しあわせなブランチ
ひとり、隣駅のカフェで色々思う。何を···?このモヤモヤした気持ちの出処を。そこから抜け出す術(すべ)を。子供を愛することと、子供に自らを投影することは全くもって違うことであり、ナンセンスなことと認識していたはずなのに、“はず”は外れていた。勉強のこと、部活のこと、遊びのこと、友達のこと、恋愛のこと···私達母娘は何のためらいもなく話していた。もちろん、時に意見が食い違って神妙な雰囲気になることもある。それでも母親にポロポロとこぼせることは、少なくない彼女のストレス解消になっていたと思う。私は嬉しかった。「おかーさんに愚痴が言えてほんと助かるー」この言葉は本心だったはずだ。そうした日々の会話の中で、おそらく、いつの間にかグッと入り込んでしまう私がいたのだろう。母親ではなく当事者になってしまうように···。この前...しあわせなブランチ
2022/02/22 11:54