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【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あかり先生の歴史講座 〜高野山のはなし〜
――はい!皆さんごぶさたしています!久しぶりの授業なのですが、やっぱり教科書は使いません!さて今日は、高野山について少しお話しましょう。和歌山の皆さんにはもしかするととっても身近かもしれませんが、わたしのような遠く離れた土地の者から見ると、
2023/02/28 10:30
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あやかし文化財レポート・その5
今夜は特別オープンのbar暦に招待を受けている。日数だけでいえばあれからそんなに経っているわけではないのに、めちゃくちゃ久しぶりな気がしてなにやら緊張してしまう。普段は神社のカフェとして営業しているこのお店も、とっぷり日が暮れた後の姿は別の
2023/02/28 10:21
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あやかし文化財レポート・その4
「伊緒さん。スモークチキンのサンドイッチ、めちゃくちゃおいしかったです!」不動山からの帰りがけ、cafe暦に寄ったわたしはまっさきにお弁当のお礼を言った。「そう。よかった」店長代理の伊緒さんはにっこり笑い、目の前でコーヒーをドリップしてくれ
2023/02/26 10:08
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】第7章 不動山の巨石と一言主の約束。裏葛城修験の結界守
cafe暦の店長代理ユラさんと天野へ行く少し前のこと。cafe暦を閉めてほしくないばかりに、「ハローワークに求人出して腕のいい職人を探せ」と酔ってくだを巻いたわたしはけっこう責任を感じていた。もちろんユラさん不在の間、マスターの代わりが務ま
2023/02/26 09:28
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】第5章 和歌山城の凶妖たちと、特務文化遺産審議会
特務文化遺産審議会「ユラさんって、オサカベさんのこと嫌いなんですか?」わりと長いこと悩んだ割には、すぱっと核心をついたことを聞いてみた。前からなんだか気になっていたのだ。「ん…?うん」どうしたの、当たり前のこと聞いて。みたいな感じで優しく即
2023/02/25 10:34
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あかり先生の歴史講座 〜隅田党武士団のこと〜
はい。みなさん、ごきげんよう!教科書は――そう、今日も使いません!さてさて、今回は北条時頼とともに紀ノ川の大鯰と戦った、“隅田党”のお話です。和歌山県橋本市の東、奈良県五條市との境あたりにその名も“隅田”という地域があります。在地の武士団を
2023/02/25 10:03
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】第4章 空海の大蛇封じと、裏高野の七口結界
裏高野なんだか久しぶり、というよりはきっぱりとまだ2回目だ。「bar 暦」のカウンター席に着くのは。なので白いシャツにネクタイ、そしてウエストコートというバーテンダー姿のユラさんを見るのも、これが2回目。まったくあたり前のことなのだけど、初
2023/02/23 21:13
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あかり先生の歴史講座 〜陵山古墳・南紀重國のこと〜
はい。じゃあみなさん、教科書は閉じてくださいね!今日は和歌山県橋本市の歴史に関わることを、2つ解説してみましょう。まず1つめは「陵山みささぎやま古墳」。そう、庚申さんの使いのお猿さんと、たくさんの鬼たちが戦ったあの場所ですね。円墳としては和
2023/02/23 20:16
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】第3章 血縄の主の大鯰と、裏隅田一族の大宴会
cafe暦と二人の童子和歌山に赴任してきた新米教師のわたしが住んでいるのは、県の最北東端あたりの町だ。大阪府と奈良県に境を接するところで、橋本という古い町の南側、高野山の麓に開かれた小さな住宅地「伊都見台いとみだい」。この和歌山県北東地域の
2023/02/22 14:24
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あやかし文化財レポート・その2
「りんごをむいてあげましょう」そう言ってわたしは、わりといそいそと支度を始めた。この東堂医院は川のほとりにあり、病室からの眺めはとてもいい。河川敷はすでに葉桜となっているけど、やわらかな緑がなんとも心をなごませてくれる。院長の東堂慈庵先生は
2023/02/22 14:03
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】第2章 影打・南紀重國の刀と由良さんの秘密
刀とあやかし文化財パトロール本物の日本刀を手入れする様子を見るなんて、もちろん初めてのことだ。刀そのものは、博物館の展示ケース越しには何度も目にしたことがある。けれど遮るものもなく眼前にあるそれは、工芸品というよりむしろ命を宿した何かのよう
2023/02/21 10:50
【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あやかし文化財レポート・その1
ピークを越えつつある桜が、風に吹かれて盛大な花吹雪を舞い上げた。昼間の瀬乃神宮は夜とは打って変わって穏やかで、「bar 暦」もいまは「cafe 暦」の看板を出している。先日と同じカウンターチェアに腰掛けたわたしの目の前で、由良さんがコーヒー
2023/02/21 10:28
【WEB小説】『紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート』 ―目次―
古い神々と諸仏が共存する、紀伊・和歌山。この地にある遺跡・寺社・美術品等の「文化財」の中には、あやかし達への結界として機能しているものも多いのです。そして、そんな結界文化財の保全を密かに行う人たちが存在しています。高野の麓にひっそりと鎮座す
2023/02/20 14:14
あの時代にその食品は存在したの? 歴史小説での扱いに要注意な調味料・飲みもの7つを解説!
ふだんから和食でも馴染み深い調味料や飲みものは、なんとなく江戸時代にはすでにあったようなイメージがないでしょうか。もちろん明確な起源が定かではないくらいに古い歴史をもつものも多いのですが、小説作品で登場させる際に時代考証が必要なおそろしい品
2023/02/08 15:12
歴史小説でその食品を出しても大丈夫!? 登場する時代に要注意の野菜・くだもの5選!
歴史小説や時代小説を彩る「食べもの」のシーン。時代背景を演出したり、独自の風情を醸し出したりと重要な部分ですね。ところがある時代ではまだ存在していなかったり、あるいは簡単に手に入らなかったりする飲食物もあるため、うっかり登場させると考証が破
2023/02/06 20:36
文学賞に入賞して変わった5つのことと、変わらなかった3つのこと
文学賞に入賞する=何かが劇的に変わる?小説作品発表の場が多様化し、執筆と公開の方法に多くの選択肢がある昨今。物語を紡ぐ情熱と、物語を求める気持ちはいよいよもって高まりを見せているように感じられます。そんな創作の上では、しばしば「文学賞」への
2023/02/04 20:11
おすすめ作家「松田紙弥(まつだしみ)」作品7選
松田 紙弥(まつだ しみ)とは今回のおすすめ作家さんは「松田紙弥」さん。宮崎県美郷町が主催する「西の正倉院みさと文学賞」において、第2~4回の3年連続で入賞された日向の才筆です。その確かな筆力と練り上げられた物語の数々。私も夢中で作品を読ん
2023/02/02 17:11
2023年2月 (1件〜100件)
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