【考察】バブル / にんぎょ姫と銀河の衝突を描く物語

映画「バブル」に関する個人的な解釈と感想をまとめた記事です。

【雑記】コードギアスGenesic Re;CODEの発表会を受けて

20201205 コードギアス新プロジェクト発表会2020年12月5日、新作スマートフォンゲーム「コードギアスGenesic Re;CODE」、および新作アニメシリーズ「コードギアス 奪還のゼット」に関する発表が行われた。今回の発表を受けて考えたこと、今後の公式発表に期待したい事柄を、

【考察】この世界のすべてに意味がある / ID：INVADED イド：インヴェイデッド

◆世界観: パラドックスを体現する主要な登場人物①鳴瓢秋人 / 酒井戸 a. 名探偵なのに、連続殺人犯 b. カエルちゃんを助けたいのに、カエルちゃんは常に死んでいる②数田遥・井波七星 / 墓掘り a. 数田遥: 愛情表現と殺意がすり替わっている b. 井波七星: 穴があるから

【考察】世界観を理解するための副次要素 / ID：INVADED イド：インヴェイデッド

◆世界観: パラドックスを体現する主要な登場人物①鳴瓢秋人 / 酒井戸 a. 名探偵なのに、連続殺人犯 b. カエルちゃんを助けたいのに、カエルちゃんは常に死んでいる②数田遥・井波七星 / 墓掘り a. 数田遥: 愛情表現と殺意がすり替わっている b. 井波七星: 穴があるから

【考察】世界はパラドックスに満ちている / ID：INVADED イド：インヴェイデッド

◆世界観: パラドックスを体現する主要な登場人物①鳴瓢秋人 / 酒井戸 a. 名探偵なのに、連続殺人犯 b. カエルちゃんを助けたいのに、カエルちゃんは常に死んでいる②数田遥・井波七星 / 墓掘り a. 数田遥: 愛情表現と殺意がすり替わっている b. 井波七星: 穴があるから

【感想】Then, she will say... / ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見て

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」（京都アニメーション、2018年）は、少佐の「武器」として戦場で生きた少女ヴァイオレットが、「自動手記人形（ドール）」と呼ばれる手紙の代筆サービスを通して、言葉と感情を知り、「愛してる」を知る物語である。美しい作画で注目を

【感想】オルフェンズが描いた、ガンダムの変化

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」（Ⅰ期2015年10月~2016年3月、Ⅱ期2016年10月~2017年4月）は、そのコンセプトを「段階的な変化を遂げるガンダム」とする。実際、この物語では、歴史というものの段階的な変化と、その瞬間に生きる人々の足掻きが描かれていたと感じる

【考察】DoD・ニーア / 塔が「方舟」であった理由~創世記をたどる物語~

(First Release: 2020/2/20, Last Update: 2022/5/24)「ドラッグ オン ドラグーン」（2003年発売、スクウェア・エニックス）は、一見王道RPGかと思わせながら、その陰鬱とした演出や狂気にかられた登場人物、救いのないエンディングなどで当時の話題をさらった作品である。そ

【補完】ドラッグ オン ドラグーンからNieR:Automataまで

(First Release: 2020/2/15, Last Update: 2022/5/24)西暦856年、イベリア半島に大震災が発生し、突如として謎の高層ビル群「教会都市」が出現した。この出来事は「大災厄」と呼ばれている。各種資料をもとに筆者作成。小説版などの派生作品は省略。ドラッグ オン ドラグーン

【雑記】ニーア / 「人類」に栄光あれ

西暦4198年、最後の人類（ゲシュタルト）が死亡。オリジナル・ゲシュタルトであるニーアの暴走、およびゲシュタルト計画の失敗によって、人類は滅亡した。これが、ドラッグオンドラグーンEエンドに続くニーア世界における人類の歴史である。（ニーア世界に関する補完情報はこ

【雑記】ポケモン / オーキド・ユキナリには、なぜサトシとの記憶がないのか

「劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇」（2001年公開）は、言わずと知れたポケモンシリーズの劇場版第4作目である。昔の作品なので詳細は割愛するが、幻のポケモンセレビィのお披露目と環境問題が大きなテーマとなっている。本作には、少年期のオーキド博士「

【雑記】かくしてそれは魔神の愛となりにけり

「コードギアス 反逆のルルーシュ」という作品において、お話の軸は大きく2つある。1つは、神聖ブリタニア帝国の棄てられた皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが、父であり唯一皇帝であるシャルル・ジ・ブリタニアに反逆する物語。もう1つは、現実世界とCの世界からなるSF的物

【考察】2次元に見るメンヘラの典型

「メンヘラ」という言葉が世間に定着して久しい。メンヘラという言葉は、もとは精神面の健康を意味するメンタルヘルスから来ている。ネットスラングとしてメンタルヘルス→メンヘル→メンヘルer→メンヘラと変化してきた。さらに新型うつ病、メンヘラ、ヤンデレなどと類義語

「天気の子」鑑賞後の雑記

天気の子とは: 神の視点を、神の視点で観測する作品細かくは深掘りする余地が相当あるが、初見時に考えたことを一旦吐き出しておく。・世界観の前提: 龍神系と稲荷系この世界は龍神系と稲荷系によってバランスが保たれている。代々の巫女は実質世界の抑止力としての役割を果

【感想】「心を残すな」

「心を残す」とはどういうことか。復活のルルーシュを見てから、ずっと考えていた。谷口悟朗監督が劇場版パンフレットや各所のインタビューで語っていたことは下記のようなものだ。・本来シリーズ展開可能な作品をというオーダーがあった・しかし、自身の作り手としてのこだ

【考察】ルルーシュはいつから魔神だったのか~Cの世界の謎を解明~

Cの世界は、コードギアス最大のSF的要素だ。今回は、復活のルルーシュで新たに提示された材料をもとに、コードギアスの神話的要素について改めて考えていきたい。Cの世界とは何か本編中の説明によると、Cの世界とは集合無意識である。生死に関係なく、人の心と記憶が集まる場

【考察】コードギアス 復活のルルーシュは「誰」の物語であったのか

反逆のルルーシュの観測者C.C.コードギアスは群像劇である。特定の人物に依存することなく、世界観を理解するのに最もふさわしい人物が都度選ばれる形式だ。ただ、これまでのところTV版（以下、TV版=本編と表記）ではルルーシュに焦点が当たっていたし、コードギアスの主人公

【感想】魔神 が 復活した 日

2019/2/9（土）「コードギアス 復活のルルーシュ」の上映開始。まだ学生だった11年前。私は確かに彼の死をリアルタイムで見届け、泣きながらチャリこいでバイトに行ったのだった。バイトから帰って、朝まで3回くらい見た。朝までアホみたいに泣いた。その日の衝撃はあまりに