信じたいのに4
httpps://www.beiz.j これほど恋焦がれる女性が今までいたのだろうか? この時代に、恋や愛だなんて感情は必要ない。 その感情を持つことで自分を苦しめることになるから子供の頃にその感情は 既に諦めていたものだった。 自分で愛する人と結婚は出来ず決められたレールに乗るしかない。 それが当たり前だと思っていたのに 私の前に現れた愛おしい人。 衝撃的な出会いだった! まさか深層といわれるはずの大貴族の姫君と床下で出会うなんて! 最初は今では右近の少将である高彬の気持ちが分らなくて驚いたものだ。 こんなにおてんばではねっかえりの姫君のどこがいいのかとそう思っていた。 同情の念を思うよりな…
2020/03/31 15:43