思い出の神保町古書店巡り~原田ひ香著『古本食堂』を読んで~
4月から私が勤務している市立N中学校の図書室で借りた2冊目の本は、原田ひ香著『古本食堂』であった。本書を借りた理由は、ベストセラーになりドラマ化もされた『三千円の使いかた』の著者であったこと、タイトルから連想した物語に興味をもったこと、何よりも気軽な気分で読めそうだったことなどである。案の定、仕事の疲れを癒すために不可欠の睡眠前後の寝床の友としては最適で、身近に起きそうな物語の展開に付き合うことで心身をリラックスさせてくれた。お陰で気分よくさくさくと読み進めることができた。 そこで今回は、本物語の概要と特に私の頭の中で確かなイメージを想い浮かべた場面を紹介しつつ、その場面から想起した懐かしい思…
2025/05/25 08:31