(2025年 アメリカ)還暦過ぎて頑張り続けるトム・クルーズの超絶スタントこそ見ごたえあるものの、一度見ただけでは把握しきれないほどの難解な物語と、それを理解させるために繰り返される説明の連続で、アクション映画としての勢いは削がれていた。感...
バッドボーイズ2バッド【凡作】無駄と重複だらけ(ネタバレなし・感想・解説)
(2003年 アメリカ)マイアミ市警のマーカスとマイクは麻薬密輸ルートを追っていた。DEAも同じく密輸ルートを追っており、潜入捜査官として、マーカスの妹であり、マイクの恋人であるシドが本来の拠点であるNYからマイアミへとやってきた。©Sony Picturesスタッフ監督は前作と同じくマイケル・ベイ1965年アメリカ出身。デヴィッド・フィンチャーとドミニク・セナにより設立されたプロパガンダ・フィルムズに所属しMTVやCMの監督としてキャリアを
バッドボーイズ【駄作】スベりっぱなし(ネタバレなし・感想・解説)
(1995年 アメリカ)マイアミ市警の証拠品保管庫から、押収品である大量のドラッグが奪われた。警察内部に手引き者のいる可能性の高いこの事件にFBIが捜査に乗り出してくることは時間の問題であり、そうなれば署内では大勢が職を失ってしまう。刑事のマーカスとマイクのコンビは、FBIが動き出すまでの72時間で事件を解決せよとの指令を受ける。©Columbia Picturesスタッフ・キャスト製作はドン・シンプソン×ジェリー・ブラッカイマードン・シンプ
タワーリング・インフェルノ【凡作】アクション演出が悪すぎる(ネタバレなし・感想・解説)
(1974年 アメリカ)サンフランシスコに地上550メートル、138階建ての世界最大の高層ビルが建設された。そのゴージャスな見た目とは裏腹に、建設途中の資金難から配電素材に安物が使われていたことから安全面で問題を抱えており、落成式の日に火災が発生した。©Warner Bros.スタッフ・キャストパニック映画の代名詞・アーウィン・アレン1916年生まれ。コロンビア大学とニューヨーク市立大学卒業後にジャーナリストとなり、ラジオ番組のプロデューサー
デューン/砂の惑星【良作】見応えが凄い(ネタバレあり・感想・解説)
(1984年 アメリカ)西暦10191年。人徳と政治力を兼ね備えたレト・アトレイデスを脅威と見做した宇宙皇帝シャダム4世は、アトレイデス家とライバルのハルコネン家の間で争いが起こるよう、謀略を巡らせていた。謀略の舞台は惑星アラキス。そこは宇宙で唯一、人間の意識を拡張させるメランジと呼ばれるスパイスが産出される星だった。 © 1983 Universal スタッフ・キャスト製作はディノ・デ・ラウレンティス1919年イタリア王国出身。1940年か
アイガー・サンクション【駄作】イーストウッド最低作(ネタバレなし・感想・解説)
(1975年 アメリカ)かつて凄腕の殺し屋であり、現在は大学で美術を教えているヘムロックが、古巣の諜報機関のトップであるドラゴンに呼び出された。諜報員が殺され機密情報が奪われたため、殺害犯を始末して欲 […]
ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場【良作】王道パターンが気持ちよく決まっていく(ネタバレなし・感想・解説)
(1986年 アメリカ)アメリカ海兵隊で数々の武勲をあげてきたが、平時においては居場所を失いトラブルメーカーになっていたトム・ハイウェイ一等軍曹に辞令が下され、古巣である第二偵察大隊内の小隊を任される […]
クリムゾン・タイド【凡作】艦長の主張、おかしくないですか?】(ネタバレあり・感想・解説)
(1995年 アメリカ)ロシアで軍のタカ派がクーデターを起こし、核ミサイル基地を占拠。世界はキューバ危機以来の緊張状態となり、米原子力潜水艦アラバマが警戒に出撃した。警戒態勢12日目、アラバマには敵基地への先制攻撃の指令が下りたが、直後にロシア原潜が現れたことから攻撃を避けるために深度を下げ、電波の受信ができなくなった。その間に新たな指令文書が出たようだがアラバマでは全文の把握ができなかったことから、内容の分からない第二報は無効とし、第一報のみを有効として先制攻撃を行うべき
ガントレット【凡作】インパクトはあるが大味すぎる(ネタバレあり・感想・解説)
(1977年 アメリカ)フェニックス市警の刑事ショックリーは、ラスベガスからマリーという証人の護送を命じられる。「自分は命を狙われている」というマリーの言葉通りに襲撃者が次々と現れ、ショックリーとマリ […]
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(2025年 アメリカ)還暦過ぎて頑張り続けるトム・クルーズの超絶スタントこそ見ごたえあるものの、一度見ただけでは把握しきれないほどの難解な物語と、それを理解させるために繰り返される説明の連続で、アクション映画としての勢いは削がれていた。感...
(1997年 アメリカ)全米年間興行成績No.1となった大ヒット作。大作らしい爆発的な盛り上がりには欠けるものの、黒スーツ&サングラスという主人公たちのファッションが決まっていたり、随所に挿入される小ネタが面白かったりと、細部の出来が非常に...
(1988年 アメリカ)大量破壊兵器シュワがコメディに進出したという話題性で公開当時には大ヒットとなったが、改めて見ると「シュワがコメディをやっている」「弟はダニー・デヴィート」という意外性の他には何もない凡作だった。感想『コナン・ザ・グレ...
(1974年 アメリカ)エアポートシリーズ第2弾だが、実に格安で製作されているので見せ場らしい見せ場がない。その分フィーチャーされるのがヒロインの顔芸なのだが、そのヒロインが田中真紀子というか、冝保愛子というか、柳沢慎吾というか・・・、とも...
(1981年 アメリカ・イタリア・オランダ)ジェームズ・キャメロンの監督デビュー作はB級ホラーだった!という若い人にはにわかには信じがたい作品。いろいろアレな映画扱いされてはいるけれど、ちゃんと向き合えばコンパクトにまとまった良作であること
(1988年 アメリカ)殺人鬼の警官がNYをパニックに陥れ、市民はもう何を信じていいんだかという着想だけはいいんだけど、それ以外の要素がいろいろとっ散らかっているし、肝心のパニック要素も中盤から消え失せるし、映画としてのクォリティは低い。で
(1997年 アメリカ)ウェズリー・スナイプスがヴェネツィア国際映画祭で主演男優賞を受賞したという、にわかには信じがたい作品。しかもアクションではなく不倫ドラマで。着地点は想像の斜め上をいっており、かなりの珍作と言えるが、それゆえに見る価値
(2010年 アメリカ)アンジェリーナ・ジョリーのスパイアクション。意表を突く展開が連続する前半部分は文句なしに面白いのだが、後半に向けて説明不足だらけとなり、ドンデンへの納得感がどんどん薄くなっていく。 ブラックリスト入りした名脚本 本作
(1992年 アメリカ)スタローンが自身の最低作と認める駄作で、コメディなのにまったく笑えない前半部分は確かに酷い。しかし親子のバディで事件解決する後半部分は、割と真っ当なクライムアクションでそこそこ楽しめる。 感想 中学時代の私は、ランボ
(1999年 アメリカ)映画史上最大クラスの損害を出した空前の大コケ映画だが、アラブ人旅行家視点で英国の叙事詩を再構築したインテリな内容と、ジョン・マクティアナンのアクション演出の組み合わせは決して悪くない。騙されたと思って見て欲しい良作で
(1978年 アメリカ)ド迫力の波乗り場面が見せ場のサーフィン映画だが、人生という荒波に乗れなかった人々を描いた、実は暗い話だったりもする。良い映画だとは思うけど、個人的には合わなかった。 感想 存在こそ知っていたが、今の今まで見たことのな
(1998年 アメリカ)豪華スター共演によるシミュレーション映画で、後のアメリカ同時多発テロを予見する内容には驚かされるが、ポリティカルスリラーとしてはさほど盛り上がらない。エドワード・ズウィック監督はハイテクを描くことに不慣れだし、戒厳令
(2024年 アメリカ)世界観、テクノロジー、恐怖演出、グロ描写、すべてが完璧な作品で、その根底には『1』への深い深い愛情がある。さらには『2』~『4』、おまけに『プロメテウス』の構成要素まで取り込み、それでいて一切の破綻がないのだから、こ
(1981年 アメリカ)戦時下におけるサッカー親善試合と、捕虜による大脱走計画を絡めるという驚天動地の闇鍋企画だが、正直あまり盛り上がらない。ただし後のスタ作品につながる要素も多いので、ファンとして切って捨てられない魅力があるのも確か。 感
(1996年 アメリカ)シュワが「コメディもいける!」と勘違いしていた時期に主演した凡作。ウケを取りにいっているシュワの姿が痛々しいが、かといって見ていられないほど酷くもない。まさに凡作。 感想 むか~しゴールデン洋画劇場で見たけど、シュワ
(2024年 アメリカ)誰が望んだのか90年代の大ヒット作『ツイスター』、28年ぶりの続編。豪勢な見た目に対する貧弱なストーリーは前作譲りで、あまりおもしろくなかった。 感想 ここ最近の投稿を見ると、砂の惑星だの猿の惑星だのマッドマックスだ
(1993年 アメリカ)アパッチ族の勇者ジェロニモと騎兵隊の戦いが題材だけど、先住民への弾圧を声高に糾弾する内容ではなく、お互いをリスペクトしあう戦士たちの激アツドラマだった。ウォルター・ヒル監督×ジョン・ミリアス脚本はダテじゃない。 作品
(1983年 アメリカ)マイケル・マン監督の長編第2作にして、唯一のホラー映画。編集が粗く、ストーリーもつじつまが合っていない、主人公が何者だか分からないなど、いろいろ問題を抱えた作品ではあるけれど、一部に光る部分もあるので一見の価値はある
(2024年 アメリカ)『オーメン』(1976年)の前日譚で、オリジナルとの間で整合性を図りつつも独自性も織り込んだ着想は素晴らしかった。ただし映画のテンポまでが70年代風なので、現代のホラー映画として見ると間延びして感じられるのが弱点。
(2024年 アメリカ)人気シリーズの第4弾だが、ここに来てシリーズ最高を更新。今までで一番面白いと感じた。ストーリーには適度に捻りがあり、キャラクターの動かし方も良い。そしてアクションは楽しくて、全方位的によくできている。 感想 6/28
(2024年 アメリカ)人気シリーズの第4弾だが、ここに来てシリーズ最高を更新。今までで一番面白いと感じた。ストーリーには適度に捻りがあり、キャラクターの動かし方も良い。そしてアクションは楽しくて、全方位的によくできている。 感想 6/28
(2024年 アメリカ)待ちに待った30年ぶりの続編。アクセルの親子関係が雑、前作メンバーが歳行きすぎて成立していないなど、少々強引な部分もあるが、それでもちゃんとビバリーヒルズ・コップしていたので、十分合格点だと言える。 感想 90年代か
(1996年 アメリカ)野球バカが高じて人まで殺してしまうアブナイ人を名優デ・ニーロが演じたサイコ・スリラー。人生八方ふさがり状態でヤケを起こした主人公の姿には、物の憐れが宿っている。 感想 ダメ人間ほど自意識が高い 昔、日曜洋画劇場で見た
(1987年 アメリカ)80年代に流行したバディ刑事ものに、刑事と監視対象とのロマンス要素をトッピングしたアクション・コメディ。どんなジャンルでも卒なくこなすジョン・バダム監督が卒なく作った結果、可もなく不可もない凡作となった。 感想 中学
(2024年 オーストラリア・アメリカ)『怒りのデスロード』で気を吐いたフュリオサのスピンオフ。強さと脆さを両立したアニャ・テイラー=ジョイが素晴らしかったが、それ以上に悪役のクリス・ヘムズワースの狂いっぷりが最低かつ最高だった。 感想 フ
(1990年 アメリカ)ドルフ・ラングレンが人間を狩猟対象とするエイリアンと戦うというプレデター風アクション。さほど面白いわけでもないが、馬鹿みたいな威力のエイリアン銃の描写など、見所はちゃんとある。なおジェームズ・キャメロン制作の連続ドラ
(1980年 アメリカ)かつてイーストウッドが量産していたライト系の娯楽作だけど、家父長制的なイーストウッドの価値観は、現代目線では少々厳しい。めちゃくちゃ面白い展開があるわけでもなく、最後までノリ切れずに終わってしまった。 感想 午後ロー
(2024年 アメリカ)期待せずにみたらなかなか面白かった新章。アドベンチャーとして王道の筋書きに当てはめつつも、ミステリー要素を加えることで先読みができそうでできない物語になっている。アクション演出もキレッキレで、続編への期待値も高まった
(1986年 アメリカ)実は昏睡状態で生きながらえていたコングを、巨大な人工心臓とレディコングからの輸血で復活させるという力技の続編。アクションコメディ『ビッグ・ヒット』(1998年)でネタにされるなど駄作中の駄作ともいわれる作品だが、そこ
(2024年 アメリカ)人間を完全に脇役に追い込み、怪獣を名実ともに主人公に据えたエポックメイキングな怪獣映画。怪獣映画の行きつく果てを見せてくれる、実はすごい映画だと思う。 感想 IMAXにて鑑賞。やはり大怪獣映画はなるべく大きなスクリー
(2024年 アメリカ)映像美は相変わらず素晴らしく高品質な映画であることは間違いない。決して低い評価にはできないけど、娯楽作としての抑揚を頑なに拒否しているかのようなドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のもったいぶった演出は、もっと柔軟にならないもの
(1989年 アメリカ)トビー・フーパー監督が「月刊ムー」感あふれる題材をシリアスかつ複雑に映画化した意欲作だけど、完成した作品はあまりに説明不足で分かりづらいし、分かろうと努力をするほど面白くはないし、結果、パッとしない仕上がりとなってい
(1989年 アメリカ)イーストウッドがアクション・コメディから足を洗うきっかけになった大コケ映画。アクションとしてもコメディとしても中途半端で、決して面白い映画ではないが、さくっと見るには程よい温度感なので、特に嫌いになることもなかった。
(1993年 アメリカ)ビデオスルーのB級SFだが、かと言って切って捨てられない魅力がある。前作とちゃんとつながった設定、世界規模の背景を持った物語など、よくぞこれだけ大風呂敷広げられたなぁと。低予算なので多くは期待できないが、やれることは
(1984年 アメリカ)懐かしの映画だけど、あらためて見ると記憶以上に作り込みの細かい良作だった。SF好きほど騙されそうな意外性あるストーリーに、地に足の着いたドラマ。総合的に完成度が高く、VFXのショボさには目を瞑りたくなる。 感想 子供
(2023年 アメリカ)3億ドルもの製作費がかけられた空前絶後の10作目。ストーリーにまとまりはないが、ジェイソン・モモア、ブリー・ラーソンら新キャストの魅力と、途方もないことになった見せ場の物量・熱量で何とかなっている 感想 今回が初鑑賞
(2021年 アメリカ)ついに宇宙にまで飛び出した第9作目だけど、ここまでくるともはや車である必然性がなく、ド派手な見せ場の連続にもちょっと引く自分がいた。ドム&ジェイコブ兄弟の確執も分かったような分からんような微妙なものだったし、
(2017年 アメリカ)ドムが敵の手に落ちる第8作。お話の方はいつもに輪をかけて適当だが、新監督F・ゲイリー・グレイのアクション演出が冴え渡っており、見せ場の楽しさはシリーズ随一と言える。 感想 これも映画館に見に行ったけど、特に面白いとは
(2015年 アメリカ)シリーズ第7弾にして、現時点で最大のヒット作。話は相変わらず適当で、都合が悪くなると方向転換を繰り返すが、ジェイソン・ステイサムを悪役に据えたことで戦いには緊張感が漂っており、アクション映画しては筋が通っている。また
(2013年 アメリカ)ミッションもののフォーマットを確立したシリーズ第6弾。ただしお話の方はいつも以上に適当で、敵を仕留められるチャンスを何度も逃し、何のために戦ってんだかも次第に分からなくなってくる。派手な見せ場は楽しいけど、所々やりす