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  • 人の評価と社内政治について

    人は好むと好まざるとにかかわらず、あらゆる場面で人を評価して、人から評価されている。人間には感情という機能があり、そこがロボットとは異なる優れた部分である一方、評価の曖昧さを生み出し、平等性を減少させる。そのため、人を評価するときは、一定の条件や基準を設けることが一般的だ。 テクノロジーの発展により、恋愛市場では、実際に会うことなしにますます相手を条件で選択することが可能になっていて、様々なアプリが使われている。そこでは、学歴、年収、年齢などでフィルタリングすることによって、自分の条件に見合う相手を探しだすことができ、人間の感情が働くところは、顔写真くらいのものだろう。そしてマッチングしてはじ…

  • 転職ということについて考えてみた

    600万年前から、人類はサルとは異なる道を選択し、狩猟採集生活を始めた。狩猟採集生活は、その日に食べられるだけの獲物や植物を取れるだけとって、その日のうちに食べきってしまうものだ。なぜなら、現代のような貯蔵システムは存在せず、余った食材を保存したくともできないのだ。そして、ある特定の場所で獲物がとれなくなったら、また場所を変えて同じ生活をすることを強いられる。そんな時代が長く続いたが、貨幣経済が発達すると、物やサービスを購入したり、売却したりといったシステムが確立され、現代では物を狩猟する能力ではなく、貨幣を稼ぐ能力が求められている。 狩猟採集生活をしていた当時の人類にとって、その日に獲物が取…

  • 縦割り構造を失った会社は機能するのだろうか?

    人類の歴史は、戦争の歴史といっても過言ではないほど、いつの時代でも、またいたる地域で覇権争いが存在する。現代でもそれは続いていて、どこかで小さいな小競り合いは日々起きている。その理由は様々で、最も一般的なものは、資源・食料を他者から奪うことによって、豊かになりたいという人間の欲望だろう。資本主義の社会は、多かれ少なかれ、競争を勝ち抜かなければ、自分の求めることを叶えることができない。一方で競争を勝ち抜くことによって、権力を掴むことが可能となり、欲するものを手にすることできるのだ。 こうした権力争いは、サルの世界が一番わかりやすい。動物園のサルを眺めて見ると、野性とはまた違った権力構造が存在する…

  • 映画『ファウンダー/ハンバーガー帝国の秘密』を観て思ったこと

    レイ・クロックは、マクドナルドコーポレーションの創業者で、マクドナルドをフランチャイズ化して、世界34カ国で8300店舗を展開し、世界最大のファストフードチェーンに仕立て上げた人物として知られ、生涯で5億ドルの富を築いた。日本国内でも絶大の影響力があり、多くの起業家を目指す人々の夢をかきたてている。だがその半生は、順風満帆というわけではなかった。そんな彼の成功までのヒストリーを描いた作品が、『ファウンダー/ハンバーガー帝国の秘密』という映画だ。 レイ・クロックは、もともと自分で様々なものを開発しては特許を取得して、商品を売り歩いて生計を立てていた。52歳のレイは、シェイクミキサーのセールスマン…

  • 女性は稼げば稼ぐほど未婚率があがる

    世の中は不思議なことばかりで、一部の若者は、コンビニや居酒屋で、反社会的行動を自ら撮影し、SNSに投稿しては炎上を繰り返している。『不思議の国のアリス』は、幼い少女アリスが、白ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込み、言葉を話す動物や人間の形をした歩くトランプなど、様々なキャラクターたちと出会いながら、その世界を冒険する様子を描く子供たちに人気のファンタジーだ。人は不思議なことが起きると、注目意欲が掻き立てられ、魅了されるものなのだ。 現代では、高学歴で高収入女性の未婚率が高いという不思議な現象が起きている。例えば、女子アナウンサーは、テレビ局という高収入が約束された企業に勤め、皆一様に高学歴で…

  • 結婚は必ずしも美人がモテるわけではない

    いつの時代も、どこの国でも美女は男性を魅了し、ときに狂わせる。世界三大美女として名高いクレオパトラは、 絶世の美女として知られるだけでなく、7ヶ国語を操り、話術も巧みだったという。当時のローマは、三名が実権を握り、互いに牽制し合いながら帝国を統治する三頭政治が敷かれていた。その1人であるアントニウスに呼び出されたとき、クレオパトラは色仕掛けを図って近寄り、二人は愛人関係となって三人の子を授かるのだ。アントニウスは、クレオパトラにのめりこみ過ぎたため、ローマ市民に不興を買ってしまい、それを好機とみたオクタウィアヌスは、アントニウスとクレオパトラを攻め立て、アクティウムの海戦で撃破した。これによっ…

  • 映画『マイ・インターン』を観て思ったこと

    シンデレラは、昔から女の子に大人気の童話で、継母・姉に苛められてきたシンデレラが、魔法の力によって奇跡を起こし、身分を越えて王子と結婚するというサクセス・ストーリーを描き、不自由なく素敵な結婚生活を送ることを夢見る子供心を絶妙に刺激した物語だ。しかし絵本に夢中になった少女達も成長すると、そんなことは夢でしか起こりえない現実に直面し、勉学に励み、時が来れば就職先を探し出すことになる。もちろん中には、色々とこじらせていて、いくつになっても、富がある人と結婚をすることだけを人生の目標として奔走している女性もいるし、偶然にも付き合えた人は、その充足感をさらに満たすためかどうかは定かではないが、SNSツ…

  • みんな貧乳よりも巨乳がお好き?

    桃から生まれた桃太郎は、お爺さんとお婆さんに大事に育てられ、立派に成長すると、お婆さんが作ってくれたきび団子を腰にぶら下げ、鬼ヶ島へと出発した。旅の途中で、犬、猿、キジが順番に現れてきび団子を欲しがり、桃太郎は、鬼ヶ島へ同行することを条件として、きび団子を分け与えた。犬、猿、キジの3匹は、桃太郎の家来となり、船で鬼ヶ島へと向かうのだ。犬は忠誠心を、猿は鬼ヶ島攻略のための優れた知略を、そしてキジは鬼ヶ島に攻め込むための勇気という武器を桃太郎に与えてくれた。鬼ヶ島では鬼が酒盛りの真っ最中であったため、猿の智謀による奇襲作戦をしかけた桃太郎と3匹の家来は、易々と陣地を乗っ取り、大勝利をおさめ、鬼がこ…

  • 部屋を片付けると痩せられるし、稼げるようになる?

    「海外では太っていると出世できない」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれない。その理由は、肥満が自己管理ができていない人物の象徴として扱われるため、そんな人間に部下の指導など不可能だからというものだ。遺伝的に太りやすい人がいるのも事実だけれど、太るには、様々な要因があって、炭水化物や糖分の過剰摂取などが考えられる。はるか昔から、人類にとって糖質はきわめて貴重だっただけでなく、魅惑の食物だった。これは人類がミツバチの巣から蜜を取っていた風景が、スペインの洞窟で発見され、さらにその後、果実を土器で煮た跡が見つかっていることから、果実が長期間にわたり保存されていたと解釈でき、いかに大事なもの…

  • 果たしてグローバル人材になることは正しいことなのだろうか

    もうだいぶ前の話になるけれど、長野冬季オリンピックで、スピードスケート男子500メートルにおいて、清水宏保がオリンピック新記録を出して、日本のスケート競技至上、初めて金メダルを獲得したことは有名な話だ。当時、清水をはじめ、堀井学、そしてカナダのウォザー・スプーンが、その年のワールドカップで表彰台を独占していたことから、「3強」と呼ばれており、さらにはその記録が拮抗していたため、誰が優勝してもおかしくない状況であったことから、清水の優勝が決まった瞬間、日本中が歓喜に包まれた。結果は、清水が金メダル、ウォザー・スプーンが銀メダル、ケビン・オーバーランドが銅メダル、そして堀井学は13位に沈んだ。 堀…

  • 芸能人から解雇される日が来る?

    日本では、高齢化と少子化のダブルパンチにより、その生産年齢人口は、減少の一途をたどっている。そこで政府は、「一億総活躍社会」のキャッチフレーズのもと、女性の職場進出、高齢者の活用といった解決案を模索しており、いわゆる働き方改革に着手している。『マイレージ・マイライフ』は、ジョージクルーニー演じるライアン・ベンガムに焦点をあてた、企業で働くことについて、再考させられる映画である。ライアンは、人事コンサルタント会社で働いており、雇用主に代わって、レイオフや解雇を宣告することを生業とし、米国中の支店を飛び回っている。一年の大部分を出張に費やすライアンは、ほとんど自宅に戻らず、旅を楽しみながら、アメリ…

  • 書評『天才を殺す凡人ー職場の人間関係に悩む、すべての人へ』

    「天才と狂人は紙一重」という慣用句があるが、これは天才が、アンバランスに偏った才能の持ち主であるが故に、凡人から見ると、その価値観も非常識に感じられるため、この言葉が生まれたものと言える。アインシュタインは、「20世紀最高の物理学者」と評され、それまでの物理学の認識を根本から変えるという偉業を成し遂げて、1921年にノーベル物理学賞を受賞した。その功績は死後も揺らぐものではなく、それを証明するように、彼の名前は様々な場所に残されている。ここで興味深いことは、アインシュタインは、光量子仮説にかかる業績によってノーベル賞を受賞したのであって、それより遥かに有名な相対性理論で受賞したわけではないこと…

  • 組織のリーダーは怠け者が一番

    日本では、ますます少子高齢化が加速し、労働力不足が深刻な問題になっていることは、ここでことさら説明するまでもない周知の事実だ。こうしたことを背景に、安倍内閣は、外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正法案を閣議決定した。野党の大きな反発はあったものの、政府は国会で同法案を成立させ、2019年4月から施行させたい方向を示した。安倍内閣は、「本法案は、労働力の受け入れであって、移民政策ではない」として、反対意見をいなそうと必死に対応している。 どんな物事でも、異なる考えを持つ人間が集まる限り、全会一致で決定できる事柄は限られている。「12人の怒れる男」は、1950年代に製作されたアメリカの映画で…

  • やっぱり社蓄って素晴らしい

    イナゴは、環境によってその姿を変化させ、営みをがらりと変えるという点で、他のバッタ類と区別される。緑色で覆われた体は茶色っぽくなり、羽は巨大化し、行動範囲がずっと広がっていき、やがて集団行動を始めて、草木を食べつくすのだ。広大な土地を有する中国では、歴史的にこうした被害を「蝗害」と呼び、人々から恐れられてきた。大規模な大雨や干ばつが起こると、バッタの大量発生によって農作物を食い荒らされ、農村に暮らす人を苦しめてきたのだ。この種類のバッタは、通常は普通のバッタと同じように、単独で暮らしているが、近くに仲間が増えてくると、急に行動様式を豹変させるのである。それは仲間が接近することで刺激が与えられ、…

  • やっぱり出世はしたほうがいい

    2019年1月16日、19年ぶりに誕生した日本出身力士の横綱・稀勢の里が引退した。引退会見において、「土俵人生において、一片の悔いもない」と一言一言紡ぐように語った様は、人々に感動を与えた。筆者にとって何よりも印象的だったのは、故人の鳴戸親方から「横綱は見える景色が違う」と教えられていたというが、会見で、「先代の見ていた景色はまだ見えてないです」と涙を拭いながら言葉を絞り出したシーンである。 稀勢の里が横綱になるまでの道のりは、長く険しいものであった。先代の親方から受け継いだガチンコの精神で、厳しい稽古に臨み、愚直なまでの真面目さで、ひとつひとつの取組に全力であたっていた。土俵上で馴れ合いにな…

  • 上司と部下の関係について考えてみた

    京都の冬景色は、紅葉時の風景とはまた違った美しさがあり、髪型をかえるだけで変化を遂げる女性のような妖艶さがある。四季折々の壮観さと優美さが、人々を惹きつけてやまない由縁やもしれない。そんな京都という地で、織田信長が、家臣であった明智光秀に討たれたのは、あまりにも有名な話だ。ではなぜ本能寺の変が起きたのかー、つまり、明智光秀が織田信長を裏切った理由は何だったのか。このことは、永遠の謎に包まれるわけだけれど、数多の説が考えられ、その中には、主従関係のあり方に対する意見の相違というものがある。 当時は戦国時代の真っ只中であり、家臣といえども有力家臣は、独立性が高く、有名な武将でさえも、多くの家臣を押…

  • ロボット開発が進む未来を想像しながら考えてみた

    いつの時代も人は夢を見て、そしてその夢を実現させるために努力してきた。鳥類の空中での優雅な飛行に夢焦がれ、ライト兄弟は、世界初の有人動力飛行に成功した。技術の進歩によって、人は未知の世界に足を踏み入れ、既存のシステムを壊し、新たなシステムを構築しながら社会に導入してきた。これはシュンペーターの言うところの「創造的破壊」と呼ばれるもので、経済サイクルにおける自然の摂理で、産業の新陳代謝には欠かせない。ここでふと思い出したのが、昔よく駅で見かけた改札鋏で、当時は駅員が、乗客の購入した切符を乗車駅で切り、一人一人確認をとっていた。スイカやパスモ、はたまたスマホを使って改札機にかざすだけで通れることに…

  • 「セントオブウーマン/夢の香り」を見て思ったこと

    日々生活していると、岐路に差し掛かることがよくある。それは大きいことから小さいことまで様々で、トレードオフの関係だ。例えばA社とB社に内定をもらっていて、結局A社に就職したけれど、数年後にA社が倒産してしまい、B社を選択しなかったことで人生が大きく変わってしまった人もいるかもしれない。ただそれが、ハッピーエンドになるのか、バッドエンドになるのかは、また次の選択の結果次第であって、その後起業して、大成功すれば、それは正しい選択であったと思えるのだろうし、そのまま定職につけることができなくなってしまったのであれば、悔やまれる選択をしたと感じるのかもしれない。もちろんその感じ方は、その人次第であるわ…

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