「広告」と「広報」の違い|意味・特性・仕事から解説!
似ているようで全く違う「広告」と「広報・PR」 私達はプレスリリースの作成・配信という「広報・PR(同義なので以下広報)」サービスを行っているので、初対面の方などに「どんな仕事をしていますか?」と聞かれたとき、「広報関係の仕事です」と答えます。 しかし、「広報関係なんだね!」と理解されることは(悲しいことに)あまり無いです。 ピンと来なかったり、広告と混同されている方もたくさんいらっしゃいました。 そこで、今回は多くの方が混同されている「広告」と「広報」の違いについて解説していきます。 言語・意味から見ても「広告」と「広報・PR」は"別モノ" 結論から言うと、「広告」と「広報」は概念が大きく異なる"別モノ"です。 言語的な観点から考察してみても、 英語:「広告=Advertisement」「広報=Public Relation(PR)」、 中国語:「広告=广告」「広報=公关」 以上のように、それぞれ明確に区別されています。 また、辞書で意味を調べてみても、 「広告」とは 不特定多数の人々を対象に商品またはサービスの存在,特徴,顧客の受ける便益性などを知らせ, 相手方の理解,納得をもとに購買行動を起こさせたり信用を植え付けたりするために,具体的な物によって表現する有料のコミュニケーション。 「広報」とは 行政機関(=企業・労働組合・学校なども含む様々な組織)が国民(=それぞれのターゲット)との間に,その目的に適合するような信頼・協力関係をつくり出すために行う諸活動。 (引用:コトバンク・日本大百科全書の「広告」と「広報」項より) このように、「広告」とは「有料のコミュニケーション」であり、"大なり小なりお金を払えば、確実に広告のスペースを獲得できる"という特性があります。 「雑誌の広告欄」や「テレビのCM」などがそれにあたります。広告欄・テレビCMの時間を、"有料"で買い取っているわけです。 また、広告はそれ自体に、明確に企業や製品の知名度・信頼度を上げようとする意図が汲み取れるなど、目的がハッキリしています。 一方で、「広報」とは「多種多様な組織が、それぞれのターゲットと良好な信頼・協力関係を作るための活動」です。 さらに言えば、広報は"企業の透明性を高める"という観点から"義務"でもあります。
2020/01/27 16:55