牽牛子塚古墳と益田岩船

牽牛子塚古墳と益田岩船

飛鳥にある牽牛子塚古墳が綺麗に復元整備されました。この時代の大王家(天皇家ではない)の陵墓に特徴的な八角墳に造り変えられました。写真のように、八角形を三段重ねた古墳が復元されています。この古墳は、墳丘が多角形(八角形)で、「あさがお」の花びらに似ていたため「あさがお塚」とも呼ばれていたそうです。埋葬施設の構造も知られています。二上山の凝灰岩の巨石をくりぬいて二室を作り出しています。横口式石槨をもつ合葬用の古墳として知られていました。このことからこの古墳は、日本書紀の記述により、合葬され埋葬された真の斉明天皇陵として有力視されています。この八角墳に関して、私には大きな疑問があります。牽牛子塚古墳は、二上山の凝灰岩が墳丘の石組みとして使用されていて、今回復元されたように、築造当初は真っ白な墳墓だったと考えられ...牽牛子塚古墳と益田岩船