くしの歯

くしの歯

ある時、成績の上がらない営業担当者が辞めてしまったことがある。営業向きではなかったかと言うとそうでもなく、人が良すぎて周囲に利用されることが多かった。会議の席などでずいぶん気の毒な状況だった。その当時の管理者は自分の手柄のように喜んだが、しばらくすると、