『アンドロイドは電気羊の夢をみるか』から考える「見栄」の人間らしさについて
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』は、アメリカのSF作家フィリップ・K・ディックの作品の一つ、非常に有名なSF小説です。1968年に初版原作(英語)が出版され、その一年後1969年には日本語訳が出版されています。原題や邦訳題のパロディなどが多く見られることからもSF作品として一般的にかなり人気の高い作品だということがわかります。むしろパロディから原作を知ったというひとも多いのではないでしょうか。私もその一人です。私は、初音ミクというボーカロイドを使用した作曲者ささくれPのアルバムタイトル「ボーカロイドは不死鳥の夢をみるか」から本作品を知りました。 今回は、この小説に描かれる「見栄」、そしてイ…
2017/12/01 16:54