spidel
フランス製の総合コンポブランドとして1970年代に登場した「spidel」 かつてフランス製の部品は一定の地位を築いていましたが、イタリアを代表するカンパニョーロや、新たに登場したシマノ、サンツアーなどによって徐々にシェアを奪われていきました。 再び時代を築くべく、フランスのパーツメーカー4社が手を組んで立ち上げたブランドが「spidel」です。 ディレーラー類はサンプレックス(Simplex)、クランクはストロングライト(STRONGLIGHT)、ブレーキはマファック(MAFAC)、ハブはメイラード(MAILLARD)が制作しています。 ところがその後1980年代までの革新的な変化の波に抗うことができず、フランス製パーツメーカーは姿を消すこととなります。 今となっては、コンポメーカーのシェアはシマノが圧倒的多数(体感的には98%くらい、カンパとスラムが1%ずつ)を占めています。選択肢がたくさんあった方が面白かったですけどね。
2021/03/28 11:26