山梨の縄文土器がまた1つ重文に(その1)「安道寺遺跡の深鉢形土器」
(画像出典:文化庁2025.3.21発表資料による)上の画像は一作日(3月21日)、文化庁から発表された、新たに国宝や重要文化財に指定されるよう文化審議会から答申されたもの(国宝4件・重文42件)のうちの1つで、山梨県は甲州市の安道寺(あんどうじ)遺跡出土の深鉢形土器の説明資料です。この安道寺遺跡の深鉢形土器は、縄文時代中期の曽利式という形式に属す約4,500年ほど前のもので、高さが83㎝もあるものです。近くの殿林遺跡から出土した同じ曽利式の深鉢形土器が昭和63(1988)年に重要文化財指定されていますが、その高さは72㎝。いずれも縄文土器としてはたいへん大きなものですが、今回の深鉢形土器の方が、突起(「把手」と呼ばれる)が4つ付いていて数字的により大きくなっています。この記事は、(その2)に続きます。山梨の縄文土器がまた1つ重文に(その1)「安道寺遺跡の深鉢形土器」
2025/03/23 10:00