「意味」としての情報と「データ」としての情報
情報ってなんだ という問いについて調べると「事実,事象,事物,課程,着想などの対象物に関して知りえたことであって,概念を含み,一定の文脈中で特定の意味をもつもの」と定義されている。(JIS) 一般的に想像する「情報」という言葉の意味はこれでよいと思うのだが、シャノンの情報理論が混ざってくると話がややこしくなる。 シャノンの理論は意味を持たない0,1の列としての情報についての理論で「計算するための原理」を組み立てている。もちろん「基礎的」で素晴らしい理論だが『情報理論』と呼ばれることから「意味」としての「情報」と混同されやすい。 某社の教科書の最初の章に「シャノン」の名前があることにはがっかりした。 意味論と「情報理論」は混同しないようにしなければいけない。「情報」について学び始めた最初の授業で「意味」と「計算理論」は違うと話しても生徒は混乱するばかりだろう。 ..
2022/04/15 18:01