大和国人一揆・赤沢朝経の猛威~大和武士の興亡(8)
応仁の乱から明応の政変と戦国の争乱が進む中、ついに大和の領地が他国衆に知行される事態が発生します。 1499年に畠山尚順に与する筒井党を討伐するため大和へ乱入した細川政元家臣の赤沢朝経は北和を席巻して寺社を焼き、反抗する国人の土地を自領としました。 この他国衆による大和侵略を前に大和の国人たちは、筒井党、越智党に分かれて多年にわたる対立を乗り越え、興福寺・春日社を精神的紐帯として一揆を結んで立ち向かいました。
2023/07/28 08:00