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2019/11/23

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  • 1/29 全部どうでもいい

    私の人生はたいていが他力本願である。基本的には自分から〇〇を望む、〇〇に向けて努力する。ということがない。理想的な人生プランもない。 それ故に不満もない。毎日幸せだと思っている。いや幸せかどうかなんてどうでもいいじゃないかと思っている。 毎日ご飯が食べられて、冬は暖かい布団で眠れて、夏は暑さを凌ぐ場所があれば、それで十分。 思惟という行為さえできればなんでもいいのである。考えるというのはこの世で最も自由度の高い行為であろう。極端にいえば「私」さえいればできることである。 ただ、極度の飢餓状態や、極寒や猛暑に耐えながら思惟するというのはとても大変だと思うので、最低限の生活水準は守りたい、というだ…

  • 1/28 類は友を呼ぶ

    前回は情とは強い衝動であり、情の動きとはそのまま、人の動きであるのだと書いた。 今回は、その情についてもっと掘り下げてみたいと思う。 まず情がつく言葉をひたすらにあげてみることにしよう。 愛情、友情、人情、同情、感情、激情、欲情、発情、情念、情熱、情緒、情け…。 全部の情を「激しい衝動」とは言えないのかもしれない。激情や情熱、欲情や発情は何となくそんなイメージがある。ところが友情や人情、同情や情けといったものからはそのような意味は感じられない。ここでの情は何だか静かで、落ち着いている。 友情や人情また愛情には、思いやりという言葉が近いだろう。純粋に何かを思慕する気持ちと訳して差し支えがないよう…

  • 1/27 情とはなんだろうか

    情。愛情、友情、人情、感情、同情。情とは何だろうか。 或いは、情念と言ってもいい。悲しみ、憎しみ、喜び、嫉妬…。これらの存在はいったい何なのだろうか。 何のために情は存在するのか、とは問えない。存在者の目的を問えば最後は必ず不可知なものに衝突する。「宇宙は何のために存在するのか」という問いに答えられるのはおよそ神だけである。 そして同じ理屈で存在理由も問えるものではない。 存在の問い方は必ず「~とはどういうことか?」つまり「A=?」でしかありえない。しかしその言葉がそのもの自体であるのだから、Aは結局Aである。いくら問うても、「AはAだからAである。」という皮肉な答えしか得られない。 だから、…

  • 1/22 めんどくささと戯れる

    生きるのがめんどくさい、と常々私は思っている。それは別にネガティブな意味ではない。ただただめんどくさいのである。 生きるに付帯している生活のあれこれ、食事、家事、国に生きる上での税金などの手続き。 肉体というものはあくまで付帯的である。ご飯を食べなくて済む身体なら、そも誰が食事など望むだろうか。(裏を返せば飢餓に耐えるだけの精神性が私にないだけであるが…まぁまぁ)(美味しいご飯はもちろん幸せであるが、それは飢え故である) 死にたいとは思わない、いや思えないということを私はよく知っている。私はそも生きているのではない、ただ存在しているだけである。正確には存在させられている。だから存在を消される(…

  • 1/20 主観=本当=謎

    前回、見え方に「本当は」などないという話を書いた。今回は見え方だけでなく、全てのものにそれはないのだ、つまり主観と客観など本来はわけられるものでは無いというお話をしていきたいと思う。 例えば、「私にはこの料理がまずく感じられるけど、本当は美味しいはずだ」という文から何か意味を感じとれるだろうか?その「本当は」は一体誰の味覚を指して言っているのか。 科学は言う。その料理にはグルタミン酸という旨み成分がたっぷり入っている。だからまずく感じるのはあなたの味覚が異常であると。 そうして人間は悩むことになる。「美味しく感じられない私がおかしいんだ」と。 本来、「本当は」が意味しているところのものとは、主…

  • 1/15 見え方の正しさ

    錯視。それは目が対象を間違って見えてしまっているという状況を指す言葉である。 有名なものにミュラー・リヤー錯視というものがあります。気になる人は調べてみてください。 2本の同じ長さの横棒が並んでいるのに、目の錯覚で片方が長く見えてしまうというものである。 錯覚とはその字面通り錯誤の感覚という意味である。錯視の例で言えば、「本当は」同じ長さなのだけれど、間違って片方が長く見えるということである。 こういうふうにするから、人々は勘違いする。 そのものの長さと、その長さの見え方とは本来全く別の話である。そこをごちゃ混ぜにするから、人々は「本当は」という幻想を抱く。 例えば、あなたは今飛行機の窓から富…

  • 1/14 人生の質

    量より質という言葉がある。それはつまり多さや大きさより、高品質なものの方がよいということを意味する。 市場でもまさにそうである、質がそこそこのもので大量に売られているものは安価である。それに対して、品質がよいものは、量も少なく、高値である。 人々はより質が高いものが価値である、と思っている何よりの証拠であろう。 では人生においての量と質ではどうだろうか。 人生の量それは即ち寿命のことであろう。 長寿ということは喜ばしいことだ。長生きは良い事だ。短命であるのは残念だ。若くして死んだ人は可哀想。大抵の人はこう思っているのではなかろうか。 ここに「なぜ?」と問う人はあまり見受けられない。 例えば、1…

  • 1/13 私=宇宙 宇宙=私

    宇宙が存在しなければ、自分も存在しない。これは誰もが認める事実であろう。 宇宙が存在しなければ、当然地球という星もない、そして、そこに誕生するはずの人類もない、だから当たり前であるが、自分という存在も、もちろん存在しない。常識ですね。言うまでもないようなことである。 ところが、逆のこととなると人はそうではないと思うようになる。 つまり自分が存在しなくても、宇宙は存在している、と人々は思うようである。これはなぜなのだろうか。 自分が存在しなくても、厳密には存在しなくなっても(=死?)、宇宙は存在している。とは一体どういうことなのだろうか。自分が存在しなければ、宇宙が存在していると思えるのは誰であ…

  • 1/8 早く迎えに来て

    人生の深淵。 一人で静かにベッドにねそべる時、或いは電車の窓から知らない街の景観が目にとび込んできた時、或いは友人と遊んだ日の帰り道、或いは…。 一日の中で、一度は経験する。 言葉にならない、胸のざわめきと火照り。 「私は一体何をしている?」 「私とはそもそもなんだ?」 「なぜここでこうしている?」 「この感情はなんだ?」 分からない、分からない、分からない。何もかもが分からない。 しかし、分からないとはっきり分かっている。 生きていると生かされているの狭間で、意思と運命の狭間で、揺れて、ぐらつき、傾く。 私がいるこことは即ち宇宙なのだと自覚した瞬間、足はすくみ、真下を覗くと巨大な暗闇が広がっ…

  • 1/7 認識と世界

    色。青色、赤色、白色、黒色。 我々は共通の認識をもって、それらの色を呼ぶ。色の認識が「一般の人」と違う人を色盲と呼ぶそうな。 彼らが見ている世界はどんなだろうか。 その前になぜ我々は色の共通認識を持っていることを確信しているのだろうか。 私の青色が、あなたの赤色かもしれない。あなたの黄色は、私の緑色かもしれない。 そういう可能性は絶対にないとは誰しも言い切ることは出来ないだろう。目の構造がどれだけ同じでも、それはなんの当てにもならない。 だって、脳の構造は皆同じなのに、考えていることは人それぞれで全然違うもの。 それにもかかわらず、われわれは当たり前のように「あのお花赤くて綺麗ね。」と言う。ま…

  • 1/6 あるとない 天才と凡人

    あるはある、ないはない。世の中の一番簡単であるが故にもっとも難しい道理である。 私たちの世はどうしても「ある」しかない。ないは無いのである。そんなの当たり前じゃないか、と人は思うかもしれない。 だが、いかに普段のわれわれがその事を忘れているかということを人々は認知していない。 例えば、今あなたは「何もしていない」とする。ただベットに寝そべって、ボーッとしているとしよう。 これはまさに人々が思い浮かべる「何もしていない」状況ではなかろうか。 しかし、これは本当に「何もしていない」ということなのだろうか。何もしていないことは果たして人間に可能なのだろうか。改めて考えて頂きたい。 そう、われわれには…

  • 1/3 歳をとること

    最近、歳をとることの面白さに私は目覚めている。 まだ23歳なのに、何言ってるのと言われるかもしれませんが、、、まぁ見ていってくださいな。 歳をとること、即ち老いること。 初老とは40代の別称である。老いはまさに40代から始まるのだと言う意味であろう。それまでは成長と言う名で呼ばれていた身体の流れが、ここに来て退化という名前に変わる。若さと老いとは、はていったいどのタイミングで入れかわったのだろうか。 いや、そもそも入れかわってなどいないのだ。われわれは生まれた瞬間から老け始めているのである。若さとは老いの一通過点でしかない。人生を山のように思うのは「若さ」に価値をおく為に陥る錯覚である。 生き…

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