壬申の乱と法隆寺、斑鳩寺創建の謎

壬申の乱と法隆寺、斑鳩寺創建の謎

法隆寺は、推古天皇15年である607年に創建されたと伝えられています。別称は、斑鳩寺、鵤寺ともいわれます。法隆寺の西院伽藍は、現存する世界最古の木造建築物群であるとされます。私は、法隆寺の創建年に関しては、長屋王が大王に即位した、701年であると推測しています。考古学的にも8世紀初頭の創建とされますが、それでも世界最古の木造建築物群です。いままで記述してきましたが、現法隆寺と、斑鳩寺は異なる寺院です。斑鳩寺は蘇我氏が建設したお寺です。そして、斑鳩寺創建は607年ではなく、605年である。現法隆寺は、天武大王の発願により造り始められた大王家のお寺です。法隆寺建造は、百済復興の白村江の戦や古代の大戦である壬申の乱が大きく関わる。渡来人勢力の脅威がなくなってから本格的に造り始められた大王家のお寺です。法隆寺に関する大...壬申の乱と法隆寺、斑鳩寺創建の謎