今日の一首(11月30日)
〇 枇杷の実の貧乏くさき実が成れる路地を曲がれば葬式に遭う 永田和宏 『饗庭』所収。 詠い出しで「枇杷の実」と言い、二句目と三句目に跨って更に「貧乏くさき」という必ずしも誉め言葉ではない形容詞付きで、その枇杷の「実」を強調している。 この「(枇杷の)実」の重出には如何なる意図があるのだろうか? 作中主体(=作者)の胸中には、枇杷というバラ科の常緑高木に成る果実としての「枇杷の実」に対する理想像...
2019/11/30 01:37
2019年11月 (1件〜100件)
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