ドヴォルザーク:チェロ協奏曲【5枚の名盤解説と聴き比べ】優しい風が通り過ぎていく「ボヘミアの自然」を聴こう♫
広大な自然を目の前にした気持ちよさ おししい空気に包まれる喜び この1曲で心、癒やされよう ドヴォルザーク: チェロ協奏曲ロ短調 Op.104:第1楽章 ドヴォルザークの、かつての叶わなかった想いも、つまった「鎮魂の曲」でもある、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲の解説です。 【楽曲を解説】ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 あのブラームスを感動させたドヴォルザーク:チェロ協奏曲の、こんな解説があります。 (ドヴォルザークは)ニューヨークのナショナル音楽院の院長として、ほぼ3年間アメリカに滞在(中略) この期間の最後の大作としてチェロ協奏曲に取組んだのだった。 それだけに、そこには、アメリカの民謡や黒人の音楽から消化した語法がないわけではない(中略) ブラームスは、死去する5か月ほど前にこの曲を知り、「こういう協奏曲を書けるとわかったら、自分で作曲してみたのだが」と語った。 出典:門馬直美 著 「管弦楽・協奏曲名曲名盤100」P114より引用 なんとも、憂いを帯びたメロディと、情感のこもった名曲、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲です。 これには、こんなエピソードも遺っています。 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲を完成させて、すぐ、勤め先であるナショナル音楽院のあるニューヨークから、故郷であるチェコへ帰国します。
2020/09/10 06:00