バスに乗った話
こんばんわ 私が高校生くらいの時のことである。暇を持て余していた私は本を探しに行こうと自宅から自転車で30分ほどのゲオに行くことにした。 普段は自転車で移動しているが、生憎その日は朝から小雨が降っており、天気予報では午後から本降りになるとキャスターがよく通る声で伝えていた。そのためバスで本屋に向かったのである。 到着して本棚の前に並ぶ暇人どもを眺めながら、私は時折マンガを立ち読みしている人々が次に手を伸ばすであろう本を颯爽とカゴに放り込んでいった。 そして森見登美彦さんの布教用に夜は短し歩けよ乙女を2冊購入し、カゴに入っていた余計なマンガは棚に戻した。 学生に出来る贅沢な時間の使い方だと思う。…
2020/09/18 21:48