私にとってのセルフ(・マインド・)コントロール

私にとってのセルフ(・マインド・)コントロール

神を信仰して何の得があるか?と問われたら、自分は何よりも精神衛生上の効用を言います。 すなわち、人はいろんな苦悩を抱えることで自分を苦しめるものですが、その苦悩を緩和する効果が神信仰にはあるのです。 特に聖書が示す「神」は絶対他者であり、それを信仰することによって自分自身を苦悩もろとも相対化し去ることができるからです。苦しんでいる自分は「神」との関係においてのみ実体を得られるのであり、この世の価値(財産や名誉や美しい容姿など人に羨ましがられるもの)を持たない貧しき者たちは、「神」との関係なしには、この世では風に吹き飛ぶ塵芥のようなものにすぎず、なにかにつけ自死を考えるほどに弱き者です。 すなわ…