は泥濘花咲かず 猫の子はおつかなびつくり俳句詠む 猫の恋強きに靡き儚きや 春の宵詩が書けなくて薬呑む
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秋の風が ガラス戸を叩いている 弱くなった日の光が 一つの時代の終わりを告げる 夏は偉大だった、と祈った詩人の敬虔さを忘れる事は出来ない 風は意識して冷たい 失語症の私はワインを呑んで 拙い詩でも書こうか 風の質料を知っているか? 光の形相を知っているか? ガラス戸を叩く力を知っているか? 敬虔さだけが鍵となる (時には詩や思索を放棄する事も必要だ!) 眼に見えないものを見るのは難しい、と歌った詩人の傲慢さを忘れる事は出来ない 光は意識して導く 精神の病んだ私は 拙い詩でも書こうか おぉ神よ 風のなんと云う力よ! この力が太陽の熱から作り上げているとは! おぉ神よ 眺める事しか出来ない私を赦し…
意識は風 「風は想いのままに吹く」 風は北から南から 髪を揺らしながら 木々を倒しながら どこから来てどこに行くのだろうか 風は建物を壊し 風車は電力を造り出す どこから来てどこに行くのだろうか 風は光を遮り 光は風を産む どこから来てどこに行くのだろうか 風は意識 意識はどこから来てどこに行くのだろうか 意識は肉体を走らせ 意識は脳に思考を命じる どこから来てどこに行くのだろうか 意識は光を反射させ 光は意識を照らす どこから来てどこに行くのだろうか 意識は風と交差して 「祈り」を作り出す
今週のお題「サボる」どもども、スズキヤスフミです。 8月はクソみたいに暑くて、コロナでどこにも行けないな嫌だな暑いな、と思ったらお盆時期に急に涼しくなって、北海道の夏が終わっちゃいました。後2ヶ月でブリザードです(大げさ)。さて、今週のお題「サボる」ですか…うーん、サボってばかりの人生ですね。つくづく…まず、僕は登校拒否(今なら不登校って言うのかな)を経験しています。一回登校拒否を経験すると家の中でテレビを見たり本を読んだりする楽しさに目覚めて、また「バツ」が悪くなったり、クラスメートと話を合わせすのが面倒くさくなったりして、結果学校をサボってしまいましたね。そして、一旦サボり癖が付くと、どん…
ボクは言語の障害者 (障がい者って言いな) 論理だった文章は書けないよ (ほとばしる情熱って言いな) ボクはダサい障害者 (ファッションが個性的って言いな) オンナには全然モテません (心の波長が合わなかったって言いな) 言語が壊れているから詩を書くんだ (実験的な詩って言いな) やっぱり小説を書きたいな (詩の才能があるって言いな) 哲学書を読んでも解りません (現実主義って言いな) 実は詩を読んでも解りません (楽天的って言いな) みんな心配しているけど (みんなに愛されているって言いな) 低空飛行で頑張っていません (ゆとりある生活って言いな) ボクの事なら大丈夫 (自分を理解しているっ…
リアル 東日本大震災でも 田舎の教会のミサでも テレビに映ったものはリアルではない まるで出来の悪いドラマのようで わたしのココロを撃たない 北海道の山奥で熊が出たとテレビが言っていた (殺された仔熊のキモチは解らない そもそも仔熊にココロはあるのだろうか?) YouTubeでカトリックのミサの裏で プロテスタントの礼拝をやっている (テレビもYouTubeも変わらない) 新型コロナ感染症のようで 眼に見えないものは穢れている 老婆のお国訛りだけがリアルだ 老婆が露天で売っている漬け物の酸っぱさだけがリアルだ 村長の葬式だけがリアルだ (大きな古墳を造ろう) 政権交代が行っても 巨大な村役場と…
僕は疲れたよ 詩ばかり書いてさ 下手くそな詩ばかり書いてさ 君に何を訴えたいのだろうか? 僕は疲れたよ 本ばかり読んでさ 小難しい哲学の本ばかり読んでさ 君のダンスをどう解釈すれば良いのだろうか? 僕は疲れたよ 音楽ばかり聴いてさ ジャズやクラッシックばかり聴いてさ 君の歌が聴こえないのは何故なんだろうか? 僕は疲れたよ Twitterばかりやってさ 欲望まみれのツイートばかり見てさ 君は僕を弱い人間だと思っているんだろうか?
夏の暑さの中で あなたの影に遭った あなたは太陽の王で 王だから影は濃かった 王の知恵は犠牲 王の光は熱意 知恵は葡萄酒のようで 光はパンのようだった わたしは汗を掻いて 歌を歌い、踊った 外人墓地の谷は深く 太陽はそこまでは届かなかった 丘の上の寺に潮が巻き上げて 不如帰はもう戻ってこない 夏の暑さの中で、あなたに遭った あなたは王、わたしをどこに連れて行くのか?
文字を埋める スマホのドキュメントに 文字を埋める 文字を埋め尽くして 意味を求める 文字を埋めて 文字の向こう側の 世界と繋がる 文字を埋め尽くして 少し暗い 世界と繋がる 冷たい水と 険しい山の 少し暗い 世界と繋がる 意味なんて無いよ 不条理には 意味を見いだせないから 不条理なんだよ それでも世界は終わらない 冷たい水と 険しい山の 少し暗い 世界は終わらない 冷たい水は流れ 険しい山は崩れても 世界は終わらない だから文字を埋めよう 文字を埋め尽くして 世界の不条理に意味らしいもので 埋め尽くそう
父 僕の父は情けない人だった 巨人が負ければ悪口を言い 酒にカネの糸目を付けない人だった 病気の僕を無理やり就職させて 1ヶ月で会社を辞める事になって 大層恥をかいた 父 母が否定し続けた男 とんでもない子供の頃 ラジオをせがむ僕に怒った 母と離婚した父は 女をつくり 彼女の家族と眠たくなるまで酒を呑んだ 僕の記憶に 父は断片的にしか残っていない 青年の頃父とまみえてから 一度も遭っていない
あるとはどういうことだろうか 人間の精神は脳内の化学物質の組み合わせに拠るものだ 向精神薬がそれを証明する 人間は脳内物質の分泌に拠って 恋をし、詩を書き、欲望する 向精神薬が効いて 見せかけの理性を生み出す しかし彼は あるということを思考する あるとはあるということか? あるとはないということか? ないとはあるということか? ないとはないということか? 彼の精神は混乱する そんなこと考えても、一銭の得にもならない もう辞めようとしている しかし、世界が 言葉が、欲望が 彼をその思考を止めさせない 世界と精神は謎の謎で ご飯を食べる暇もない 彼の精神は混濁する まるで原子を肉眼で見るかのよう…
51にもなって 詩を書いている僕は 何者だろうか? ジジィの喚き? 遅く来た青春? とにかく気持ち悪いけど 僕は書かなければいけない 僕は何者でもない 詩人でもない 何かの宣伝でもないし 「荒野で叫ぶ声」でもない (僕のまわりは湿っているし 木々も沢山ある) 51にもなって 何故詩を書くのだろう? 僕のアタマをすっきりさせて 君に伝える事がある と思うがどうなんだろう? ただ 分からないから 書いているのかも知れない もやもやとした「何か」があって それをスマホのドキュメントに ぶつけているだけかも知れない 言葉は不思議で 天上にも行けるし 地獄を見る事も出来る 言葉の持つ精妙さに 51年間や…
アイドルポップ:ジャパン Spotify Playlist どーもこんにちは。スズキヤスフミです。 今Spotifyで「アイドルポップ」を聴いています。何故かと言うと山内志朗先生著「普遍論争」を読んでアタマが疲れたからです。それの反作用で馬鹿みたいなポップソング聴かないと精神のバランスが取れません。 で、「普遍論争」の読書感想文を書くのがアタマの良い人のブログなのでしょうが、こちとら大学には行ってないし、ぶっちゃけ難しい本読んでもただ解らないけどなんかカッコいいな自分、とナルシズムだけで読んでいるだけで、バカなので論を噛み砕いて自分の意見を言う事が出来ません!恐らくブログで哲学書の感想を書…
これだけ闘えば、満足ですか? これだけ頑張って、これだけ一生懸命やって、充実感はありますか? 這いつくばって、泥と汗にまみれて、何かを達成しましたか? ここまでやれば、何か勝利を得ましたか? そういう気分になりましたか? どこまでやって、何か土地かお金をもらいましたか? 上手く言えないけど、あなたは満足ですか? 答えなんか求めていません。答えはあなたしか知らないからね。 あなたは頑張った。お母さんも言っているように。占い師も言っているように。 ただあなたが勝者か敗者かは、誰にも分かりませんね。野球のゲームでもないし、人生は死ぬまで勝負なのだから。 僕は答えがありません。あなたが決める事だから。…
自由に歩くって、どういう事? 山の中の狩人は 骨折しても病院に行かないそうだ 何でも狩りの対象と同等に立ち向かう為 それが獣たちへの敬意なのだそうだ (獣たちは病院に行かないからだ) 思い込みなのか、啓示なのか? お祈りで答えを聞かないといけない 自由に歩くって、どういう事? ラジオで聞いたけど 日本の国の貿易黒字は9051億円あるそうだ それだけ日本の国は儲かっているのに 何で俺はステレオが買えないのかね? (ステレオを買う程の仕事はしていないし 詩を書いている人間は貧乏人だと相場は決まっている) 母親も言っている 「お金は貯まらないけど、ゴミは沢山貯まるよ」 競輪場でおじさんが お金が落ち…
あなたのために 何が出来るだろうか 何も出来ない僕を 許して欲しい あなたのために 働くことは出来ないし 言葉を上手く操ることも出来ない 僕はそんなに強くない ただ願うことしか出来ない でも、待っているんだ いつか自分の身体を自由に動かして あなたを喜ばせることが出来るのを 待っているんだ 僕のこころが自由になって あなたのところへ行くことを でも、今は 言葉が不自由になって 思いを上手く伝えることが難しくなった 僕はあなたのために でくの坊になってしまった 待っているんだ 僕はただ生きることしか出来ないし あなたを待っているしかないのだから
暑い夏休みに本を読んだ 遠くの世界の話しだった 太陽と入道雲と 本を湿らす湿気があった 夕立は胎内の記憶 雨音を聞きながら本を読んだ 大人や少年や少女が 不思議な世界に巻き込まれる話しだった 他愛の無い話しだったけど 僕には宝石のような話しだった 祖母のカレーライスを食べるまで 本を貪るように読んでいた 宝石から切り離されるのは苦痛だったけど 腹が減るのは仕方なかった それに何か食べたい気持ちだった カレーライスを食べ終わると 働いている母の家に帰らなけはならなかった 駅員さんの話しを聞こう 信号や転轍機を操作する手際を見よう 僕は母のもとに帰りたかった 終列車の急行で家に帰った 久し振りに詩…
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 こんにちは。スズキヤスフミです。 「わたしとインターネット」ですか…んー簡単なようで難しい。毎日ネットに接しているけど言語化するのは難しいですね。しかも「インターネット文学」んー。 僕はインターネットで何が行なわれるかではなくて、インターネットと言う仕組みの方が興味があります。割と理系的に使っているのかも知れません。文学と言うよりキカイいじり。とは言っても理系の学校行った事がないし(農業高校中退です)数学も苦手なので自分では文系人間だと思います。でも仕組みの方が興味あるし、文学作品も構造的に考えるのが好きなので。割とインターネットで何が書か…
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お久しぶりです。趣向を変えて俳句を詠んでみました。 旧仮名字出ぬATOK雨水かな 死はリアル動悸だけして蜆喰ふ 死の先は何もないよと蛙鳴き 哀しみは切つて捨てよと二月尽 リヒテルの春の響きよかなしけれ 雪解よ目眩は止めてブログ書く 雪解の道の泥濘人生か 月凍る雨水は名のみの田舎町 復活祭道は泥濘花咲かず 猫の子はおつかなびつくり俳句詠む 猫の恋強きに靡き儚きや 春の宵詩が書けなくて薬呑む
豊穣の方に舵を切る 花は咲き始めた 鳥は歌い 川は水嵩を増した 木々の緑は鮮やかに 豊穣の方に舵を切る 雪は溶け 氷は太陽に破れて 熊たちは踊り始める 鹿は谷を駆け 燕たちが飛んで来た 豊穣の方に舵を切る 灰色の日常は終わった 固まった筋肉はほどけ出し 脳は小さな拘りから解放される 太陽の暖かさがやって来る 太陽が上って来る 豊穣の方に舵を切る 雪野原は一瞬にして 豊穣の大地へ変わった 麦は実りを迎え 歓喜の酒は心地良く酔わせ 大空の宴会はたけなわ 豊穣の方に舵を切る 人間の支配は終わった 太陽の王国がやって来る 冷たい論理の支配は終わった 太陽の王国がやって来る 花々たちが 太陽の王国を連れ…
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。 祈りが弾けて 詩が生まれる 私の血肉には 二つの血が流れている 神から出たものと 悪魔から出たものだ 詩はどちらかといえば 悪魔から出たものだと思う 嘆き、つぶやき、ルサンチマン、異常な興奮 それらのものを切り分けて 神の詩を書こうとしていた だけど、悪魔の血は ネガティブなものに執着するように命じる 私は今は、悪魔の詩を書こうと思う お尻の穴がむずむずするような 悪徳を書こうと思う 全身タイツを履いた女が迫ってくる 彼女は下着を付けていない 俺のペニスはむずむずして お尻の穴が湿ってゆくのを感じる 俺は女を触りたいと思った 胸や股…
「神は生きている」と Facebookに投稿したら、原理主義者と言われた 別に思想や主義主張の話をしたのではなくて 信仰の話をしただけなのに 思想と信仰に乖離があるとまずいけど 思想を造るほどアタマは良く無いし 信仰を体系的に学んだ訳でも無い しかし、僕は感じる 僕の過去の生活への黙想が 神を求めて生きて死んだ人々の記憶が 僕を祈りへと導く 津波にさらわれた人々の幻が 戦争で亡くなった人々の言葉が 僕を聖書へ向かわせる 宗教は力の無い人々の武器だ 力のある者は嘲笑うけど 神を超える人間が居るのだろうか? (人間が何も無いところからいのちを造れば神を超えるけど) 宇宙の始まりを観ていた者は居るの…
満月だから あの言葉、その言葉 出そうとしている 満月だから 悪魔もまた 詩を書かそうとしている あの言葉、その言葉を使って 人を蔑む、刺激いっぱいの 詩を書かそうとしている 満月がなんだ!太陽がなんだ! 上には神が居てくださる 天使の言葉を伝えよ 善の言葉を伝えよ でもね、満月だから 太陽が短いから 僕は、差別用語を使って 詩を書こうとしていた
頭の痛みは 見えないものの声 わたしは沈む 無意識の海に 言葉は潜水具 声を聞く唯一のアンテナ 深海魚は歌う 海百合が祈る わたしの息は苦しくなる 闇が海水にまとわり付く その時わたしは見つけた 海底の砂地から出てくる光の声を わたしはノートを取り出し 声を書き取る 声は豊穣で 頭の痛みが気持ち良くなってゆく しかし言葉のアンテナは砂で錆び付き 声は充分書き取れなくなってしまった そして息が続かなくなった わたしは自分の未熟さを悔い ゆっくりと意識の浜に上がってゆく 海から上がり 陸の息を吸った そして長い疲れの時が来て モーツァルトの交響曲を聴きながら わたしは眠った
堪らないサブスクリプション 僕が眠っていても目覚めていても、お金が掛かるサブスクリプション 僕をどこへ連れて行こうとしているのか? 経済への執着 目に見えないが股間が感じる 薄っぺらい栄光への執着 サブスクリプションよ 僕の治療料を奪わないでおくれ 音楽やおしゃべりや勝負事への好奇心で 僕を奪わないでおくれ 6インチの世界の窓口は 開いても閉じても構わない 楽しい楽しい時代のノイズは 聞いても聞かなくてもどうでもいい インプットしたものをアウトプット出来ない 糞詰まりのようだ 高潔なもの、低俗なもの 太ったもの、痩せたものが 僕の小さいおうちの上空を 凄まじい轟音を出しながら、飛び交っている …
詩の才能はないのだけれども これだけは詩に書きたい 上を見ると憧れしかないし 先を見ると不安しかない だけれども、だからこそ 今を生きるんだ 今、何をするか考えろ 今日、汗をかけ 恥ずかしいし君は聞きたくないだろうけど 明日ではなくて、今日頑張れ 努力は叶わないだろう 世の中は「運」で出来ている だけど、自分らしく 今日、今、頑張ろう 自分だけの花は咲かないかも知れない 途中で根が腐るか葉が枯れるかも知れない だけど、今何をするか考えろ 今、汗をかけ 僕も毎日聖書を読んで お祈りして、詩を書いて、漢字の書き取りをして、体操して、茶碗洗いをしたい 上を見るとキリがないし 考えるだけで疲れてしまう…
会いたかったかもしれない あなたは狭いドアを無理やりこじ開けて お金と引き換えに、笑顔と愛をくれる あなたの姿は眩しくて 眼を閉じたら、あなたはそれでいいと言った あなたの声を聴き、私は笑った あなたの声は、聴き飽きることが無かった でもあなたは、眼を開けたらもっといいことがあると言って 私を秘密の部屋に連れていった そこであなたは着飾った裸体を見せた あなたは触るな、と言った 私は半分触りたくて、半分触りたくなかった 服を着た裸体を見せたあなたは お金をちょうだい、と言って 私の乏しい財布から、少しのお金をむしり取る あなたは写真を売った あなたは日記を売った あなたはおしゃべりを売った 私…
どんどん新しくなる 新陳代謝を繰り返して どんどんどんどん新しくなる フクヤママサハルが言っていた 特急のように景色を流して どんどんどんどんどんどんどんどん新しくなる 奇数は嫌いだ 設定温度を22度にしよう どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん新しくなる うどんは血となり肉となり、義の実を結ぶ フクヤママサハルが言っていない どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん新しくなる 新陳代謝が進んでゆく 今日の骨は明日壊れる 明日の牛乳は今日の希望になる どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん新しくなる 奇数は嫌いだ 素数はもっと嫌いだ…
時代遅れ インターネットの世の中で キリスト教を信仰するのは 時代遅れなのだろうか? 自然科学で何でも説明出来て 地球や生命までも自分の都合の良いように変える事の出来る時代に 哲学書を読むのは 時代遅れなのだろうか? 資本主義が世界を覆い 自分の思うままに働けば幸せと富を得られる国で 社会主義を夢見る事は 時代遅れなのだろうか? 革命は天皇から来て 神道が環境に負荷を掛けない美しい宗教で それに従わない者は国から二等市民扱いを受ける社会で 腐った近代を生み出したプロテスタント教に命懸けなのは 時代遅れなのだろうか? 東京やニューヨークやサンノゼに居れば世間の勝ち組になって アフリカやアジアやヨ…
死は生を炙り出す 生は死を飛び越える 生は死を理解しない 禿鷹の嫌みをイメージする 死臭は詩を奪い 埋葬は祈りを思い起こす 死骸には魂が無く 祈りは空中を舞い遊ぶ 線香の匂いを嗅げ やがて君も死ぬのだから 僧侶の読経を聞け 死はこのように消費される 絶命の時の意識の終わりを思え 恐ろしい暗黒に沈みゆく意識を思え だから、生を疎かにしてはいけない 死は完成ではなく破壊なのだから 生は作り上げろ それを子供に受け渡せ 死の来る前に生を完成させろ 喜び祝い、安息を得よ 生は作り上げろ その果実を子供が味わう 死の来る前に生を完成させろ 生きている様に死んでいるより 死に向かって生を燃焼させろ!
ネットの記事の見出しに コンプラがなんとか、と書いてあった コンテナとかテンプラとか面白くなって 見えないものなんかどうでもよくなってしまった コンプラが何か、とは知らないし、調べるつもりもないけれど 見えないものははそんな味気ない言葉に埋もれてしまう 宝くじが当たればあの本が買えるとか 来年の日ハムはどうなるとか 動画の会費が高くてアメフトが見れないとか 見えないものはそんなガラクタに囲まれている 波が来て、潮が引く 太陽が上って、月が沈む そんな「日常」の裂け目から 見えないものは沁みだして、わたしは高く、もしくは低いところへ連れていってくれる ところが、お金の絡む何やかやとか 地位とか欲…
久しぶりの更新です。 久しぶりに詩を書きました。 消える 魂と言葉が消える 透明なガラスと光の渦巻き ブーンとした音が聞こえる すると、心が消える 偽物のリアリティ 形の無い衝撃が、心を消してゆく 「魂はそもそも見えるの?言葉はどこから生まれてくるの?」 爆風が、心と魂と言葉を消してゆく そこにあったものが 一瞬見えて 消えてゆく 「カネと暴力の前には、魂なんて無駄だ!」 そうだと思う 魂だと思うものは、カネで買えて 言葉と思うものは、暴力で消える しかし、錯覚を取り除いて、頭脳を精製した魂と言葉は 不滅だ! 言葉の膜を研げ 魂を蒸留せよ 上に下に、右に左に 想像力を駆け上らせよ 約束の地は近…
自由、ゲットー 人々は偽物の神様のゲットーに居る 偽物の神様は目も見えないし耳も聞こえない 死んでいる人々の神様なのだ 偽物の神様を拝んで とても丁寧な儀式をして、拝んでいる 偽物の神様のお恵みで 人々は美味しいお酒を呑む お酒は人々に全能感を感じさせて 殻の中で自由になる 「神様なんか居ないんだ」 そんな事言う子は、はぐれもの ゲットーの中のゲットーに入れられて 美味しいお酒は呑む事が出来ない 「人とは違うから」「制服を着ていないから」 ゲットーの中のゲットーには変わり者が入る 殻の中の人々は彼らを蔑む 自分は彼らよりずっと増しだと思う 彼らは目も見えないし、耳も聞こえない 死んでいる人々の…
いつになったら眼が覚めるのだろう 夢から夢へ、転がってゆく 不安定な気持ちは何だろう 自分の実力を大きく越える欲望 それに自我が巻き付くいやらしさ 僕は性器のように、いやらしくなった 欲望は開発されて 夢から夢へ、性器の赴くままに 快楽を貪って、墓に埋められる 「こんな事ではいけない」うつつに戻って天使が囁く でも天使さん、現実はものすごく残酷で みんな実力以上のものを求めて、悲しんでいるのですよ。 あなたのボスのように、「神の国」はなかなか来ないのですよ。 神さまはなぜ、人々の苦しみ悲しみを放って置かれるのでしょうか? そう祈って、また夢へ帰る 夢は巨大で醜くて でも湿地のように暖かくて 快…
儲けたいなら、喋らないこと 詩なんか書かないこと 遠くのものを信じて もっと遠くのものを信じないこと儲けたいなら、アタマを空っぽにすること 高潔な精神を捨てること 子供っぽくて値段だけが高いガジェットを身に付けること 絵画や詩集を買わないこと儲けたいなら、不満をいつも持つこと こころの平安を求めないこと 肉と酒と女だけを求めること 虚しさなんか感じないこと儲けたいなら、唯物論者になること 内面の自由の声を聞いても 貧しい食卓に安らぎを感じても 良心に動悸がしても 唯物論者でいること
もしも奇蹟が起こるならば 全ての「イズム」を壊して欲しい 資本主義、社会主義、権威主義、民主主義 そんなの粉々に壊れてしまえ 僕は真実を知りたい、愛したい 全ての「イズム」が邪魔なんだ 「イズム」は人間を「発達」させた でも見てごらん、人間は自分の都合のいいように 自然を造り変えて、その結果 真実から遠く離れて行った 季節を壊せ、季節を取り戻せ 冬は寒くて夏暑い そんな季節を取り戻せ 人間の作為なんかもう嫌だ 水は流れるままで、風は吹くままで 下手な加工なんかするな! もう世界は汚れてしまった 化学物質が嘘の真実を造り出して 結局人間と自然を殺している 太陽の法則が知りたい、地球の命を感じたい…
登る ヤコブの階段を登って 世界を所有したいと思う 幾つもの未来の幸運と財産と 現在の痛みと反逆を抱えて 世界を造りたいと思う 観念の王国を建国し 恵みの共和国を宣言したい 登る 電気の力を使って 音楽の力を借りて 世界を造ろうと思う 鉄道はヤコブの階段を登って 隣りの惑星へと走る 空間は冷え込み 僕の手は凍えてしまう 登る 天の意志に従って ある時は天の意志に逆らって 王国を造ろうと思う 僕はあまりにも貧しくて 天の意志は貧しさを意向して 反逆の王国を造ろう おもちゃで王国を埋め尽くして 偽りの海を造ろう 登る 神よ あなたは完全な服従と 下へ向かう貧しさと 光を観るための暗闇を求められます…
今週のお題「買ってよかった2021」どーも、スズキヤスフミです。何で年末年始は寒いんでしょうね。お正月はめでたいけど嫌になっちゃいます。さて「今週のお題」、買ってよかった物ですか… 今年は酒と本しか買ってないような気がします。(あとサブスク)晩酌しないタイプなのでお酒は少し高い物をちびりちびり。本も厚い物をちびりちびり。呑んだり読んだりした一年でした。ここ2、3年自分の境遇に変化がない状態なので、来年はもっと高いところへ登ってみたいと思いますが、世間がぐしゃぐしゃした状況では、それが出来ないか、もっと低いところに落ちてゆくのかも知れません。来年52になるので、ここで大きな花火を打ち上げたいな、…
お久しぶりです。趣向を変えて俳句を詠んでみました。 旧仮名字出ぬATOK雨水かな 死はリアル動悸だけして蜆喰ふ 死の先は何もないよと蛙鳴き 哀しみは切つて捨てよと二月尽 リヒテルの春の響きよかなしけれ 雪解よ目眩は止めてブログ書く 雪解の道の泥濘人生か 月凍る雨水は名のみの田舎町 復活祭道は泥濘花咲かず 猫の子はおつかなびつくり俳句詠む 猫の恋強きに靡き儚きや 春の宵詩が書けなくて薬呑む
豊穣の方に舵を切る 花は咲き始めた 鳥は歌い 川は水嵩を増した 木々の緑は鮮やかに 豊穣の方に舵を切る 雪は溶け 氷は太陽に破れて 熊たちは踊り始める 鹿は谷を駆け 燕たちが飛んで来た 豊穣の方に舵を切る 灰色の日常は終わった 固まった筋肉はほどけ出し 脳は小さな拘りから解放される 太陽の暖かさがやって来る 太陽が上って来る 豊穣の方に舵を切る 雪野原は一瞬にして 豊穣の大地へ変わった 麦は実りを迎え 歓喜の酒は心地良く酔わせ 大空の宴会はたけなわ 豊穣の方に舵を切る 人間の支配は終わった 太陽の王国がやって来る 冷たい論理の支配は終わった 太陽の王国がやって来る 花々たちが 太陽の王国を連れ…
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。 祈りが弾けて 詩が生まれる 私の血肉には 二つの血が流れている 神から出たものと 悪魔から出たものだ 詩はどちらかといえば 悪魔から出たものだと思う 嘆き、つぶやき、ルサンチマン、異常な興奮 それらのものを切り分けて 神の詩を書こうとしていた だけど、悪魔の血は ネガティブなものに執着するように命じる 私は今は、悪魔の詩を書こうと思う お尻の穴がむずむずするような 悪徳を書こうと思う 全身タイツを履いた女が迫ってくる 彼女は下着を付けていない 俺のペニスはむずむずして お尻の穴が湿ってゆくのを感じる 俺は女を触りたいと思った 胸や股…
「神は生きている」と Facebookに投稿したら、原理主義者と言われた 別に思想や主義主張の話をしたのではなくて 信仰の話をしただけなのに 思想と信仰に乖離があるとまずいけど 思想を造るほどアタマは良く無いし 信仰を体系的に学んだ訳でも無い しかし、僕は感じる 僕の過去の生活への黙想が 神を求めて生きて死んだ人々の記憶が 僕を祈りへと導く 津波にさらわれた人々の幻が 戦争で亡くなった人々の言葉が 僕を聖書へ向かわせる 宗教は力の無い人々の武器だ 力のある者は嘲笑うけど 神を超える人間が居るのだろうか? (人間が何も無いところからいのちを造れば神を超えるけど) 宇宙の始まりを観ていた者は居るの…
満月だから あの言葉、その言葉 出そうとしている 満月だから 悪魔もまた 詩を書かそうとしている あの言葉、その言葉を使って 人を蔑む、刺激いっぱいの 詩を書かそうとしている 満月がなんだ!太陽がなんだ! 上には神が居てくださる 天使の言葉を伝えよ 善の言葉を伝えよ でもね、満月だから 太陽が短いから 僕は、差別用語を使って 詩を書こうとしていた
頭の痛みは 見えないものの声 わたしは沈む 無意識の海に 言葉は潜水具 声を聞く唯一のアンテナ 深海魚は歌う 海百合が祈る わたしの息は苦しくなる 闇が海水にまとわり付く その時わたしは見つけた 海底の砂地から出てくる光の声を わたしはノートを取り出し 声を書き取る 声は豊穣で 頭の痛みが気持ち良くなってゆく しかし言葉のアンテナは砂で錆び付き 声は充分書き取れなくなってしまった そして息が続かなくなった わたしは自分の未熟さを悔い ゆっくりと意識の浜に上がってゆく 海から上がり 陸の息を吸った そして長い疲れの時が来て モーツァルトの交響曲を聴きながら わたしは眠った
堪らないサブスクリプション 僕が眠っていても目覚めていても、お金が掛かるサブスクリプション 僕をどこへ連れて行こうとしているのか? 経済への執着 目に見えないが股間が感じる 薄っぺらい栄光への執着 サブスクリプションよ 僕の治療料を奪わないでおくれ 音楽やおしゃべりや勝負事への好奇心で 僕を奪わないでおくれ 6インチの世界の窓口は 開いても閉じても構わない 楽しい楽しい時代のノイズは 聞いても聞かなくてもどうでもいい インプットしたものをアウトプット出来ない 糞詰まりのようだ 高潔なもの、低俗なもの 太ったもの、痩せたものが 僕の小さいおうちの上空を 凄まじい轟音を出しながら、飛び交っている …
詩の才能はないのだけれども これだけは詩に書きたい 上を見ると憧れしかないし 先を見ると不安しかない だけれども、だからこそ 今を生きるんだ 今、何をするか考えろ 今日、汗をかけ 恥ずかしいし君は聞きたくないだろうけど 明日ではなくて、今日頑張れ 努力は叶わないだろう 世の中は「運」で出来ている だけど、自分らしく 今日、今、頑張ろう 自分だけの花は咲かないかも知れない 途中で根が腐るか葉が枯れるかも知れない だけど、今何をするか考えろ 今、汗をかけ 僕も毎日聖書を読んで お祈りして、詩を書いて、漢字の書き取りをして、体操して、茶碗洗いをしたい 上を見るとキリがないし 考えるだけで疲れてしまう…
会いたかったかもしれない あなたは狭いドアを無理やりこじ開けて お金と引き換えに、笑顔と愛をくれる あなたの姿は眩しくて 眼を閉じたら、あなたはそれでいいと言った あなたの声を聴き、私は笑った あなたの声は、聴き飽きることが無かった でもあなたは、眼を開けたらもっといいことがあると言って 私を秘密の部屋に連れていった そこであなたは着飾った裸体を見せた あなたは触るな、と言った 私は半分触りたくて、半分触りたくなかった 服を着た裸体を見せたあなたは お金をちょうだい、と言って 私の乏しい財布から、少しのお金をむしり取る あなたは写真を売った あなたは日記を売った あなたはおしゃべりを売った 私…
どんどん新しくなる 新陳代謝を繰り返して どんどんどんどん新しくなる フクヤママサハルが言っていた 特急のように景色を流して どんどんどんどんどんどんどんどん新しくなる 奇数は嫌いだ 設定温度を22度にしよう どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん新しくなる うどんは血となり肉となり、義の実を結ぶ フクヤママサハルが言っていない どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん新しくなる 新陳代謝が進んでゆく 今日の骨は明日壊れる 明日の牛乳は今日の希望になる どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん新しくなる 奇数は嫌いだ 素数はもっと嫌いだ…
時代遅れ インターネットの世の中で キリスト教を信仰するのは 時代遅れなのだろうか? 自然科学で何でも説明出来て 地球や生命までも自分の都合の良いように変える事の出来る時代に 哲学書を読むのは 時代遅れなのだろうか? 資本主義が世界を覆い 自分の思うままに働けば幸せと富を得られる国で 社会主義を夢見る事は 時代遅れなのだろうか? 革命は天皇から来て 神道が環境に負荷を掛けない美しい宗教で それに従わない者は国から二等市民扱いを受ける社会で 腐った近代を生み出したプロテスタント教に命懸けなのは 時代遅れなのだろうか? 東京やニューヨークやサンノゼに居れば世間の勝ち組になって アフリカやアジアやヨ…
死は生を炙り出す 生は死を飛び越える 生は死を理解しない 禿鷹の嫌みをイメージする 死臭は詩を奪い 埋葬は祈りを思い起こす 死骸には魂が無く 祈りは空中を舞い遊ぶ 線香の匂いを嗅げ やがて君も死ぬのだから 僧侶の読経を聞け 死はこのように消費される 絶命の時の意識の終わりを思え 恐ろしい暗黒に沈みゆく意識を思え だから、生を疎かにしてはいけない 死は完成ではなく破壊なのだから 生は作り上げろ それを子供に受け渡せ 死の来る前に生を完成させろ 喜び祝い、安息を得よ 生は作り上げろ その果実を子供が味わう 死の来る前に生を完成させろ 生きている様に死んでいるより 死に向かって生を燃焼させろ!
ネットの記事の見出しに コンプラがなんとか、と書いてあった コンテナとかテンプラとか面白くなって 見えないものなんかどうでもよくなってしまった コンプラが何か、とは知らないし、調べるつもりもないけれど 見えないものははそんな味気ない言葉に埋もれてしまう 宝くじが当たればあの本が買えるとか 来年の日ハムはどうなるとか 動画の会費が高くてアメフトが見れないとか 見えないものはそんなガラクタに囲まれている 波が来て、潮が引く 太陽が上って、月が沈む そんな「日常」の裂け目から 見えないものは沁みだして、わたしは高く、もしくは低いところへ連れていってくれる ところが、お金の絡む何やかやとか 地位とか欲…
久しぶりの更新です。 久しぶりに詩を書きました。 消える 魂と言葉が消える 透明なガラスと光の渦巻き ブーンとした音が聞こえる すると、心が消える 偽物のリアリティ 形の無い衝撃が、心を消してゆく 「魂はそもそも見えるの?言葉はどこから生まれてくるの?」 爆風が、心と魂と言葉を消してゆく そこにあったものが 一瞬見えて 消えてゆく 「カネと暴力の前には、魂なんて無駄だ!」 そうだと思う 魂だと思うものは、カネで買えて 言葉と思うものは、暴力で消える しかし、錯覚を取り除いて、頭脳を精製した魂と言葉は 不滅だ! 言葉の膜を研げ 魂を蒸留せよ 上に下に、右に左に 想像力を駆け上らせよ 約束の地は近…