再び挑む東京生活
地元で過ごした4年間は、何かが変わるのを待ちながらも心の奥で焦燥感を抱えていた。ただ待つだけでは何も起こらず、行動を起こす勇気さえ持てずくすぶり続ける毎日だった。目標を立て、そこから逆算して行動を決定していくしか未来を切り開けないと痛感した。 あの頃の私は、何度も自分を奮い立たせようとしながらも、心のどこかで現状に甘えていたのかもしれない。振り返れば、あの時間もまた必要な遠回りだったのだと思える。 幸せな家庭を築くという夢も、私には並大抵の努力では届かないと悟った。理想を追うだけでは何も生まれず、具体的に何を目指し、どう進むのかを決めるしかない。 将来のことを考えるたび、不安よりも覚悟の重みを…
2025/07/10 14:28