ブハラのハラ
砂漠の古都 殺人的な太陽光が私の皮膚を突き刺す。 流れ出る汗すらすぐに乾いてしまうような圧倒的な熱気。 私は、ウズベキスタンの古都ブハラに到着した。 駅から街の中心に向かう車窓から見えるのは灼熱の砂漠。砂煙 ブハラはまさに砂漠のオアシスであった。 それはまるで街全体に茶色の塵のフィルターがかかっているかのような雰囲気であった。 これぞまさに私が想像していた「大陸」の姿である。 ウズベキスタンの大地、そのほぼ中心に位置するブハラは、シルクロードの要衝として栄えてきたオアシス都市である。 その前に訪れたサマルカンドも素晴らしかったものの、意外と大都会であるという点に少し拍子抜けしていたため、ブハラ…
2020/02/17 00:00