旧森田銀行本店:福井・三国港の繁栄を語る近世復興(ルネサンス)様式の洋館
福井県を流れる九頭竜川の河口に位置する坂井市三国町。 三国港は、越前国の玄関口として様々な人やモノが行き交う、古くから栄えた港町であった。 特に江戸時代には北前船による廻船業を営む豪商たちが、この三国港に拠点を構えており、今でも三国には港町の繁栄を物語る建物や街並みがいくつも残されている。 今回紹介するのは、その中でも珍しい洋館、旧森田銀行本店である。 (煉瓦造りに見えるが、タイル張りの建物であるとのこと。左右対称な建物) 18世紀中頃から明治30年代まで、大阪から北海道まで積荷を売り、新たに仕入れをしながら日本海周りで往復した北前船。 稲を育てることができなかった江戸時代の北
2024/11/27 18:34