ある時、成績の上がらない営業担当者が辞めてしまったことがある。営業向きではなかったかと言うとそうでもなく、人が良すぎて周囲に利用されることが多かった。会議の席などでずいぶん気の毒な状況だった。その当時の管理者は自分の手柄のように喜んだが、しばらくすると、
2024年11月
ある時、成績の上がらない営業担当者が辞めてしまったことがある。営業向きではなかったかと言うとそうでもなく、人が良すぎて周囲に利用されることが多かった。会議の席などでずいぶん気の毒な状況だった。その当時の管理者は自分の手柄のように喜んだが、しばらくすると、
2024年11月
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ある時、成績の上がらない営業担当者が辞めてしまったことがある。営業向きではなかったかと言うとそうでもなく、人が良すぎて周囲に利用されることが多かった。会議の席などでずいぶん気の毒な状況だった。その当時の管理者は自分の手柄のように喜んだが、しばらくすると、
大阪の電機メーカーが突如破産手続き開始となり、社員2000人が解雇されたニュースは大きな話題となっている。本業のテレビの販売が中国などのメーカーに押されて業績が悪化したのだと思っていたら、ニュースが次から次に発信され、本業以外のことで資金の流出が続き会社を破
戦国時代に日本に来た宣教師たちは、富商や大名から寄進を受けると、その財貨を惜しみなく貧しい人たちに分け与えたという。日本の仏教の僧侶なら、何食わぬ顔で貯めこむだけだったろう。万里の波濤を越えて地の果てのような国に来て、そんな振る舞いができるところに、布教
大学生の論文は生成AIが作り、戦争はドローンが行うという時代に、毎朝決まった時間に出社し、朝礼とミーティングがあって、外に出て夕方帰り、夜、パソコンをシャットダウンした後も印刷機が回り続けるのが不動産会社というものだ。20年前も同じだったし、おそらく50年前も
どんな腐り果てた政治家や官僚であっても、その原点はカネや権力が目的でなく、多くの国民を救いたいという高潔な希望(のぞみ)があったはずだ。雲を掴むような話ではあるがたいていはそうだと思う。医師だって最初は患者を救いたいと難関な学校を目指し資格を取得したはず
毎月のように人が辞めてこの場を去るのが不動産業界の隠しきれない一面である。新卒で入って、やっと一人前の仕事ができるようになったというのに辞めてしまう。中途で、何とかこれまでのよくない状況をひっくり返したいとそれなりの決意と覚悟のもとに入ってきて、一年もも
白鳥は白いから白鳥と言うわけだが、ある時、黒い白鳥が発見された。誰も予測不可能なことだが、後でなら説明はできる。事前にはわからない。今、スーパーに行くと、普段、当たり前に買えるはずのコメが棚から姿を消している。生産調整だとか、インバウンドで外国人が食うか
「もしも徳川家康が総理大臣になったら」という映画を見てきた。意外に面白く、かつ見るべき映画であると思った。困難な状況下に偉人たちを生成AIを使って現代のに甦らせて国政を任せるというストーリー。260年の太平の世を築いた徳川家康、果断な決断を連続して行い、中世の
お盆休みの最中だが、本来の仏教の教義では、仏教は霊魂の存在を否定していることになっている。だから、お盆には先祖の霊が帰ってくることはない。輪廻転生が根本教義だが、霊魂が転生するわけではない。日本固有の土着信仰だから、信じても信じなくてもよいが、なんとも不
7月になり今年も半分が過ぎた。7月は賞与が出るが、7月を待っていた不動産の営業担当は多いだろう。懐に退職願をひそめてその日を待っていたはずだ。辞めたいなら賞与や有給休暇のことなど気にするなとはずっと言ってきた。賞与を待っている数か月にもしかしたら得られたか
どんな職場にも扱いに困る人はいるものだ。威張り散らしたり、人を批判ばかりしたり、細かいことに執着する人。同じ失敗を繰り返す人。優秀な人もいるが、何かが欠けている。迷惑な振る舞いの根源には信念がある。会社をよくしようとか、もっと業務を効率化させたいなどとい
自分の周りの人との関係性を見つめ直す時は誰にでも来るものだ。いい時もあればそうでないときもあるが、よくないときは特にそうだ。会社には上司や、同僚、後輩たちがいて、目標があったり、活動の指針があったり、人事上の評価もある。それぞれがそれなりに何らかの役割を
トム・クランシー原作の映画「レッド・オクトーバーを追え!」は1990年に公開された。最新鋭のタイフーン級原子力潜水艦レッド・オクトーバーの艦長マルコ・ラミウス大佐をショーン・コネリーが演じている。重厚な存在感が半端ない。超静音航行ができる特殊装備をもったレッド
20年ほど前、とあるマンションの管理人さんと話をしていた。その中で「時給が850円なんだ」と言って笑っていた。管理人さんと言ってもスキルが相当高いレベルの人だった。管理組合の理事会にも出席するが、うまく意見を整理して、多くの住人の不満や怒りを最小限に抑えること
積極的に守ろうとしなくても、法が明文化され、社会的なルールがあり、模範となる習慣、家族関係、社内ルールによって、秩序が保たれている。どんな場所にでも、何にでもルールがある。売買にあたっての重要事項説明義務のように、法文化されたものでなくても、名刺の渡し方
不動産の売買には売主と買主とその理由が必要だが、住宅の場合、買主は期待に胸を膨らませることが多いのに対して、売主は売却を喜んでいるとは限らない。何らかの理由で売りたくないのに、差し迫った事情があって売却することもある。売る理由には様々なものがあるが、生き
何をやってもうまくいかないときがある。手間がかかって仕方がない。スポーツ選手に見られるイップスのような症状と似ている。筋肉や運動神経に問題がないのにこれまでにような動作ができない。今が初めてではなく、これまでにも何度もあったことだ。これが、頻繁に起きるよ
どんな大企業も最初は小さな商店か小規模な町工場であったりすることがある。パナソニックやSONYや京セラと言ったところもそうだし、出光興産だってソフトバンクだってそうだ。大きな会社はその前身のDNAというか尾てい骨のようなものをもっている。創業者精神とでもいうのだ
ある経済評論家が、映画「ゴジラ-1.0」を何度も見てきたとラジオの番組で語っていた。今さらながら「何のために」と思って、映画館に行って見てきた。たしかに、もう一度見てもいいなと思う内容だった。前評判通りハリウッド版のようなカネはかかっていない。だが、しっかり
住宅ローンを組む際に、事前審査をするわけだが、個人信用情報機関にまったく記録のない人もいる。いわゆるスーパーホワイトというものだが、22歳で社会人になりたてというならまだしも、30歳で何の登録情報もないなら、金融機関も与信の判断がつかないことになる。金融機
いつも胸のポケットに差しているボールペンがある。もう十年以上前になるか、ずいぶん長く勤めていた会社を辞める時に、送別会の席で後輩たちが餞別にくれたものだ。「契約ペンとして使ってください」とのことだったが、実際、胸に差しているだけで、一度もカートリッジのイ
若くして頭角を現して、優秀な業績を重ね、企業内のピラミッドを二段抜かしで登っていくような人がいる。技術や知識を周囲と競い合って階梯を登って行ったわけだから、何かと目立つ存在であるし、それなりの評価や地位や収入を得られていいし、多くの人を従え歩くことは当然
自分の好きなことを趣味や職業にすることはできるが、趣味なら、うまくなれなくても、楽しんでやっているのだからそれでいい。職業はそうではない。経験値をあげ、スキルを磨き、成果を上げないと居場所を失う。まして不動産業なら、営業なら、成果が必要だろう。うまくい
人には誰でも美意識があって、職業や立場、常識や法律以外で、自分の行動、言動を縛るものがある。理性で判断する以外に適、不適、ことの是非を無意識に判断している。生活に服装に言動に現れる。人にものをもらったり、施しを受けたりすることを嫌う人もいるし、負けず嫌い