「 作詞 入門 」( 阿久 式 ヒット・ソング の 技法 ) の ご 紹介 です
著者は作詞家の阿久悠(あくゆう)さん。◇144ページから。作詞法なんてものは、ほんとうのところ、教えるものでもなければ、教えられるものでもないのである。企画、発想、作業と、それぞれ独自の感性、独自のシステムで行(おこな)うものなのであって、そこへ、何々流(なになにりゅう)とか、何々風(なになにふう)という他人の感じ方や、システムが入りこむことは考えられないのだ。詞は、陶器や織物とは違う。いくらすぐれた技術や工程を発見しても、寸分(すんふん)違(ちが)わぬ作品をいくつもいくつも作るわけにはいかないのである。だから、富士山(ふじさん)の絵だけを描(か)いて、大家(たいか)の名を欲しいままにするなんてことは、作詞家の世界にはありえない。1作1作に、新(あら)たな工程を考え、新たな技術を盛りこんでいかなければなら...「作詞入門」(阿久式ヒット・ソングの技法)のご紹介です
2024/06/29 22:40