「小池光第四歌集『草の庭』(砂子屋書房・1996年)」を読む(其のⅦ)
〇 「焼きソバパン」などで済ませて昨日今日午前と午後のけぢめもつかず〇 藪椿咲く道のべは看板の「老人多し 徐行」立ちをり〇 雪虫のとぶころとなりかんばんの赤一文字「灸」ぞ目に沁む〇 雪やみし夕微光にてザゴルスク聖トロイツェ修道院の庭いかに 〇 行くみづのながれにくだる石階にセキレイ降りて草川といふ〇 柚子の木のかたはらなりし井戸にして雪ふるなかに汲み上げにけり〇 ゆふ...
2022/08/31 13:49
2022年8月 (1件〜100件)
「ブログリーダー」を活用して、鳥羽散歩さんをフォローしませんか?