百物語 二十一回目「水晶髑髏」
水晶髑髏はいわゆる、オーパーツと呼ばれるもののひとつだ。「オーパーツだって?」古代の遺跡から発掘されたものの中で、その当時の技術で造り上げることが極めて困難であるとされるものを、そう呼ぶ。「へえ、じゃあ水晶髑髏はいつの時代のものなんだい」マヤ、アステカ文明といわれている。水晶髑髏は水晶で作られた頭骸骨の模型で、とても精巧に作られており下顎の部分をとりはずすことができる。当時の技術で造り上げるには数百年が必要だと言われていた。「なるほど、謎の発掘品というわけだ」水晶髑髏には伝説があり、全部で12個の水晶髑髏がこの地上のどこかにあって、その全てを2012年までに一ヶ所に集めなければ世界が滅ぶそうだ…
2019/02/25 22:55