福島県心霊スポット情報

呪われた地（福島市）

1 概要 Kさん（女性）は夫と子供の三人暮らしで，福島市内の分譲住宅に新居を構え生活をしていた。 しかし，入居後すぐ，Kさんは体調不良を訴え始める。Kさんは幼い頃から霊感があり，やがて狐憑きのような状態になった経験もあるという。 家の中での生活だが，特に二階が気持ち悪いらしく，長時間二階に留まることはできない，とのことであった。 また，Kさんだけではなく，Kさんの幼い子供も，家の中で誰もいないにも関わらず，何かと話をしていたという。どうも，子供も「何か」が見えていたらしい。 その後，Kさんがこの地について調べたところ，過去，この場所には自動車学校が存在していたが，学校関係者が変死を遂げる，とい…

2020/04/06 18:59

怪アパート（いわき市）

1 概要 磐城第一高校の隣にアパートがあり，そこにはある姉妹が住んでいた。 姉妹のうち，妹の甲子さんには多少の霊感があったのだが，その甲子さんが日頃気にしていたのは，夜，仕事を終え帰宅する際に，いつも遅い時間にも関わらず，高校のバレエ部の部室の明かりが点灯していることだった。 気になった甲子さんは，高校の用務員にそのことを説明したのだが，それでもやはり，明かりが点灯している時があったのだという。 また，高校だけではなく，自宅のアパートにいる時は，どこからともなく「コツコツ」と，まるで，丑の刻参りで藁人形に五寸釘を打ち込むような，そんな怪音が聞こえていたという。 ある日のこと，甲子さんはいつもの…

2020/04/05 18:48

龍燈（いわき市）

1 概要 龍燈とは，主に海中より出没する怪火で，海上に浮かんだ後，いくつもの火が連なったり，海岸の木などに留まったりするとされるものである。 かつては磐城国が出没地として知られていたとされており，閼伽井岳山頂の寺（閼伽井岳薬師）から東方を眺めると，四，五里（約16～20Km）の彼方に海が見える。 そして，日暮れの頃に，海上の高さ一丈（約3m）の空中に，提灯や花火の球のような赤い怪火が出没する様子がよく見えたという。 この龍燈は毎晩7，8個現れるが，必ず2個ずつ対となり現れ，1個目の龍燈が現れて3，4町（約327～436m）程宙を漂った後，2個目の龍燈が現れ，1個目の軌跡を沿い宙を漂うのだという…

2020/04/04 18:55

雷獣（福島県）

1 概要 雷獣は落雷と共に現れるとされる妖怪で，外見的特長としては，体長は二尺前後（約60cm）で子犬や狸に似ており，尾が七，八寸（約21～24cm）で複数ある場合もある，そして鋭い爪を有する，とされている。 記録によれば，享和元年（1801年）7月21日，会津の古井戸に雷獣が落ちて来たという。その雷獣を描いた絵によれば，鋭い牙と水かきのある四本足があり，体長一尺五，六寸（約46cm）程の大きさであったとのことである。 ただ，古井戸に落ちて来た雷獣がその後どうなったか，残念ながら定かではない。2 解説 雷獣の話は全国各地に伝わっており，会津同様，実際に雷獣が落ちて来たとされる話も伝わっている。…

2020/04/03 18:55

瀬坊主・瀬女（福島県）

1 概要 瀬坊主・瀬女は，福島県内を流れる阿武隈川流域に伝わる妖怪である。 瀬坊主や瀬女は，福島市周辺においては，川の流れの中に佇む人影の姿として現れるといい，夜，川漁をする者が目撃するという。2 解説 瀬坊主や瀬女の正体は川の精霊，水死した人間の亡霊，獺（カワウソ）が化けたものではないかと言われている（瀬女については石女（うまずめ。子供を産めない女性）が寝ている間，霊魂が肉体から出て生霊化し川に現れた姿とされている。）。 水辺に現れる点，舟幽霊に近いのかとも考えられるが，舟幽霊同様，人に危害を加えることがあるのかどうかまでは残念ながら定かではない。

2020/04/02 18:52

空木倒し（福島県）

1 概要 空木倒しとは，山中を歩いていると，突然大木を切るような音が聞こえ，続いて地響きと共に大樹の倒れる音がするが，音のする方へ行ってみても木が切られた痕跡がなく，なぜこのような音が出たか不明である，という現象である。2 解説 空木倒しは福島県内各所の山中で発生したとされ，深山の幽谷に棲む天狗が起こすといわれている。 また，地区によっては，天狗ではなく狸や狐の仕業とされ，燃えさしをぶつければ消えるとされる。 山中で起きる怪音というのは全国各地でも確認されており，地方により様々な呼び名が存在している。

2020/04/01 18:51