食べても食べても満足出来ない
先日の質問で「バランスよく食べているのに食欲が止まらない」 と言うお悩みを頂きました。 詳しくはお伺いしていないので可能性で書きますね。 その1 胃酸不足でタンパク質が吸収出来ていないので食べているのに栄養不足 人間の細胞やホルモン、消化酵素などはタンパク質(アミノ酸)から作られます。 口にしたタンパク質は胃酸が出ることでペプシンという消化酵素がバラバラに細かく分解し、ペプチド→アミノ酸にまで分解されます。 小腸から吸収されるには、アミノ酸という小さな分子にまで分解されないと小腸から体内に入っていけないのです。 アミノ酸で吸収されたタンパク質は、今度は体内で使うタンパク質に再合成されます。 一回バラバラにしてからじゃないと使えないんです。そもそも吸収出来ない。 細胞やホルモンになるタンパク質が少ないってことは体は元気にはなれない。 細胞レベルの栄養不足な状態。 だから脳は栄養を摂りたくて食欲が増してしまう。 タンパク質不足による過食です。 この場合の対処法としては、食事の30分くらい前にプロテインを飲むと食欲が抑えられという研究結果があります。 ただし、胃酸が足りてなかったら、プロテインを飲んでもアミノ酸に分解できませんから、この場合はアミノ酸で摂った方が賢明。 なるべく添加物や人工甘味料が少ないアミノ酸のサプリなどを使うか、やはりお出汁が一番優しいかな。 その2 バランス良く食べているつもりだけど糖質が多いか、異性化糖、人工甘味料を摂っている 食生活ほど自己申告があてにならないことはありません笑(私のインスタを見て下さっている方は意識の高い方が多いので違うと思いますが) 甘いものは食べませんと言う人が、清涼飲料水やヤクルト、スタバの何とかフラペチーノ、チャイなどを飲んでいたり、加糖のヨーグルト、砂糖入りのグラノーラ、おせんべいやポテチなどを食べていたり、丼物、カレー、パン、チャーハンなど糖質高めな食事が多いとかね。 糖質が多い食事が続くと血糖値が上がったり下がったりして、インスリン抵抗性といって細胞に糖を取り込めなくなってきます。 そうなると体は糖不足と感じ、さらに糖を欲してしまいます。 糖は体のエネルギー源ですからね。
2019/09/30 17:15