気になる言説の原論文を探した。
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」という一文が多くの場所で取り上げられている。要するに「未来はどう変化するかわからないから、適応力に優れた大人を育てるために教育を変えなければならない」という言い分を強化するために引用されるようだ。 この言い回しはニューヨーク市立大学のキャシー・デイビッドソン氏らが2011年に提唱した言説です。日本では「今のままの教育ではダメだ」という論を展開する際によく引用されている。 必要があって、今回はこの原論文をWebで探してみた。 最も早い引用は2011年5月なので、この前なのだろうとあたりをつけましたが見つけられなかった。cathydavidson.com内からさえも見つけられなかったので、我々としては少し慎重に対応するべき言説と理解した。 冷静に考えるとITの進..
2021/01/29 22:33