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2019/01/30

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  • マグネットで対策 その6(XLR)

    サブシステムのマグネット対策もいよいよ佳境に入る。SPケーブル、電源ケーブル、デジタルケーブルと対策してきて、全てが好結果を魅せてきた。無対策の頃の音質とは、もはや雲泥の差がある。残るはこれまで避けてきたアナログケーブルだけだ。微小な主信号が通過するラインには、悪影響があるんじゃないかと思っていたが、「やり過ぎ」という目的が果たせてないので、どんな結果になろうがやるしかない。 X-03SEからプリまではラックスマンJPC-150、プリからサブのパワーアンプまではモガミ2549で、共にXLR仕様である。この双方出口付近に100均のネオジウムマグネットを付ける。LRと個別に着けるので4箇所だ。費用…

  • 浜名湖花博2024

    現在、浜名湖花博がガーデンパークとフラワーパークで開催されている。ガーデンパークの方に行ってきたので、新しい所を一部紹介しよう。正直言って、2004年、2014年の花博みたいな規模ではない。総じて花数もさほどではなく、地味であった。 入口は実に質素なものだ。9時にチケット売り場がオープンするのに、入口は9時半にならないと入れない。なんじゃそれ? 南口から入ってすぐある食事処「のたね」。展望席が増設されている。これは、花博が終わっても残すのだろう。 セニアカーを貸出ししている。広いのでこれはシニアには便利だ。 新しい庭が結構増えている。県下の地方都市も参加していた。 船着き場前のマーガレットガー…

  • Mr.&Ms.ストレンジ

    2022年製作のカナダ製B級ロードムービーで、日本では劇場未公開。 この邦題は超大作の「Mr.&Mrs. スミス」にあやかったもので、同じようなものがいくつもある。これは配給会社が鼻から駄作と言ってるのと同じである。薄利多売の一つだ。そんな情けない扱いをされた本作は、スパイ活劇でもなければコメディでもない。麻薬組織に泥棒に入って、車を盗んで逃走。そのトランクに親分の子を身籠る女が・・かくして2人の逃走劇の始まり。大変シンプルで、何の説明も無く映像だけで物語る。 役者は、悪役のヴィニー・ジョーンズ以外はTV俳優で、主役のジェームズ・クレイトンが監督を兼ねている。いわゆるB級役者が自己満足のために…

  • 都田総合公園の桜

    都田総合公園には何度か撮影に来ているが、ここの見所はツツジだと思っていた。ムッス~が桜が凄いと言うので、来てみたら本当だった。 広大な園内に満開のソメイヨシノが彩り、遠景の山肌との対比が生むスケール感が見事。ネット上にほとんど紹介されていないので来場者も適度で、ウグイスの声がとても爽やかだった。

  • ルームアコースティックの問題 その4

    サブシステムの音が飛躍的に精度アップしたおかげで、改めてルームアコースティックの違和感が耳に付くようになってきた。 以前、ミニソネックスを左CDラックに吊るして好結果を得た。(2023-2-24 ルームアコースティックの問題 その3 参照)しかし左側にあるCDラックの一次反射を吸音しても中高域がまだ左に引っ張られる。思い切ってCDラック全体を吸音処置したところ、それでも変わらない。どういうことだ?これは部屋の後ろ半分が問題という事か。 たしかに、試聴ポイントの左右はまったく状況が違う。右側はPCがあり、その後方に掃き出し窓の厚いカーテンが掛かっている。右側は隣室と仕切る大きなガラスの引き戸だ。…

  • 敷地の桜雨

    ソメイヨシノの開花が遅れ、4月3日になっても7分咲きだ。しばらく晴れ間も見えそうにないので、それならばと雨の桜を撮りに行った。 来て驚いたのが、敷地川土手の桜のトンネルが全て伐採されてしまっていること。以前、ここにアップした敷地川の風情はもう無い。当時の写真が貴重なものとなってしまった。

  • 音を聴くためのCD

    X-03SEからTADモニターまでのセカンドシステムは、音を聴くのが目的なので、メインシステムとは試聴ディスクも住み分けなければならない。よって、セカンドシステムでは耳タコCDを使わないようにしている。 今回、音を判断するための試聴ディスクを一部紹介しとこう。最近、比較試聴のCDに録音の良し悪しは関係ない事が分かった。それが音を評価する場合であってもだ。左から・・ ・チェスキー・ミュージック リスニング&テクニカルテスト VOL.2 トラック43~47を使用。移動するパーカッションのリアリティを聴く。 ・アマランス デラックス・エディション ハイトーンの女声とデスボイスの対比、疾走感と混濁具合…

  • マグネットで対策 その5(X-03SE)

    サブシステムのSPケーブルにリングマグネットの装着は成功した。音が静かになったが、これは昔のブチル対策をし過ぎて音が死んだのとは違う。あの時は、ボリュームを上げても活気は戻らなかった。似た変化でもデッドニングとは違うようだ。 次はどこにやってみようか。その3ではSACDプレーヤーの電源ケーブルに効果があったので、X-03SEに採用したノードストMAGSにやってみよう。導入したばかりでもう対策?と思われようが、MAGSはコストダウンのためかインレットがしょぼい。これは精神衛生上もなんとかしたいのだ。まず、インレット近くに100均のネオジウムマグネットを挟んでみる。さらに、シックスエレメントのリン…

  • ウェイ・ダウン

    2021年公開のサスペンス・アクション作品で、おそらくギリA級か。 国際的にバラエティ豊かな俳優陣で臨んだ金庫破り系の作品で、オイラは米国人以外は疎いのでファムケ・ヤンセンぐらいしか分からない。他はどこかで見た顔なのだが思いだせん。泥棒チームのリーダーはジャン・レノに似ている。横顔はソックリだ。 よくある金庫破りの話と違うのは、本作がトレジャーハンティング的要素をミックスしている点で、スペイン銀行の難攻不落な金庫は昔の大掛かりなものだったりして、スペクタクルな見せ場が用意されている。なかなか金庫破りでエキサイティングに魅せるのは難しいのに、お宝に行きつくまでの大仕掛けが面白い。サッカーワールド…

  • マグネットで対策 その4(TAD)

    マグネットを使った対策を再びやってみよう。 その3での結論は、メインシステムでは相性悪く痩せてしまうが、サブシステムには明らかな向上が感じられた。あれからSACDプレーヤーがX-03SEになり、その鮮烈な音質からTADモニターまでのラインを音を聴くためのシステムとした。マグネット対策による傾向はこの目的にピッタリである。相性も、その2でパワーアンプに刺さるエレクトラリファレンスに使って大正解であった。ここは一丁、やり過ぎてみようか。 まず、メインシステムのSPケーブルに嵌めていた福田屋対策のリングマグネットを外し、サブシステムに使ってみる。ここはシックスエレメントで対策済みである(2024-2…

  • ザ・ロストシティ

    2022年公開のA級ロマンスコメディ作品。 サンドラ・ブロックとチャニング・ティタムの2人がダニエル・ラドクリフ演じる富豪の子悪党にせかされて宝探しをする話・・なら、王道路線の冒険活劇になりそうだが中途半端なロマンス物語に終始している。 まず、これは冒険活劇ではない。そのように仕向けてショボイコメディに仕上がっている。これはオイラが一番嫌いな作風である。しかも主役の2人が嫌いなのでどうしようもない。もちろん、嫌いな役者であってもトム・クルーズのように魅せるものがあればいい。本作は2人のエンタメ・スターがワザとらしい演技でコメディをするのが鼻にツイテならない。ラドクリフの子悪党も、もっと狂ったサ…

  • ノードスト MAGUS

    MAGUSを手に取りレジに行くと、店員がニヤついている。「やっぱり手をだしましたね・・」みたいなニュアンスが感じられるじゃないか。 現用のアクロテック6N-P4020のフルテック仕様を改めて聴くと、やっぱりいい音だ。何も不満を感じられない。変える意味は?と言われると自分でも返答に窮する。趣味人は好奇心が強いのだ。パワーアンプ以外は2芯の電源ケーブルで通してきたが、3芯ケーブルが一つ増えてもアースループによるノイズは発生しないはず。機器内のアースが接続されていても、コンセントの金属パーツでループができても、アースラインノイズフィルターが防波堤となる。比較試聴のソフトはあえて紹介しないが、X-03…

  • ノードスト

    バブルボーイを返品した後日、店にはユニットを外したバブルボーイがひっそり置かれていた。やはりUP-103は凄いユニットだった。不思議に思った陶器への固定方法は、ゴムを介して鬼目ナットが付けられていた。惜しかったなあ・・ ついでに店内をふらつくと、中古品コーナー入口に珍しい電源ケーブルがあった。硬質な細身の螺旋状で、艶のある鮮やかなブルーの被覆が美しい。普及品のインレットにプラグはワッターゲイトの造りから、これは古いものだろう。NORDOSTと印字が有る。これが噂のノードストか・・ハイエンドメーカーだと思っていたけど、やけに安価だ。何だろうか、オイラの直観が「コレを見逃すな!」と言っている。 ケ…

  • 陶器のスピーカー バブルボーイ

    車の後部座席でバブルボーイが転がらないように運転し、途中で100均に立ち寄る。このスピーカーの置台を物色するためだ。園芸コーナーに似合いそうな鉢置きがあった。調整用にコルクの鍋敷きも合わせて購入。置き場所を作るため一部器材の配置を変える必要があり、配線変更もあって当日はくたびれてしまった。よって、試聴は翌日にする。 では規模的に合ったサードシステムで聴いてみよう。まず本体だけの音を確認する。やはり見事な能率の高さだ。いつも繋がっていたサイコロスピーカーとは10dBは違う。あまり音出しをしていなかったのか、元気はあるがガサツで繊細な音が出ない。2時間ほどで馴染んできた。FOSTEXらしく明るい抜…

  • 陶器のスピーカー

    陶器のスピーカーは昔からあり、ジョーダンワッツのフラゴンが有名だ。日本でも信楽焼のスピーカーなど、ガレージメーカーが芸術性の高い作品を作っている。 主流になれないのは、大型が作り難く衝撃に弱いという欠点が拭えず、コストも高いのが理由だろう。芸術作品として手作りされることによって、この手の趣味人に愛されるマイナーなカテゴリーだ。オイラはオーディオ趣味人なので、どんな音がするのか以前から興味を持っていた。そして・・つい、衝動買いしてしまったのだ。 懇意の店の中古コーナーに入ると、昔の銘品が増えているのがすぐわかった。こりゃ相当なマニアが放出したな・・ワクワクして物色していると、一際光る不思議なスピ…

  • SISU シス 不死身の男

    2023年公開のフィンランド製B級ミリタリーアクション作品。当然、俳優もスタッフもまったく知らない。主人公の爺の容姿が凄いインパクトで、90分以内に観られるからチョイ観たくなった。 これは久しぶりにアタリだ。これぞB級テイストの極み、第二次世界大戦末期のフィンランドを舞台にローカルな視点で繰り広げられる痛快バイオレンス。始めオイラは、その荒涼としたマッドマックスのような風情に、マジなリアリティ作品かと思った。しかし、あまりにも新鮮な戦いぶりにコメディの要素が観られ、血生臭い描写がスパイスの類になってきた。これは上手い演出だ。 ナチスの兵隊が英語をしゃべっているのに違和感もあったが、コメディ要素…

  • 天竜花桃の里 2024

    2年ぶりに天竜花桃の里に来た。昨年は失敗したので、現地に電話して開花状況を確認していくことにした。ここはネットで開花情報が公開されていないのだ。どの花も今年は早いので注意した方がいい。 幻の国鉄、佐久間線の痕跡を遊歩橋やワインセラーに利用している。 山頂のガーデンには可愛いヤギが居たのだが、引っ越ししたようだ。残念・・

  • 逆流性胃炎

    実は正月明けからずっと逆流性胃炎に悩んでいた。どうやらやっと治ったようで、正味2ヶ月を要したことになる。 正月の松が取れる前、ゲップが頻繁になり食べた物が戻るようになった。こうした事は以前もたまにあって、1~2日市販の胃薬を飲めば治ったのだが今回は違った。あれこれと市販薬を4回ほど変えてみたが改善しないのだ。いや、正確に言うと治りかけて油断すると再発するのを繰り返していた。痛みは無く、食後しばらくすると喉に何かがつっかえる違和感が始まり、ゲップや未消化の食物が戻ってきてしまう。正月に、普段食べない蟹やカズノコを食べて胃が拒絶したのかと思ったけど、これはそんな原因じゃないだろう。 そこで、食生活…

  • アースラインノイズフィルターの再検証 その2

    サウンドナイトを外して直接電源ケーブルをアンプに刺すだけなので、作業はいたって簡単だ。ただし、首都高速のように立体交差する他のケーブルを避け、狭い中を無茶な体勢でやらねばならない。さらに埃掃除も兼ねてである。さあ、どうか。 第一印象を言おう。何も変わっていない・・背面がスッキリとしたので、音もスッキリとした印象に引っ張られるかと言えばそうでもない。逆にSNが低下したとも思えない。でもまだ判断できん。ソフトを変えて次々と聴き込んでいく。こんなときは同じソフトに固執しないほうがいい。すると、音が平面的でノッペリしていないか・・ベース音が少し軽くないか・・歌謡曲が喧しくないか・・と、気のせいレベルの…

  • アースラインノイズフィルターの再検証

    2018年の夏、表題のサウンドナイトという商品を入手し、4回に渡ってレビューしている。その結果、改善効果があったのだが、再度読み返してみると結論に至るまで一筋縄ではいかなかったのを思い出した。何故、今になってこの再検証をする気になったのかというと、どうしてもその効果に疑問が拭えないからだ。 あれから5年半、ずっとパワーアンプのお尻に刺さっているが、これ・・本当に意味があるのだろうか。中古品だったが定価は8万円もするアクセサリーゆえに、効果への期待と先入観が誤認させてはいまいか。というのも、現在主要機器はパワーアンプ以外2芯の電源ケーブルである。そうでなくとも、日本の主要オーディオメーカー品はア…

  • ザ・バットマン

    2022年公開の超A級サスペンス・アクション作品。 いわゆるバットマンの最新作だ。名作となったダークナイト・シリーズの後、よくも同じコンテンツの作品を作る気になったなあ・・もはやバットマンは忠臣蔵と同じようなものなのだろう。 本作はなんと3時間に及ぶ大作で、さぞかし弩派手な映像がテンコ盛りかと思えば肩透かしをくらった。これはアクション控えめな推理サスペンス作品であって、よくあるヒーローエンタメとは全く違う。絶対劇場では観たくない部類である。今はサブスクだから自由に休憩できる。また結構込み入った内容で、暗い映像に緊張感が続くため3時間はとても疲れる。でも決して悪い内容ではなく、頭脳派の悪役リドラ…

  • ザ・ブリーズアドベンチャー

    なんだか新しいアクション映画の題名みたいだが、最近見つけたボーカルユニットだ。2018年に結成したらしく、メンバーの入れ替えや参入があって楽団みたいな感じがする。ユーチューブは、こういった知らないアーティストをオススメしてくれるので嬉しい。(知らなかったのオイラだけか?) このグループは、ジブリ映画の挿入曲を専門にしており、とても美しく歌い上げてくれる。おそらく全員が声楽の教育を受けた人達なのだろうが、変にビブラートを掛けずに爽やかで素直な歌唱だ。それでいて各々の声色がハッキリ違うので、独唱と合唱それぞれが聴きごたえがある。ユーチューブ配信なれど、サードシステムで大音量再生しても実に気持ちの良…

  • AET ノイズイジェクター その4

    隣町のショップで、AETのノイズイジェクターが中古で半額以下の値が付いていた。オイラはこの商品をすでに4つ持っている。その経緯は表題の「その1~その3」を見てもらえれば分かる。 この手のアクセサリーは気休め的なものが多い中、大変効果があるのだ。ただし、システムのレベルによる所もあり、バズケロさんほどの次元になってしまうと歯が立たない。(2023-3-20 バズケロ・サウンド 2023 参照) 現在、CDトラポ、外部クロック、プリ、パワーアンプで使用しており、SACDプレーヤーには付いていない。マランツSA-11S2の頃に試したときは結構効果があったが、CDトラポを優先したのだった。X-03SE…

  • ホット・シート

    2022年公開のB級サスペンスアクション作品。 主演はメル・ギブソン・・ではなく、ケヴィン・ディロンという主役がまったく似合わない俳優で、すぐ殺される犯罪者役みたいだ。メル・ギブソンは脇に退いているが、撮影当時は66歳前後だろう。公務員でもあるまいし、まだまだ主役を張ってもらいたいものである。 さて、本作はいきなり不穏な空気感と緊張感があって掴みはいい。といいたいが、肝心の爆破シーンのCGはなんじゃこりゃ?コメディでももっとましな映像にするぞ。まあ、最近ガッカリ映画ばかりなので、無理にでも後はポジティブに評価しよう。 低予算作品なので、爆破シーンがチャチなのは我慢する。この緊張感のある脚本は悪…

  • 音の良いロック、ポップス

    高音質なソフトというと、クラシックやジャズが頭に浮かぶ。論者が押す高音質盤を見るとほとんどがそうだ。機器の評価をするソフトも同様である。昔は音が良ければと、面白くも無い訳の分からん演奏のCDをよく買ったものだ。どうせ聴かないのに、音が評価されていると捨てられないのが、オーディオ趣味人の悲しいサガだろう。もちろん、傅信幸さんのようにロックやポップスを試聴に使う例外もある。オイラはそっちの方も好きなのに、その音の良し悪しが分からなかった。 クラシックや声楽、器楽曲のような音場情報が無く、ゼネラル機器で聴く前提に作られた音楽で音の良し悪しがあるのだろうか。実は、ここ10年近く前から懐メロやヘビメタま…

  • 3点支持の是非

    以前、オーディオ機器を支える足は、4点支持、3点支持のどちらを選ぶのか書き込んだことがある。(2020-04-05 3点支持か4点支持か 参照)これまでスピーカー以外の機器は3点支持で通してきた。設置の安定性とガタ取りが不要なのが理由だが、最近ではX-03SEやDACのセッティングで、4点支持に戻して好結果を得ている。そもそも、本当に3点支持は優れた設置方法なのだろうか。 クライナの代表やアイテックなどは3点支持の推奨者だ。エソテリックもそうだろう。ところが大多数のメーカーは4点支持で製品開発をしている。3点の方が明らかにコスト削減になるし、消費者も嫌がる理由は無いはずだ。スピーカーは、手を置…

  • 白内障の手術

    一人暮らしをしている母親が白内障の手術をしている。現在進行形なのは、片目づつ行うので、先日左目が終わったところなのだ。 高齢になると、ほとんどの人は白内障を患う。なっても生活に支障が無ければ手術をしない人も多い。そもそも後期高齢者で認知症にでもなれば、本人が白内障か否か分からなくなってしまう。老化の一つなのだ。実はオイラもすでに2年近く前の眼科検査で宣告されている。進行が遅いので実害が生じていないだけだ。 今時の白内障の手術は入院の必要が無い。術後は眼帯を1日だけ付けて、3日ほど連続して外来診療に行き、後は頻繁に目薬をさす必要がある。両目手術をするならこれを繰り返すことになるが、費用は意外にも…

  • カナレ 4S8を見直す

    最近、X-03SEからサブシステムの音ばかり聴いている。パルシブなキレ味が気持ちいいからだ。このライン上には真空管を経由していないので、音楽性より音を聴くシステムとして相応しい。サブのTADモニターに相応しい居所が見つかって良かった。 そうなると、今使っているSPケーブルは変えたくなる。現在はモンスターNMCで、高域が穏やかで聴きやすいことが魅力だった。これをカナレ4S8に変えてみよう。カナレ4S8については、2020年の初夏の頃にメインシステムで遊んでいる。その結果、この4芯ケーブルはスターカッド使用がよく、ハードな音になると認識している。音を聴くのだから耳が痛いケースも許容しよう。これで、…

  • ドラマ 沈黙の艦隊 ~東京湾大海戦~

    沈黙の艦隊がアマプロ配信でドラマとなって戻ってきた。 シーズン1「東京湾大海戦」として、全8話を観終えた。本作は、昨年の秋公開された映画の内容を充実させ、さらにその続編を加えた構成となっている。映画は主人公が米国原潜を奪って独立国家ヤマトを宣言するまでを描いたのに対し、ドラマはヤマトと日本が同盟を結んで東京湾から脱出するまでを描く。キリの良いところまでシーズン1でまとめていると思う。 その再現性についてはかなり満足している。軍事、政治的に大変真摯に捕えて緊迫感が素晴らしい。戦いのリアリティも見事である。まさに今でこそ映像化できる原作の一つだ。さらに、魅力的な新キャラと人物背景を加えて原作に無い…

  • パルシャット

    パルシャットとは旭化成が発明した電磁波を熱変換して消失させる不織布で、非磁性体だという。現在ではオヤイデがシールタイプにして、オーディオ機器の電磁波対策ツールとなっている。テープ状のものからシート状のものまであり、自由にカットして機器に張り付けて使用する。これが結構高価で、たかがシールに何千円も出すのは・・と感じていた。 実は10年ほど前、エミライという会社がパルシャットを使ったミュニメンタム101というアクセサリーを発売してる。すでに現行商品ではないが、先日オイラは中古品をCD1枚ほどの安値で手に入れることができた。 実物は一遍25㎝の正方形で、シートというよりパネルに近い。パルシャットをカ…

  • PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜

    2015年公開の超A級ファンタジーエンタメ作品。 オイラは無情報で観始めたため、本作がピーターパンの前日譚話ということを知らなかった。第二次大戦中の孤児院に突如、空飛ぶ帆船が現れて孤児たちをさらっていく。そのとき、主人公と生き別れとなる親友がいるのだが、この伏線回収はラストまで引っ張る。かくして、ネバーランドにとらわれた主人公の行く末は・・敵の親玉に黒ヒゲ、仲間となるのがフックと既知の名前が出て来て、やっとこれはピーターパンの話なんだと分かった次第。 オイラの知る俳優は、黒ヒゲを演じるヒュー・ジャックマンぐらいなものだ。特殊メイクでもないのに、アップで見ようが体格を見ようがまったくヒュー・ジャ…

  • 春隣りの佐鳴湖

    4年前に河津桜を撮りに佐鳴湖に来た。(2020-2-26 早咲きの桜 参照)まだ早いが、春のように長閑な連休で久々に来てみると実に気持ちが良い。 佐鳴湖は昔、酷い汚染でとても人が寄り付く場所では無かった。今では水質改善の努力で豊かな自然が生き返っている。 今回はシルエット調に趣のある画を目指してみよう。

  • シックスエレメントの追加

    シックスエレメントについては2021年頃に何度も書き込んでいる。あの頃はまったく認知度が低く、シックスエレメントで検索すると映画の「フィフスエレメント」の情報ばかりがヒットした。やっと知られるようになったが、画像検索ではいまだに同じ状況だ。ブログで使用報告しているのもオイラ以外見当たらない。 まあ、こんな怪しい商品を試そうと思う人はそうそういない。最近大幅に値上げをしたのでさらに手が出にくくなった。そんなオカルト商品が中古で安かったので、また買ってしまった。R-575を1つ、R-639を3つである。これで、リングタイプが大小合わせて9個、シールタイプが10枚となった。オイラは良いと思ったアクセ…

  • キングスマン:ファースト・エージェント

    2021年公開のA級アクション作品で、キングスマン・シリーズの3作目。 本作はキングスマンという秘密諜報機関が発足する前日譚という設定で、第一次世界大戦が勃発寸前のイギリスが舞台となる。最初に断っておくと、これはまったくダメダメ作品であるので、ネタバレ全開で思いっきり貶したい。 まず、前2作がコメディ仕立てであったのに、本作はマジメ路線なのが意味不明だ。キングスマンらしさは皆無と言ってよい。前日譚らしく最後は締めくくるが、キングスマンという老舗テーラーがなぜ世界的諜報機関の始まりなのか説明が無い。だからこれがキングスマンのシリーズ発端である理由も無いのである。ラスプーチンと対決するまではいい。…

  • 謎の黒いCD

    変わったCDを中古で入手した。中国語なのでまったく読めないが、漢字の雰囲気から女性ボーカルで音が良さそうだ。2枚組で400円である。 開けてみるとまず目を引くのが、CDが真っ黒な事。レーベルだけではなく、読み取り面も黒いのでこれは新手のアクセサリーかと思った。試しにショップの試聴器に入れてみると、しっかり読み込んで女声が流れてくる。帰ってネット検索すると、同様に黒いCDに驚いて書き込んだブログを見つけた。どうやら数は少ないが昔からあるらしい。しかもCDRまで売られていた。知らなかったなあ・・ 調べていくと、信号の読取りに有利なので音が良いという噂もある。家で試聴すると確かに音が良い。しかしこれ…

  • TR-Pad-EX その4

    TR-Pad-EXとは、ティグロンとレクストが共同開発した制振アクセサリーで、以前自宅試聴して戻せなくなる効果を魅せた小判のような物体だ。(2021-9-21 TR-Pad-EX その3 参照)あのときは何故こんなもので音が変わる?と思ったものだった。貸出品の自宅試聴なので、何の先入観も無い。あるとすれば変わるわけないだろう・・だ。結局中古品が2枚売られていたので購入し、今でもトラポとプリの土台に置かれている。 隣町のショップで、再びこの謎の小判の中古品が2枚あるのを見つけた。聞くと以前買ったときよりずっと安い。もう効果があるのを知っているので即購入だ。今度はどこで試そうか。ここは新参者のX-…

  • ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

    2022年公開の超A級ファンタジー作品で、シリーズ3作目。 1作目の「魔法使いの旅」が2016年、2作目の「黒い魔法使いの誕生」が2018年公開なので間が開いてしまった。コロナ禍もあってしかたないが、007シリーズと違って話に連続性があるため、同じ俳優が続けるのはしんどいだろう。予定では後2作、どうするのだろうか。 さて、本作を観るにあたって過去作を復習する必要があった。薄っすらとしか覚えていないからだ。まあ、人物関係がそれほど複雑ではないので、観返さずともあらすじと人物相関図を観れば思い出せる。続き物は、内容が複雑で登場人物が多いため2時間前後に収まらずシリーズ化される。でも間が開くと忘れて…

  • 65/シックスティ・ファイブ

    2023年公開のB級SF作品。 大昔に先進文明を持った異星人が、宇宙船の事故で6500万年前の地球に墜落し、生き残った主人公と9歳の女の子が協力してサバイバルする話。2人は赤の他人で言葉が通じない中、恐竜がうじゃうじゃする白亜紀の地球で必死の戦いが見せ場だ。 主演はアダム・ドライバー、髭が似合っている。本作は演者を極少にして予算を恐竜世界のCGにフル投資しただけあって、ジュラシックシリーズと同等のリアリティを魅せてくれる。しかし、それだけであってそれ以上のものは何も無い。基本的に大変古典的なシナリオであり、結局最後は助かって良かったね~で締めくくるだけの話である。 それなりに緊迫感もあってダレ…

  • 安価なルームチューニング

    ルームチューニング商品はおしなべて高価だ。オーディオはどんなに高価な機器を使おうが、その部屋の音を聴いているのであって、その部屋に致命的な癖があっては宝の持ち腐れとなる。 部屋の癖は長年音を出していると軽減していく例が多い。とんでもないセッティングの老舗ジャズ喫茶が、とても良い音を聴かせたりするのも合点が行く。しかし、どうしても手を入れたいケースもある。オイラの居間も、スピーカーの背後には東京防音の高密度グラスウールがあり、CDラック前にはエコーバスターがある。また、壁面にはクライナのアステカが計14個貼られている。アステカはまだ安価な方だが数が必要なので、あれよあれよと増えてしまった。たかが…

  • 自作するオーディオ

    オーディオ趣味人には、機器を自ら作ることを趣旨とする御仁が居る。いわゆるオーディオ工作であり、これがまた奥が深くてハードルが高い。 オイラが初めてオーディオ工作したのは子供の頃で、何かの付録で原始的なアナログプレーヤーキットを作った。趣味として熱が入ったのは、長岡鉄男氏の影響に他ならない。氏の工作本はほとんど読み漁り、実家が大工であるのも功を奏して小型スピーカーを作ったものだ。理系ではないのでアンプを作るほど電気の知識は無いし、木工をしたかったのである。 当初は自作スピーカーはコスパが良いと思って始めたのだが、それは逆だと思い知った。だから作ったのはフルレンジかせいぜい2ウェイである。長岡氏も…

  • ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

    2023年公開のワイスピ最新作でウルトラ超A級エンタメ作品。 ワイスピ・シリーズもいよいよ佳境に入ってきた。本作は最後を飾る大作らしく、3部作になるらしい。よって、これは前哨戦と言っていいのだが、途方もない予算と豪華俳優陣で展開する前代未聞の前夜祭である。 監督はジャスティン・リンかと思われたが、近年エンタメ作品で評判を得ているルイ・レテリエが手慣れた手腕で盛り上げている。大変分かり易い話で、ツカミがMEGA・MAXのラストという演出もいい。前作で主人公と対峙したジョン・シナをどう扱うのかと思ったら、狙われる息子の御守という役柄で良い味を出していた。まさかセロン様が味方に付くとは思わなかった。…

  • 新しいリスニングスタイルの決定

    せっかくアコリバのヒッコリーボードを手に入れたのに思惑が外れ、逆効果になってしまった。しかし、このボードのせいでは無いはずだ。 やっぱりΛ8.24 for Digitalを外したのが原因だろうか。アイテックの商品は例外なく音楽が迫ってくる特徴がある。元に戻すのも癪なので、アンプ系の電源タップに使ってみた。そこは今までミズメ桜の緩いスパイクを挟んでいたが・・これだけで生気を吹き返したように音が立った。だが、まだ物足らない。クラシック系はいいとして、アイドル歌謡まで聴くとなると優しく広がるだけではダメなのだ。クールな声ではいただけないが、声の元気な勢いは欲しい。こんなときは、一度もやったことの無い…

  • 新しいリスニングスタイルへ その2

    パルシブな表現に魅力を求めるにはX-03SEを使い、CDトラポ+DACは空間表現と声の魅力を追求しようと、新しい路線がスタートした。 トラポの出力を88.2kHzにアップコンバートすることで目標に近づいた。音場感は満足できる広がりを魅せているが、左右後方に広がる音場はボーカルを遠避けるため、パッとしない印象がある。これは結構難儀だ。目を付けたのはDACの足元で、現状はベースに両面RASKのボードを置き、アイテックのΛ8.24 for DigitalでDACの底板をダイレクトに支えている。RASKは冷たく音を引き締めるため、これを変更しよう。 手持ちにある山本音響工芸のB-45は、何度も入れ替え…

  • 新しいリスニングスタイルへ

    以前はCDトラポ+DACでCD全般を、マランツSA-11S2でSACDを聴くスタイルであった。X-03SEを購入するときも、似た音では面白くないがスタイルを変えるつもりは無かった。ところが、X-03SEが飛び抜けたクールな音を出したため、これを機にロックやジャズ、フュージョンのようにパルシブな反応の爽快感を味わう系と、クラシックや女性ボーカルのように心地よい音場や情感溢れる声を味わう系に分けて、前段機器を選ぶスタイルにしてみようと考えた。ただ、SACDを聴くときはクールサウンドに限られるが、この先SACDを増やすつもりもないので割り切ろう。 そうなると、CDトラポ+DACのラインは全ジャンルを…

  • ゴジラー1.0/C

    モノクロ盤のゴジラー1.0を観に行ってきた。オイラが劇場に同じ映画を観に行くなんて、中学3年の夏公開だったスターウォーズ以来である。その間、気に入った映画は沢山あれど、また金を払って観る気はしなかったものだ。本作を再度観る気になったのは、この作品はモノクロが似合うに違いないという確信と、暇だったからである。 もう内容は知っているので、自然にあれこれとカラー盤との違いを観ることになる。すでにユーチューブ動画で感想も見られ、やっぱり似たようなものになってしまうが、まず、映像の質感が素晴らしい。モノクロといいならも、僅かにセピア調に振っているため、郷愁と味わいを覚える。おそらく人物アップとゴジラの場…

  • X-03SE + G-03X 周波数選択

    X-03SE に外部クロック G-03Xを繋いで聴きこんでいる。これまでCD基準の44.1kHzで試聴してきたが、周波数をアップしてみよう。実は2倍、4倍の周波数になるに従い、ある傾向が先入観として持ってしまっている。それは承知で客観視に努力するしかない。CDの入れ替えが面倒なのでXRCD24の「究極音源」を使う。様々なジャンルが収録されているので便利だ。しばらく前から耳タコCDの一枚になっている。 まずは88.2kHzから。明らかに音圧が下がった印象で、音像はさらにコンパクトとなる。でも音密度は上がったように聴こえない。マランツのSA-11S2のときはこれで常用していた。しかし今回の目的には…

  • X-03SE + G-03X

    X-03SEの話題はまだまだ続く。 X-03SEにこれまでの対策を全部ぶっ込んで昇華させた結果、往年のジャバニーズ・クールサウンドが出てきた。これはバブル期を含め、贅を尽くした物量で攻め倒した1990年頃までの日本の音だ。諸外国ではまったく受け入れられないハードな音で、国産スピーカーは井の中の蛙だった。オイラがダイヤトーンのDS-2000HRで苦労した郷愁の音である。ただ、まったく同じではなく、透明度が高く磨かれてグイグイ前に出てくる積極性がある。高域が若干耳に刺さるが、このクールサウンドは生かすべきだろう。 では、いよいよ外部クロックのG-03Xを繋いでみよう。高精度クロックを同期させた音は…

  • オペレーション・フォーチュン

    2023年公開のB級スパイアクション作品。 ガイ・リッチーが監督のエンタメ・アクションなので、斬新なアイディアが期待された。観終わると結構オーソドックスな路線のアクション・コメディ仕立てで、安心して観ていられるポップコーンムービーだ。 主演はジェイソン・ステイサム、脇にケイリー・エルウィスやヒュー・グラントといったベテランが味のある個性を魅せているので、コメディといってもマンガチックにシラケることはない。本作で注目するのはジョシュ・ハーネットだ。久しぶりに見た気がする。役どころが面白く、アクションヒーローの役者が本当のスパイ活動に巻き込まれるというもの。コメディ部分の全てを彼が握っていると言っ…

  • ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー

    2022年公開の超A級アクション大作。 マーベル30作目で「ブラック・パンサー」の続編になる。前作の主演だったチャドウィック・ボーズマンが他界したので、続編の主役がどうなるのか話題となった。オイラも同じ大腸癌を患ったので他人ごとではない。早期発見であればオイラ同様、完治できるのに・・惜しい俳優だった。 本作は、代役を立てずに作中でも国王の病死というシーンから始まる。前作でも脇で活躍した妹が今回の主役だ。ワカンダ王国と超文明を海底に持つ種族との戦いを描く。こうしたマンガチックなエンタメを莫大な金で実現した作品は、たまに見ると楽しいが連発するものじゃない。ハリウッドは「ゴジラ-1.0」を観て目が覚…

  • X-03SEを昇華する その2

    前回で満足できる音が出ているので、後は何もする必要が無い。それでもSA-11S2のときは、色々とお化粧をしていたのでそれもやっておこう。アコリバのグラウディング・コンディショナーRGC-24や防振プラグIP-2Q、電源ケーブルインレットのスパイク固定などだ。これらは個別に効果検証するのも面倒くさいし、そもそも個々に有意差を見つける自信もない。まあ、付けて何かが悪化するようなものでは無いので、SA-11S2同様に全部付けてしまおう。気に入らぬ変化が有れば外すだけだ。耳タコのホリーコール・トリオで比較試聴。すると、気のせいでは済まない変化が起きた。 音がグイグイ前に出てくる。奥行きや広がりなんか迫…

  • X-03SEを昇華する

    X-03SEを自分の部屋に調音することで、この機器本来の実力が出せたと思う。でも純正の足を避けて、底板から黒檀のスパイクで支えるのは本来の音ではないのでは・・そんな声もありそうだ。経験上、この音は良質な木製ボードに直接置いた素性に近いものであろうと信じる。 ここからはさらに高音質に昇華させるステップに入るが、その前にまず確認することがある。それは、CDトラポ+DACラインの音と住み分けができているかだ。これは本機を調整していく過程で度々チェックする必要がある。さもないと、同じような音にしてしまうだろう。聴感上のゲインを揃えて耳タコCDで比較する。おお!これは明解に違う。まるで真空管とトランジス…

  • 葬送のフリーレン

    葬送のフリーレンが世界中で怒涛の人気を博しているらしい。オイラは本作がアニメ化されるまで全く知らなかった。 金曜日のゴールデンタイムに2時間枠で公開されるのは人気映画と決まっている。アニメでいえば、定番となって視聴率が獲れるジブリ作品だ。それが漫画の1話から4話までを一気に魅せるという聞いたことのないスタートを切り、第1クールを終えた。鬼滅の刃の時と同様、アニメを観始めて興味が湧いて原作漫画を読むパターンになったが、実に線が細い緻密な作画で目が辛い。諦めようかと思ったけど、なんとか慣れて単行本の最新12巻まで観終えた。 本作はもう、掛け値なしに可愛いのが魅力だ。その世界観と思いもよらなかった構…

  • 2024年の元旦

    元旦早々、大変な災害が発生してしまいました。富山県を中心に北陸地方で大地震の災害に見舞われた皆様方、慎んでお見舞い申し上げます。まだ余震が続く現在、救助を待つ被災者への公共機関を始めとした迅速な対応を願うばかりです。 静岡県の元旦は例年通りの雲一つない好天で、まるで春のような温かさであった。例年通り、隣町の神社へ初詣に赴くと変わらない人出で、あまりの温かさに上着も着ない人がチラホラ見られた。毎年同じお守りを家族分頂いてくるのだが、どうも値上げしたような気がする。 この後、いつもなら母親の家で食事会となる。でも高齢な母親は家族が集まる支度がもう困難となったため、今年からは別の日に外で食事会をする…

  • 2023年を振り返る

    書き出しを考えていたら、昨年の年末と同じになってしまった。新型コロナが明けても、まったく変化の無い一年だったのだ。大きなトラブルもなければハッピーな事も無かった。いや、毎月赤字のパート生活でも、何事もなく平穏な生活が出来ている事実がハッピーなのかもしれない。 今年は生まれて初めて税金や相続について勉強をした。専門家にも予約して相談してきた。これも一時の興味に終われば意味がない。しかし、今後の生活に差し迫る知識ゆえに知らないでは済まされない齢になったのだ。 ブログ立ち上げ当初より明らかに映画鑑賞への意欲が減退している。今年、映画館に出向いたのはゴジラー1だけ。サブスク配信は便利この上ないが、忙し…

  • 電球トラブル

    年末のバタバタも一段落と思って風呂に入ろうとしたら、電気が付かない・・ ありゃ、球切れかと防水カバーを外すとLED電球が付いている。ムッス~に聞くと、1年以上前に切れたのでLEDに変えたらしい。LEDがそんな早く切れる訳が無い。それに、風呂の電灯スイッチの接触が悪くなったのか、軽くパチっとやっても点かない事が頻繁になっていた。この事実から明らかにスイッチの故障と判断した。 まいったなあ・・年末に電気工事を依頼してもたぶん正月明けの工事になるだろう。やることは簡単でも、屋内配線を素人がいじるのは法律違反になる。年末年始も不休で営業する大手家電量販店に相談したら、受け付けられないという。しかたがな…

  • 管球式グライコ・キットの不調

    年末だというのに、連日X-03SEの調整が続いている。今日も昨日の結果を再確認しようとしたら、右チャンネルから音が出ない。この場合、接続のゆるみが多いので慌てずチェック。ところがどこにも接合に不備が無い。プリ周辺が怪しいとあれこれ探ったところ、レコーディング端子に繋いだラックスマンの管球式グライコ・キットLXV-OT9が原因だった。 電源スイッチを入れ直すと治った・・と思ったら数秒後に片側から音が出なくなる。イコライザONスイッチに触れると、ガサガサとノイズが乗り音が小さくなってしまう。接触不良のような気がするが、問題はキットを修理してもらえるかである。それも、オントモムックの1万7千円ほどの…

  • X-03SEを調音する その2

    あれからまだハイバランスな音を分析的に試聴している。そもそも、SACDプレーヤーが変わっただけでf特バランスが変わるはずがない。しかしそう聴こえるということは、セッティングに問題があるのだ。先日、アコリバRKI-5005で改善したが不十分である。今の音を子細に聴くとハイ上がりというより、中高域の特定部分で鋭いピークがあるのが分かる。これは以前、マランツSA-11S2の素性を聴いたときには無かった。となると、怪しいのは純正の足である。 エソテリックの足は高硬度な焼き付けスパイクにスチールの受け皿という構造だ。昔からエソテリックの足はクセモノだった。ここでハードでダイナミックな音を作っているのでは…

  • カーペットの新調

    新年に向けて、限界が来た居間のカーペットを新調しよう。前回更新したのは2018年の暮れだった。ということは5年も使ってきたことになる。 オイラは安物しか買わないので、2畳タイプ2千円ほどだ。そんな安物でも5年間の使用に耐えたのである。もはや起毛はぺちゃんこで、オイラの頭より薄くなっていた。それよりも下敷きの断熱用銀紙が周囲丸見えで、計ると6㎝ほど縮んでいるではないか。 これまではループの毛足であったが今回は思うところがあり、起毛が細かく柔らかいカットタイプにしてみた。すると、X-03SEのハイ上がりなバランスが少し改善している。これはやはり高域の吸音が増した結果と思われる。となると、CDトラポ…

  • X-03SEを調音する

    いや~X-03SEの質感は素晴らしい。以前使ったP-50Sは武骨な金庫の様相だった。工作機械のような作動音も静かだ。トレイが停止する寸前に速度を落とす芸がニクイぞ。 さて、素性を見るために耳タコCDを幾枚か聴いていたら肝心なことを思い出した。このSACDプレーヤーは主としてSACDを聴くので、そっちで試聴しないと意味がない。ということで、SACDの「明菜ベスト」を聴いてみる。すると、何だこりゃあ・・ 全体がハイバランスで、CDよりかなりキツイ音だ。声の存在が薄くてビックリするほどライブな響きが乗っている。ただ、これがクラシックに変えると違和感は少なくなる。しかし音が硬いのは何を聴いても分かる。…

  • X-03SE 我が家へ

    SACDプレーヤーが更新され、掘り出し物のエソX-03SEが我が家にやってきた。オーバーホール後でもあり、まるで新品のような梱包である。本品を2重箱から出して、3重の包装を剥がす・・まるで重要文化材でも運んできたようだ。そして実物を手に取り、小振りながらその重量感に懐かしさを覚えた。マランツの前はP-50SやVRDS-25を使っていたので、元の鞘に戻った感がある。 慎重に狭いラックの中にそろそろと押し入れていく。上段のG-03Xとのルックスは見事!もはやどんな音でもいい。寺島靖国御大いわく、音なんて後でどうにでもなる。でもまあ、このSACDプレーヤーを導入する音作りの狙いもある。実はマランツの…

  • 溜まったCDを整理する

    溜まったCDが居間にあふれ出してしまった。これがオーディオルームなら気にしないだろうが、オイラはリビングオーディオなので、家族の憩いの場がこれではひんしゅくを買う。先のケーブル同様、大掃除として不要なCDを整理しよう。 思えばこれまでCDを本格的に整理した事が無かった。オイラは几帳面ではないので、棚のCDが検索しやすいような整頓はしていない。大体このジャンルはこの辺り・・というアバウトさなので、聴きたくてもどこに行ったか分からないケースがザラである。 上段から一掴みづつ埃を掃いながら不要か保存か仕分けていく。途中、手持ちのダンボール箱が足らなくなったので、近くのスーパーで貰って来る。あまりキチ…

  • SACDプレーヤーの更新 その2

    眼の前に現れたのは、エソテリックのX-03SEだ。背面を見ると2006年製とある。17年も前の商品だがまったく傷も無く、まるで新品のようである。 X-03SEは、現在の丸みを帯びたデザインになるKシリーズの前であり、オイラが持つマランツSA-11S2と同時期の商品である。当初X-03として発売されたが、たった1年でSEが付いた豪華仕様に変更された。これは羨望の趣味人、バズケロさんのハーベス部屋で活躍している機器だ。本機に注目したのは、エソがまだガチっとくる音がしていた時代の商品であり、現用の外部クロックG-03Xとデザインが整合している点にある。ただ、本来なら駆動系のSACDプレイヤーは中古を…

  • SACDプレーヤーの更新

    久しぶりの大物更新である。CECのCDトラポの導入以来の主要機器変更だ。 現状、使っているのはマランツのSA-11S2で、隣町のショップで展示品処分だったものを、同じく展示品処分のエソテリックG-03Xとセットで購入したものだ。本来、いきなり外部クロックとセットで買うことはしないものだが、その音の違いを知って後に引けなくなったのだった。当時、これがその後の買い替えを困難にするとは思わなかった。 10年ほど前の高級SACDプレーヤーは、高精度な外部クロックを繋ぐワードシンク端子を備えるのがトレンドであった。あれから内蔵クロックの高精度化によって、ワードシンク端子は省略されるようになり、今でも装備…

  • 過去のケーブルを整理する

    師走の行事としてボチボチ掃除を始めよう。今年は納戸に眠った過去のケーブルを思い切って整理することにした。 40年近くもオーディオをやっていれば、とっかえひっかえしたケーブルが山となっている。今でも調整で交換したりするものは居間の棚に保管し、めったに使わなくなったものは納戸行きとなっていた。 カビ臭いケーブルの山を抱えて外で拭き上げ、揃えて結束バンドで括る。この作業に2時間掛かった。何故こんなことをするのかと言うと、まだ使えるものを世話になっている懇意の店に寄付するからだ。二束三文でも中古コーナーに置かれて役に立てばいい。 懐かしいケーブルを整理していると、良い音が出なくて悪戦苦闘していた頃が思…

  • 電気剃刀 その2

    電気カミソリを更新した。以前更新したとき、書き込んだ記憶があるので検索したら出てきた。(電気剃刀 2015-1-31 参照)あのときは、外刃の網が破損したため3~4年で買い替えたのだった。刃の交換もできるが、5000円位の髭剃りには割の合わない価格なのだ。あれから8年10カ月、今回は長く持ったものである。 感心するのは外刃に損傷が全くないという事。メーカーは1年で交換を勧めているというのに、この耐久性は驚きだ。オイラは毎日10分位は使っているし、刃に指定の油を差したこともない。ろくに手入れはしていないのである。最近動きが悪くなり、いくら充電してもすぐ止まりそうになってきた。そしてついに本体が死…

  • 仮想アースは1台?

    季刊オーディオアクセサリー誌191号で、評論家の福田雅光氏が仮想アースはシステムに1台がベストであると言った。この発言に至るまでの実験過程も同誌連載記事「福田屋」の中で見てきており、心穏やかではない。というのは、メーカーの提灯持ちなら販売個数に影響のある発言はしないし、オイラは各機器に個別の仮想アースを付けているのだ。その理由は同誌152号の仮想アース特集で、評論家の小林貢氏がその手法を優位と説いていたからで、実際に効果を確認しながら増やしてきたのだ。これは再確認する必要がある。 事は簡単なのだが、メインのパワーアンプとトラポは空き端子に裸線を巻いて銅箔テープで固定してあるので、これを剥がすの…

  • バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー

    2022年公開のフランス製B級コメディ作品。 表題通りバットマンのパロディと思っていたら、色々なアメコミのヒーローをパロっていて、果てはトム・クルーズまでディスっている。下ネタ満載の実にバカバカしい笑いが繰り出され、普通なら冷めてしまうところなのに結構楽しんでしまった。 制作、脚本、監督に主演とすべて一人でチャップリンを気取るのは、フィリップ・ラショーというコメディアン。実に多才な若者だ。彼は2019年に「シティー・ハンター」の実写映画も同様にやっているが、アニメの実写化はほとんど成功例が無いので未見だ。 本作は、2流役者がバットマンみたいな作品の主役に抜擢されたが撮影中に事故に合い、撮影衣装…

  • バッド・バディ! 私と彼の暗殺デート

    2016年公開のB級アクション・ラブコメディ作品。 引退したい有名な殺し屋と変わり者のオナゴが出会って、オナゴの殺し屋の才能が開花する話。コメディと言ってもギャグがあるわけではなく、変なカップルが悪人に狙われながらも軽快に撃退してハッピーエンドを迎える。とかくヒットマン系の話はシリアスになったり暗い話になりがちだ。それを派手なアクションでバランスを取るのがA級品のパターンであるが、本作のように低予算でやる以上、キャラが立った脚本が必要だ。それは俳優の実力とセンスに掛かってくる。 当然スターはいないが、サム・ロックウェル、ラナ・ケンドリック、ティム・ロスと顔馴染の個性的な演技が光る。さらにRZA…

  • 法多山 紅葉まつり

    法多山の紅葉まつりに行ってきた。といっても、朝一で写真を撮りに行っただけだが。 午前8時30分に駐車場に到着、すでに車が100台以上あるではないか!平日で縁日でもないのにこの混み様は何なのだ?参道の紅葉は綺麗であるが、朝日が入らず絵にならない上、とても寒い。そそくさと、日が当たる本坊や団子茶屋のある中通りに移った。すると凄い列が出来ているではないか。もしやこれは・・ やはり、紅葉まつり限定の栗団子を買うための列であった。法多山の厄除け団子は名物で地元で知らぬ人はいない。季節により、春の桜団子、秋の栗団子、縁日の茶団子と限定品があるのだ。しかし、そんなに人気があるとは知らなんだ。その列はゆうに2…

  • スーパーの電子マネーカード

    近年の買い物は電子マネーが主流だ。オイラは現金派なのだが、国からのマイナポイントが欲しくてスーパーの電子マネーカードを作った。あれから1年が経ち、今では慣れて大変重宝している。 具体的にはイオンのシニアカードで、60歳を超えるとポイントは倍付く。杏林堂やウェルシアといったドラッグストアでも使えるので便利だ。ただ、現金チャージするのがめんどくさい。かといって、多額をチャージするのは危険である。じつは先日、冷や汗をかくことがあった。 買い物のレジでカードを出そうとしたがサイフの中に無い。探している時間は無いので現金で支払って捜索する羽目に・・いくら探しても無いのである。記憶をたどると、この前杏林堂…

  • 季刊・オーディオアクセサリー 191号

    久しぶりに本誌を購入した。理由が無い限り、もはやオーディオ雑誌を買うことは無い。懇意の店で読めば済むのだから。今回は、ティートック・レコーズの新しいサンプラーCDが付録になっているので買う気になった。 ティートック・レコーズのサンプラーは4回目。すべて持っているが、このレーベルはサンプラー以外買ったことが無い。(笑)そもそもマイナーなので店先には置いてないのだ。基本的に自分のスタジオで録音しているから、大きな編成の曲は無い。その音はデッド気味で、音像を絞らないからステージイメージを追うタイプではない。まあ、前回から響きを考慮するようになってきたが、今回の最新サンプラーでもやはり特徴はあまり変わ…

  • イチョウ 2023

    紅葉の先駆けであるイチョウが色付いた頃なので、いつもの近隣公園に見に行った。風もなく、気持ちの良い朝であった。

  • DALI・メヌエット

    ダリはデンマークのスピーカー専業メーカーで、設立から40年の歴史を持つ。中でも、コンパクト2ウェイのメヌエットは30年に渡って引き継がれてきた。それは、よくあるシリーズの最下位機種という位置付けではなく、30年間で単独4回に渡る意匠替えをしてきた由緒ある存在だ。 ダリは20年位前にHELICONシリーズの試聴会で初めてその音を聴き、ジックリ考えながら音を出してくる印象を持った。音抜けやスピード感を重視した趣向に合わないと、対象外に決めつけた存在であった。最近、この最小コンパクトのメヌエットシリーズを聴いて感心したのでレビューしよう。 現行機種のDALI MENUETと、そのスペシャル仕様のSE…

  • クレイグ・ボンド 再考

    先日、何気にユーチューブを見ていたら、「007 慰めの報酬」のテーマ曲として採用されなかったシャーリー・バッシーの曲を聴き、なんて素晴らしい曲かと感嘆した。で、アマプラで久々に慰めの報酬を観てみると、これは「カジノロワイヤル」の続編でハードなスパイ活劇として面白いと再確認した。これを機に、007を引退したクレイグ・ボンドを今更ながら再考してみたい。 今でも、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは似合わなかったと思っている。対スペクターをハードにリメイクしたシリーズとして、高評価したいところだがダメなのである。オイラにとってのボンド像は決してワイルドではなく、スマートでウィットに富んだイケメン…

  • 漫画の映像化について

    ヒットした漫画を原作として、実写映画化やアニメ化することがよくある。漫画大国の日本ではその傾向として、国産漫画の実写化は大成しないというものがある。逆にアニメ化したものはすんなり受け入れられ、興行収入を塗り替えるほど人気が得られている。 では海外ではどうなのか。米国のマーベルやDCコミックのヒーローは軒並み実写化されて大人気だ。これは何故だろう?これらのスーパーヒーロー映画は、日本でも素直に受け入れられているようだ。おそらく、日本人はアメコミの購読者が少ないため、違和感が無いのであろう。しかし、現地ではそうはいかないはず。オイラが思うに、アメコミの絵柄やストーリーが実写化との乖離が少ないのであ…

  • クロール -凶暴領域-

    2019年公開のB級パニック・ホラー作品。 監督はホラー系のB級映画に手慣れているアレクサンドル・アジャ。制作にサム・ライミが一枚噛んでいる。演者にスターを使わず、極力登場人物を少なくして低予算化をもくろみ、それが見事に功を奏して大変緊張感に溢れたリアルな作品となった。 舞台背景が巨大な台風のさ中で、確執のある父親を捜しに旧実家へ赴く娘の奮闘を描く。でも戦う相手は嵐ではなく、ワニであるのが新しい。実にローカルな視点で、作品舞台の半分は水没寸前の床下という着眼点がすごい。排水口から侵入したワニが突然襲って来る演出は、昔からあるビックリ箱方式だがそれが的を得ている。サメが襲って来るヤツは見飽きてい…

  • Royd Sapphire

    ロイド・オーディオ社は1980年に設立して、創業者のジョー・アクロイド博士が逝去したことで廃業となる。いわゆるワンマンの典型的なガレージメーカーであった。したがって、発表されたスピーカーも少ない。 そんなロイド社のサファイアという中古スピーカーが懇意の店にある。以前、上位機種のシントラもあったのだが、程度が悪く眼中になかった。今回のサファイアは大変綺麗で、唯一後部の下角にカケが見られる。なお、店内にはシントラ専用の中古スタンドがあり、これに乗せて聴いてみよう。 オイラが聴いて確認したかったのは、その能率である。公称スペックでは89㏈とあるが、これが信用できない。同じ位の大きさのBBCモニターが…

  • ゴジラー1.0(ネタバレ)

    ゴジラー1.0の評判がやけに良いので、久々に劇場へ出向くことにした。映画館で観るのは、「キングダム2」以来である。なるほど、この映画は大画面、大音量で鑑賞してこそ魅力が最大限に発揮するのがよく分かった。興味のある人はDVDや配信を待ってはいけない。 もはやネット上では反響の渦となり、その内容や魅力は書き尽くされている。ネタバレも含めてだ。この手の作品はネタバレ情報はあまりマイナスとならず、むしろ金を出す価値を確認する手段になろう。オイラは本作をかなり好意的に受け取った。 とても実写版「宇宙戦艦ヤマト」という駄作と同じ監督には思えない。これはやはり、得意の大戦後の日本を舞台にしたのがハマったのだ…

  • アイテック再び その2

    前回の続き。エソの外部クロックには現在、オーディオリプラスのクリスタルにfo.Qのスペーサーを合わせたインシュレーターを使っている。これは以前、アイテックのΛ8.24 The Professionalを導入したとき、アレコレ変更してベストに落ち着いたものだ。あれから4年半ほど経つ。ほとんど不満の無いところに交換して吉と出るだろうか。 本当は交換前と後で時間を掛けずに耳タコフレーズで確認したい。しかし、多くのケースで交換直後は本来の力を発揮しない。機器に馴染むのに時間が掛かるのだ。特にアイテックはその傾向が強い。案の定、交換してしばらくは中低域が痩せて音圧が下がり、音場が広がらない体たらくだ。も…

  • アイテック再び

    アイテックのオーディオアクセサリーは結構使っている。 現在、DACにΛ8.24 for Digital、トラポにΛ8.24The Professional、電源コンセントのデジタル系とアナログ系に分けてΛ5.36を2台使用中だ。今まで導入のたびにレビューしてきたが、今のシステムの音を構築する上でその恩恵はかなり大きい。それは全部外してみれば、生気のない普通のステレオ音に成り下がるので分かり易い。 始めは導入するのにかなり悩んだ。店頭でその効果を試聴して感心しても、なかなか踏み切れなかったものだ。その理由はあまりにチープな見た目にある。オーディオ商品は外観の見た目が極めて重要だ。そのデザイン、質…

  • バット・トレジャー

    2021年公開のB級サスペンスアクション作品。 主役がスコット・イーストウッドで、脇をメル・ギブソンやファムケ・ヤンセン、タイリース・ギブソンと中々豪勢だ。題名からして、これだけの役者が入り混じった悪党達のトレジャーアクションかと思ったら、実に意外なストーリーだった。 主人公が精神疾患の治療中で、弟の死から疎遠の家族と会ったところで悪党が登場、なんだかんだで宝に行き着くが家族を守る主人公・・割と新鮮に観ることができた話だ。期待した脇の3人はほとんど絡まず、タイリース・ギブソンは早々に脱落。ファムケ・ヤンセンはまったくイイトコ無しのFBI捜査官。メル・ギブソンに至っては、主人公と電話で話をするだ…

  • バブル時代の国産スピーカー

    バブルで日本が湧いていた頃、オイラはオーディオに趣味として向き合うようになった。あの頃は家電量販店でもオーディオコーナーがあって、多くの国産スピーカーを試聴させてもらった。 当時は故・長岡鉄男氏の評価も絶好調で、スピーカーの選択に舶来品は無かった。598戦争などと言われたスピーカーの価格競争は、まさにバブルの特徴的な異常事態だった。長岡氏はスペック(カタログ以外の物量投資)を主として評価するものだから、バブル時代の商品は全て宝物に見えた。今思えば、ハードでダイナミックな音としか国産スピーカーを表現していなかった気がする。 友人もオンキョーD-77XXやビクターSX-511などを持っていた。オイ…

  • コスモス 2023

    去年の10月にガーデンパークへ赴くとコスモスが綺麗だったので、今年も来てみた。 日和もよく、ここは少し遅めの開花だったので間に合った。

  • バング&オルフセン(B&O)

    B&Oは1925年にデンマークで操業された老舗のオーディオブランドだ。 その商品展開は、自社の考える高音質を追求する他の会社とは大きく異なり、音質の高度化と共に類のないハイセンスなデザインを融合するラグジュアリーオーディオの世界だ。ゆえに、多くのオーディオメーカーとは一線を引く孤高の存在である。ゼネラルオーディオの世界にもオシャレを狙ったミニコンポがあるが、それらとは使っている素材からして天と地ほどの差がある。現在でも商品展開しているが、著名な美術館に展示されるほどの地位を得た全盛期は2000年前後にあったように思える。 その頃は隣町にもB&Oの特約店があり、オーディオ喫茶としてB&Oの音を聴…

  • アクト・オブ・バイオレンス

    2018年公開のB級クライムアクション作品。 主演はブルース・ウィリス・・じゃなくて、これまでアクション映画の脇役をしてきたコール・ハウザー。ブルースは2015年頃から物覚えが悪くなり、主演を張ることがほとんど無くなった。後に失語症や認知症を患っていくのを予期したかのように、知名度の高さをフルに生かして多数の脇役で自分を大安売りしていく。晩年の緒形拳のようだ。まだ60代なのに残念である。本作はなんとかギリでアクションをするし、セリフも多く準主役として頑張っていた。 話は主人公の弟嫁が人身売買組織に拉致され、警察組織が役立たずなので身内で救出に行く話で、もうベタ中のベタである。泥酔していても分か…

  • オーディオ マシーナ SRM-X

    隣町のショップに、表題のレアなハイエンドスピーカー(中古)が入ってきた。 オーディオ マシーナの商品を直に見るのは初めてだ。以前、雑誌で黒い宇宙人というか一つ目小僧のようなスピーカーを見て、「けったいなデザインだなあ」と思ったメーカーである。そのハイエンドメーカーが10年以上前にSRMという小型スピーカーを発表し、近年それをブラッシュアップしたものがSRM-Xらしい。 大きさは小型BBCモニターと同じくらいで、持って見ると異常なほど重い!エンクロージャーはアルミの削りだしのようだ。この時点で設計思想が伺える。正規の価格を聞いて驚いた。この小さなアルミの塊がペアで120万越え、スタンドだけでも3…

  • 秋祭り 2023

    秋祭りが新型コロナの弱毒化?で3年ぶりに開催された。元々オイラは祭りが好きではない。お呼びが無ければ参加する気は無かった。 我が地区は人の層が浅いので、3年間屋台の引き回しが無いと伝統の引継ぎが途絶えてしまって、屋台のシロウトが引き回す危険性が出てくる。これが歴史の浅い祭りの弱点だ。そんな理由で実行委員長がオイラに泣きついてきた。無事終えるか心配でたまらんと言うわけである。全部の役を終えて引退したはずなのに・・ 引き回しコースを確認すると、過去に危険な目に合って取りやめた場所を通ることになっている。聞けば、そんなヤバイ所とは知らなんだという。さっそくコース変更・・こりゃ先が思いやられる。 つく…

  • 中古ショップの変遷 その2

    隣町のハードオフが閉店して8カ月が経った。この辺では一番大きな店舗だったし、併設したブックオフも含めて結構利用していたものだ。これが先日、リニューアルオープンしたというので行ってみた。 場所は同じである。しかし、完全に様変わりしてしまった。もはやハードオフですらないのだ。ホビーオフとなっている。なんじゃそりゃ?初めて聞いた。覗いでみればなんだ、オモチャやガラクタである。ガッカリ至極、もはや「何でも鑑定団」と変わらないではないか。ブックオフは残っているのだが、店内は狭い。そのはずで、新築された半分は業務用スーパーに変貌している。つまり、売れないAV機器や楽器の中古ではやっていけないという事だろう…

  • ピッグ/PIG

    2022年公開の米国製人間ドラマ。 本来、オイラが評価するジャンルではないので、ランクの選別は無い。ではなんで観る気になったかというと、ニコラス・ケイジが主演だから。まあ、それでも多少はサスペンスやスリラーな要素を魅せるだろうと思ったのだが、まったく無い。実に地味なヒューマンドラマである。 話は、世捨て人と化した主人公が、奪われた豚を取り返そうとするだけ。そのシンプルな行動を、アクションもなく主人公の存在感だけで引っ張る。このニコラスの演技が凄い。実にはまっている。ドラマはブタの捜索の中で、登場人物各々が避けてきた過去の重大な損失と再び向き合い、新たな人生を迎えるまでを静かに描く。こうしたドラ…

  • WE 16GA + アコリバ SPC-AV その2

    WE 16GAにバイワイヤーアダプターを介してSPC-AVを繋いだ続きである。 記事をアップした時期とは合わないが、あれから2週間ほど経過している。連日音出しをしてすっかり馴染んだようだ。大変良い状態で音質が安定している。 当初、SPC-AVの単線としての個性が際立っていて、これならアンプからの主線は何でもよいのではないかとさえ思ったものだ。その後、中域から中低域が存在感を魅せ始め、音圧が1㏈ほど上がった感覚を覚える。(ディスクごとにボリューム数値を記録してあるので僅かな音圧変化も気になるのだ。)これはWE 16GAに磁気対策をした持ち味だ。そして重低音がクリアで深く沈むように広がる。これはS…

  • 銀行の税務相談 その2

    予約した銀行の税務相談に行ってきた。 オイラは扶養と年金、相続と贈与の件を相談すべく、あらかじめ現状と相談事をわかりやすく文章にまとめて持って行く事にした。10年以上ブログを書いていると、こんな作業は苦にならない。 予約時間の15分ほど前に到着したので、待たされるかと思ったらすぐ案内された。客はオイラしかいないのである。銀行の出張所のような場所なので、相談者がいなければスゲ~暇そうだ。なるほど・・どうりで無料相談は初回だけと言いながらも、実は臨機応変にやっているのが分かる。ただ、確定申告の時期は忙しいとのこと。 オイラは税理士という職業の人と面と向かって話をするのは初めてである。緊張したが、柔…

  • WE 16GA + アコリバ SPC-AV

    メインのSPケーブルをWE 16GA(復刻版)に変えてから1年近く経った。このビンテージケーブルの魅力は十分に味わったと思っている。後に「音の焦点」についてアドバイスをくれた御仁もおられたが、短くして音が柔らかくなる方向は今望んでいない。 いつかは試そうと思っていたアコリバSPC-AVとの合体を試してみよう。目的は、現状の聴き心地をベース上に精度と透明度が高い音像と音場を狙う。以前、アクロリンク 6N-S1000ⅡにバイワイヤーアダプターWBA-4 を介して、SPC-AVのバイワイヤーで聴いていた。あの時の経験があるので、今回試す自信がある。 テイストはWE 16GAを主としたいのでSPC-A…

  • JBL TS8000

    隣町のショップにJBLのTS8000という中古スピーカーがある。こいつは実にお買い得だ。 仕様や中古相場は検索してもらえれば分かるだろう。実物は大変美しい外観で、エベレストのデザイナーが手掛けている。正面からの見た目に反して奥行きがとても浅いので、設置の自由度が大きい。これはエベレストを代表にJBLのスピーカーのポリシーなのだろう。なお、JBLも昨今は中国やメキシコ製が大半であるが、これはメイド・イン・アメリカである。 ネットを外すとツルツルの白い金属振動盤が目に入る。すべて同一のマグネシウム合金だ。これは美観だけでなく、音色の統一性のメリットが大きい。まるでヨーロッパのスピーカーみたいだが、…

  • 沈黙の艦隊

    沈黙の艦隊は1988年から連載された、かわぐちかいじ作の漫画である。30年以上前の漫画をなぜか今頃映画化されて上映中だ。 オイラはまだ映画を観ていない。というか、観る気はない。3部作のアニメは観たが、長い原作のハイライトとなる戦いを再現しただけで、まったく半端である。ジョジョや鬼滅の刃みたいに、忠実なTVドラマとしてアニメ化すれば素晴らしいが無理な話だろう。映画もそれと同じなので結果として失望するのが分かっている。それなのに大きな予算を使って今頃映画化する意図が分からない。キングダムのようにウケルと思ったのだろうか。 漫画の世界観は見事なものだった。盗作云々でケチが付いたが、オイラからすれば面…

  • 銀行の税務相談

    以前は働いた分だけ給料もらって生活する・・それで済んだ。「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ。」植木等は正しかったと思う。 還暦を過ぎて、親を見送る年齢になると色々覚えなければならない事が出てきた。相続の問題や税金の疑問だ。これまで考えなくても良かったことが、身近な問題として知らぬ存ぜぬでは済まなくなった。でも、どこに相談すればいいのか・・税理士や弁護士みたいな頭のいい知り合いは居ないのである。 そんな小市民のために、ちゃんと無料相談をしてくれる場所がある。それは市役所や銀行だ。もちろん、税務署だって相談に乗ってくれるが、節税に関わる事は話に乗ってくれない。市役所は一番敷居が低いが、ネットで…

  • マトリックス レザレクションズ

    2021年公開の超A級SF大作。マトリックス・シリーズの第4作目となる。 マトリックス3部作は、ここではレビューしていないが当然何度も鑑賞している。この手の大作はマニアが多いので語られ尽くしているし、ヘタな批評は病的信者のマトにされるから面倒なのだ。SWなども同類である。さらに、このシリーズはワザと難解に作ってあるので始末が悪い。解説できる知識を持つ御仁の上から見下ろすような構図が鼻に付く。もちろん、途方もない予算をかけたアクション大作だから見所があって当たり前だ。本作はややこしい話はいいとして、大作の割にアクションがショボイのが誰も認めるところだろう。 監督の自虐とも皮肉とも取れる序盤には驚…

  • 懐かしのゴトウ総合音響

    NESPAの記事を書いていてゴトウ総合音響を懐かしく思いだした。 オーディオに駆け出しだった頃、誌面でとてもインパクトのある広告を出している店があった。平成7年前後はそんな個性的なオーディオ店を行脚しており、その一つに名古屋のゴトウ総合音響があった。公共交通の便が悪い場所で、真冬に結構歩いた記憶がある。当時のお店は、まだオカルトチックなグッズに手を出す前の時代で、B&Wのスピーカーにローテルのアンプ、イソダのケーブル、モッドスクワッドのインシュレーターなどを推奨していた。 音を聴きに来たというだけのオイラに、1時間以上付き合ってくれたのには平伏した。ベストの音を出すにはエアコンは禁忌だと止めて…

  • 355

    2022年公開のA級スパイ・アクション作品。 世界の一流女エージェントが協力して世界の危機を救うエンタメである。世界を恐怖に落とし入れるPCデバイスを、悪の手に渡る前に奪取しようと各国のスパイによる争奪戦が始まる。前半の街中における静かな奪い合いが結構見所で、サイレンサー銃やカランビットナイフを隠し持っての鬼ゴッコがいい。結局、皆目的は同じなんだから協力しようということに。いきなり強く個性的な面々が結託して戦う話が多い中、この流れは気に入った。だが、その後がイマイチだなあ・ 主演のジェシカ・チャスティンを中心に、ダイアン・クルーガー、ペネロペ・クルス、ルピタ・ニョンゴ、ファン・ビン・ビンが集結…

  • 洗面台のリフォーム その3

    やっと新しい洗面台がやってきて、取り換え工事が始まった。 オイラはその重さから少なくとも二人以上で設置に来るだろうとふんでいた。ところが予定通り来たのは見積もりに来たオヤジ一人だけである。結局持てないのでオイラが手伝う事になる。これが非力な女性しか居なかったらどうするつもりだったのか。 交換作業は難しいものではない。水道の元栓を閉めてから古い洗面台を撤去し、新しいものを組み立てて水道と接合、排水口の簡単な造作と組み立てをし、最後は収納棚兼鏡を取り付ければ終わりだ。これならオイラでもできると思ったが、専用工具が必要なところもあり、やはりプロに依頼すべきだろう。 我が家の交換設置工事は最も楽な導線…

  • RENDEL レンデル

    2017年製作のフィンランド製ダークヒーロー映画。 アマプラ配信を観るようになって、劇場も行かずDVDも借りなくなった。そうなると、予告編もまったく見なくなる。映画鑑賞はそれでいいと思っていたが、本作のように配慮の欠けた作品を観るには予告知識は必要だ。 どうやら本作はアメリカン・ダークヒーローにあこがれているのか、既視感の強い復讐劇を低予算で魅せようとしている。後で分かるのだが、物語は今と過去を交互に進めて主人公の復讐に至った流れを説明している。しかし予備知識が無いオイラは、場面転換はすべて並列の現在進行形と勘違いしてしまい、後半になるまで仮面のダークヒーローが誰なのか分からなかった。それゆえ…

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