蹄の状況変化と跛行の関係

蹄の状況変化と跛行の関係

そもそも、正常な蹄って多分こうなってます。最初できたての蹄組織はそんなにガチガチにはなっていないと思う。しかし、あの巨体を支えている内にどんどん圧縮されて、蹄底に達する頃にはガチゴチになるはず、なんです、本来。野生動物の宥蹄動物(ホントにすごく多いですよね、生息域も幅広い)が、誰一人削蹄師なんぞ必要としていないのは、体重によって蹄がいい感じに固まる削れた分だけちょこっと伸びる、を繰り返しているから。元来そうそう伸びるもんじゃない、というのも抑えるべきポイントだと思います。野生だと運動量が多いから、すぐ削れちゃうから、伸びないんだ、というのは間違いです。しかし、例えば濃厚飼料を多給してしまうと、こんな現象が起きたりします。栄養過多のせいで伸びが速すぎて、蹄底を支えられるような硬さになる以前に蹄底に組織が到達...蹄の状況変化と跛行の関係