天気のことについてですが、 日本では、昔は、雷で亡くなる人は、まるで、居なかったものです。現在は、各地で人が亡くなっています。 何故でしょうか? よく分かりません。 西洋のギリシアでは、最高神は稲妻の神、ゼウスです。 ※名前を急に変えて申し訳ありません。少し痩せました。
文芸を中心に、エッセイやおすすめ本、絵画、人物画、写真、現代詩、俳句、短歌など多様な記事を載せたブログです。by:関戸都志正
若年期より、名著と呼ばれる古典を読み耽り、クラシック音楽を聞き漁り、齢を重ね、人々に良書を読み、クラシック音楽を聴いてもらえないかと心付き、書き始めたブログです。by:関戸都志正 現代詩で入賞経験あり。「詩人」「同時代」など「詩人」は「詩を書く人」に改作。
陽はしばし雲一片に遮られすこし涼しき風吹き渡る 川ありて風身に染みる日暮れかな
結局は名前に返る為人名というものの不思議なりけり 鷺一羽首うな垂れて川を見し 海に来ていつとは知らず来たる秋
静かなる夜に鳴くなり虫の声 町音は静かなる夜の虫の声 秋なれば瑞々しくも鳴く虫の声すみ渡る夜の町かな
柿の実のやや色付ける隣家かな 夏と秋せめぎ合いたる長月や 9月下旬大きな台風来たるらし伊勢湾台風やはりその時期
民主主義については、わたしはごくごく幼い頃から、ある違和感を抱いていた。子どもの頃、兄から「この世の中で、一番偉いのは、誰だ?」と問われ、わたしが一所懸命考えていると、「それは、俺だし、お前だ。」と事もなげに言った。 このやや粗雑な民主主義観は、当時のわたしには、まったく解...
燃え盛る千筋のごとく曼珠沙華 曼珠沙華追い詰められしごとく咲き
纏まらぬこころを抱え月見れば千々に哀しき思ひ溢るる 路傍には際立つごとく曼珠沙華 赤と黄の二色ありぬ彼岸花
中秋の名月なれど雨模様 雲隠れせしとも今宵の名月や 雲間より赤き月出づこの夜は中秋なりと人は言いけり
自民党は、総裁選争いで賑やかな様子で、傍目で見ていても、誰が、総裁選を勝ち抜いて総裁になるのか、興味が尽きないようなところがあるが。 そういうわたしは、昔から、競争というものが、苦手である。わたしには、友人はいるが、ライバルというような人は、いない。わたしはごく小さい頃から...
欧米思想、また、その周辺の思想の中で、わたしがもっとも分からないと思うのは、この「裁き」の思想である。 ○ 何故また、人間は死んだ後でさえ、裁かれる必要があるのだろうか。 ○ 人間が、それほど罪深い存在だとするのは、キリスト教を中心とする、聖書を拠り所と...
苦吟せど句は出来ぬなり秋深み このところ秋深まれど句とならぬ ※無理やりの二句です
雲一つツクツクホウシの鳴いており あれこれと算段すれど間に合わぬ時はあれども許されざるや
平凡な雲連なりて秋日和 どこまでも青き空かな蟬の鳴き ※今日はこの二句です
時たま、家電量販店に行って、色々見ていると、音響コーナーでCD付きラジカセが並んでいるのを見て、何だか嬉しくなる。 わたしの少年時代は、ラジカセの全盛時代で、とても色々なタイプのラジカセが発売されていたものだった。その頃の、浮き立つような気持ちを思い出すのである。 思えば、...
空に湧くとりどりの雲形変え人の意表をおのずから突く 鳴き交わす鳥声繁き秋日暮れ 鳥は空を飛びながら風の形になろうとしていた
当たるとも当たらぬとても占いの言葉は軽く受け流すべし この青さ何に比べん秋の空 名月を背中に受けて帰り道
真っ直ぐに空を見つめる男ありその向こうなる未知の町かな 気付かないことに気づいた玄関前出すべき手紙カバンの中や 高きより高きにありぬ秋の雲
とりどりに高く浮かべる秋の雲その各々のかたち変え行く 秋の空変幻自在のキャンバスや この青き空を見つめる猫の子や
一対の極楽とんぼ宙を舞いそれを食ひたるモズの嘴 身に染むや風吹き抜ける地下通路 見上げればうすく尾を引く秋の雲
そこはかとなき思ひあり秋風のおのずからなりこころに沁みる 秋の夜窓より風のまたぎ来る <改> 秋風の散らすと見ゆる鳩の群れ ※春風の吹き散らすらし悩みごと <改>
秋はまた空きと云うべしたとふれば空よくものを入れるごとくに 秋なれどわが食卓の貧寒さ 秋風の吹き散らすらし悩みごと
かなり、以前に御器かぶり<ゴキブリ>について、「御器かぶり考」と題して書いたのだが、読んでみえる人、もしくは覚えてみえる人は、ほとんど居られないだろうとおもい、ある程度重複しても良かろうかとかんがえ、書いてみることにしたい。 まず、ゴキブリの名前であるが、この虫の正式な名称...
秋の鳥するどく窓を横切りぬ ※今日は一句しか浮かびませんでした。
この人の評価は、毀誉褒貶こもごも至るであろうが。 わたしは、こんな風に菅さんを形容してみたい。 訥にして朴、実はあれども花がなし。 見掛けを尊ぶ風潮に圧されたのが、退陣する一番の理由ではないかと思っている。
御器かぶり新居に見つけもの悲し やや冷えしからだを風呂に泳がせぬ 占いは信じるものにあらざりき当たる当たらぬいささかのこと
最近、わざと、クラシック音楽を聞かずに、過ごしている。 それで、どうということはないのだが、いざ、そんな風にクラシック音楽から離れてみると、頭の中で、クラシック音楽が鳴ると思いきや、ほとんどそうしたことは起こらず、昔よく聞いた、ポップスやフォーク、ロックばかりが、頭を過ぎる...
月越えて急に秋めく日和かな 引っ越しは終われど気持ち高ぶりぬいつものように振る舞えぬわれ
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天気のことについてですが、 日本では、昔は、雷で亡くなる人は、まるで、居なかったものです。現在は、各地で人が亡くなっています。 何故でしょうか? よく分かりません。 西洋のギリシアでは、最高神は稲妻の神、ゼウスです。 ※名前を急に変えて申し訳ありません。少し痩せました。
欧米人は、論を積み上げて、感情を抑え、思想的建築を作る 日本人は、情理を兼ね備えて、思想を語る 〇 欧米流の理念が、一切、取り除けを許さないのは、その理由に拠る その理念というものは、日本流であってしかるべきである 〇 人権は、理念になり易い観念である ...
かぼそきが微かに聞こゆ虫の声立秋間近真夜中のこと 国連の来日目的理解不能日本女性は愚かにあらず
夏の台風は、迷走台風になりやすく、沖縄は、元々が台風銀座と呼ばれている地域である。 こうしたことは、至極、当たり前な知識として、少し日本の天候について知っている人なら、わざわざここで、わたしが言う必要さえ無いくらいのことである。 この不思議なほどの騒ぎようは、一体何であろう...
国連の現代表はなぜああも誇大な言葉を遣いたがるや 国連は何の役割果たす施設不思議なところに口挟むもの 国連の中に潜める大国の影を思うて報道を見し マイナカードメディア挙って批判せし現保険証批判せずして
新約聖書には、イエスが、その生前の弟子たちに対して「あなた方はわたしの弟子として、これからわたしの弟子になる人々の、その末席に座る者となる。」と、弟子たちに語る場面があったと、記憶している。 これは、弟子たちを蔑ろにした発言というものではなく、ヒエラルキー<階級的権威>とい...
水平に歴史見ることいかに難き俯瞰ばかりす仰ぐさえまれ 戦後より幾年経てばあの大戦しかと書き得る人や出で来る いつの間に左寄りなるNHK保守本流の纏まらぬまま 長年の迷夢覚めたる心地せり岩波ジブリ政治的なる 右左うるさく言いし時代過ぎ今は窃かに動きたるかや
報道はみな左傾なりテレビネットまとなチャンネル何処にありや 自衛隊適当なとき使いたい隊の人々なんと思うや カントさえ国を守るは重要とその著に書けり当たり前なる 何故に戦死せる人取材して国国境も無きとするかや 再びや戦争のこと語る季節苦々しくも思う報道
涼しさや漣の立つ広き池 広き池向こうの下なる広き町
なにゆえにかくも強きや女子サッカースポーツ大国日本となりぬ ※今日はこの一首です
ある日、市バスに乗っていたときのことであるが、あるバス停にバスが停まったとき、運転手さんが、急に運転席から降り、慌ただしく動き出した。 何事かと思って見ると、そのバス停には、一人車椅子の方が居て、バスに乗るところだったのである。 暑い日であった。運転手さんは、用意していた踏...
水にかたちがないように 心にかたちはない 水がどのようなかたちもとるように 心はどのような態勢もとる だが 心は水ではない 心はかたちのないかたちをつくる
遠花火窓より覗く子供たち 時違え音響きけり遠花火
Bモーター役員はみな首洗うあれだけやれば当然なるが 社長家族とっとと逃げし形なれ日本を甘く見過ぎておりぬ
最近、戦争中また戦後期の日本軍人の有り様について、声を大きくして、言える機会が増えた。 もっとも、象徴的だったのは、天皇陛下がインドネシアを巡幸された際、カリバタ英雄墓地を訪れ、献花されたことだったであろう。 わたし自身、陛下がこの地に行幸されるまで、その歴史については、ま...
見上げれば陽差し目を射る夏木立 白い鳥高い空なるその下に
クーラーに浸って身体しなびたり 日本の夏の暑さやこの通り この暑さ農作物はすくすくと
一雨を願うばかりの暑さかな 体中蒸されるごとき暑さかな
気が付けば耳朶を揺るがす蟬時雨 ※今日はこの一句です
前の記事で、「これからはインド」という記事を書いたのは、インドには、この人という人物がいたからである。この人とは、他ならぬ現在の、モディ首相である。 国民総ID化というものを、やってのけて、それがじつに見事にインド経済の車輪を回している。 30年ほど前、わたしは、これからは...
先の記事で、リア王については、かなり短く済ませてしまったので、少し付け加えておきたい。 リアは、自らの愚かな振る舞いによって、王としての地位を追われ、権威も権力も財力も、そうした外形の諸力は、悉く剥ぎ取られ、狂気と正気の境さえさまよい、野にあって、ただの老人に過ぎなくなる。...
ウグイスの声小さくも聞こえけり 公園に住み着いたらしウグイスや
鳥なけど鷽かと思い撮らざりき ※今日はこの一句です。
前の記事の補足で、これは、付け加えておかなければならないが。 国として、成熟した政体であるなら、民主主義政体に代わる政体は、他に、かんがえられないということ。また、経済活動においても、民主主義政体は、たいへん重要な役割をするということ。 この二つは、どうしても、言って置かな...
民主主義について、日頃かんがえていることを、少し、書いてみたいと思う。 民主主義政権が善で、独裁主義政権が悪だという、二元論的な図式には、わたしは与しない。地政学的な見方も、ひとつの視点というものを出ないもののように思っている。 わたしが注目したいのは、ある国が、国体として...
シェイクスピアの四大悲劇で、わたしがおもしろいと思うのは、劇を推進させるそのものの原動力が、人間としての弱さに、拠っているということである。 「リア王」では、リアが最愛の娘コーディーリアからこそ、甘言を聞きたかったのだが、それができず、信用のならない二人の姉の甘言に、まんま...
民主主義叫ぶ男が暴力で民主主義をや壊したりけり 観念が未成熟なる人間の強き思いや如何に危うき
バスのドア開いて春風流れ込む 春深み波立つもののなき湖面
シェイクスピアの四大悲劇と呼ばれるものに、ドストエフスキーの諸作品を照らし合わせることは、よく為されることであるが、改めて、ここで照合してみたい。 「ハムレット」は「罪と罰」、「リア王」は「白痴」、「マクベス」は「悪霊」、「オセロー」は「カラマーゾフの兄弟」という具合で、確...
バイデンやいつの間にやらトランプ化自国第一日本どうする アメリカはいつも世界を振り回す大国なれど正義はありや
これは、わたし自身の言い方となるが、この二人の作風の違いを、一度、比喩を使って表現して見たい。 シェイクスピアについては、スタンダールの故知を鑑みて、モーツァルトの音楽にも通ずる作風を持っていることから、 透き通った豊かな海の、明るく照らされた底が、間近に見え、その水深を尋...
英語にて俳句を綴る新講師 古池の句の英語訳聞きし春
シェイクスピアの諸作品は、読み易い古典である。おそらく、世界の古典の中でも、もっとも読み易い古典ではないかと思われる。 これは、日本ではもう江戸時代から、翻訳本があったこと、また、とても多くの優秀な翻訳家たちが、挙ってシェイクスピアを翻訳して、洗練されて来たこと、それと、作...
世界文学でも、重要極まりない、この二人の人物を並べて、上げてしまったが、一つの試論ということで、ご覧頂ければ、有難い限りです。 詩人としては、シェイクスピアの方が秀で、人間観においては、ドストエフスキーが優っていると、わたしは見ている。 シェイクスピアの比喩表現の卓越さは、...
ブログ名を、「Hideのおすすめ本・・・」から、 「Toshiのエッセイと・・・」に変えました。 また、ハンドル名をHideharuから、 Toshiharuに変えました。 内容は、今までと変わらないつもりです。 また、参加カテゴリーを変えまし...
黄砂来てレンズで覗くごとき陽や 日の差せど黄砂が覆う山山や 春の朝黄砂で見えぬ遠き山
NHKで「FIRE」の特集をやっていた。FIREとは、フィナンシャル・インデペンダント・リタイア・アーリーの略語だそうで、要は、経済的に自立した早期退職という意味である。 この番組を見て、第一に、思ったのが、現代の会社員、特に、大企業で働いている人は、働くことに、お金以外の...
理系文系という人間のタイプの分け方は、日本独自の分け方だそうだが、何故また、そうなるのか、よくかんがえて見たいところである 〇 前の記事にも、触れたのだが、この分け方は、その当時の日本社会の要請に拠ったものである。それが、今に至るまでも有効であるということは、日本...
春の海小さき者の浜遊び ウグイスの声のみ聞こゆゆかしさよ
アクセス数いきなり増えし今日なれどまことの数か委細は不明 数字にて浮き沈みする心持ち数は一種の魔術なりけり