仕事と「服装」:大阪「ヒゲ」訴訟について考える
1月16日、大阪市営地下鉄の社員2名が「ヒゲを理由に人事評価を下げられたのは憲法違反である」として市への賠償等を求め提訴した問題の一審判決が下りました。 結果は、「市への慰謝料を認める」というもの。 もちろん、一審判決であり、市はこの判決に不服として控訴する方針を明らかにしています。 さて、全くの私見ではありますが「なぜヒゲがダメなのかさっぱり理解できない」というのが本音です。 ヒゲに限らず、仕事と「服装」の関わりについて思うところをつらつらと書き連ねてみることにします。 服装規程そのものはダメじゃない 個人的には「別にヒゲくらいいいじゃん」とは思いますが、そうは言っても会社や組織という集団生活において一定のルールや決まり事があるのはダメだとは思いません。 特に、専門職や衛生的な観点から服装や髪形等に一定程度の制約を設けることは何ら不思議でもありません。 例えば、工場などで安全配慮のために「制服」があるのはいいと思います。 場合によっては機械に服が巻き込まれて事故になってしまう場合などです。 また、髪形も「あまり長すぎると不衛生」だとか「異物混入につながる」といった観点から制約が発生するのはやむを得ないかと思います。 また、プロスポーツなんかのユニフォームなども「同じものを着ろ」というスポーツとしてのルールがあったりするので制約があっても仕方ないでしょう。 このように、職種や状況などを鑑みて服装規程があることは問題だとは思いません。 サラリーマンはどうなの・・・? 昨今、クールビズやウォームビズが導入され、「スーツにネクタイ」というサラリーマン像にも変化が出てきているような気がします。 IT関係の企業や外資系企業では「服装自由」というところが増えてきています。 管理人は昔から不思議でならないのですが「髪の毛短かったりスーツをカチッと着ていることで業務効率に何か影響があるのか・・・?」と思ってしまいます。 特に、学生時代野球をやっていましたが「なんでみんな坊主じゃなきゃいけない」みたいな風潮があるのか・・・?? 坊主だと捕球が上手くなるとか、打率が向上するとか具体的な理由は特段見出せません。 プロ野球選手やメジャーリーガーで坊主の人をみかけることの方が珍しいのに・・・ とは言え、先述の通り「一定の制約」があることは別に問題な
2019/01/26 12:00