サン=サーンス:《白鳥》の美しさと【動物の謝肉祭】感想と名盤解説4枚ー動物たちの声を聴きに行こう!
はかなくも美しい 透きとおるような白鳥の純白 クサクサして、心の透明度が落ちた時に聴きたい♫ サン=サーンス:《白鳥》は、チェロとピアノで、静かに奏でられる、憂いをおびた美しい1曲。 このサン=サーンス:《白鳥》をもとにした、バレエ作品、「瀕死の白鳥」があります。 これは、傷つき、もがきながらも、その透明で白い、「天使のごとき羽根」を広げます。 そして、その清き時のなかで、静かに息を引き取っていく様が描かれています。 この、バレエ作品「瀕死の白鳥」のイメージもあるのでしょう。 サン=サーンス:動物の謝肉祭のなかで、《白鳥》はとても印象的で心に残る1曲となっていますね。 ちなみに、使用される楽器としては、ピアノ2台、チェロ1挺となっていますが、ピアノ1台で演奏される機会も多いです。 そして、ピアノが表しているのが、きれいに、はかなく揺らめく湖の湖面を表し、チェロは、静かに死を迎える「白鳥そのもの」を表現しています。 作曲の動機としては、チェリストのシャルル・ルブーク主催のプライベートなパーティーで演奏するためでした。 そんな、ごくうちうちでの演奏を目的に作曲したものであるため、内容的には、ユーモアを盛り込んで作りました。 つまり、
2020/07/30 06:00