真っ暗な夜 母が感じた孤独とは

真っ暗な夜 母が感じた孤独とは

夜中の2時、私はいつものように眠りについていました。 そんな時、突然鳴り響く電話。 母からの電話でした。 「真っ暗や…誰もおらん…」と震える声で訴える母。 私はすぐに時計を見ました。 午前2時。 「お母ちゃん、今は夜中やで、病院やから、看護師さんもおるよ」と優しく答えました。 母の声は不安でいっぱいでした。 「ここどこなん。周りに誰もおらんし、電気もついてへん…」 4年前、1人暮らしの母は自宅で倒れました。 近くに越していた私が倒れている母を見つけ救急車を呼びました。 倒れる前日まで一緒に夕飯を食べていたのに・・・ 89歳の母、やはり高齢になると一寸先も闇ですね。 それから病院での3ヶ月間の入…