漫画家を主人公にしたマンガについて語ります。
元漫画原作者(ペンネームと作品名は事情により秘密)。現在はメカデザイナー板橋克己(零時社)のマネージャー。零士ワールドサミットの開催を推進しています。
出版関係の仕事をしている私の長女。 年齢からいったらベテランの内に滑り込んでいていいはずだが、まだまだ実績も貫禄も追いつかない。 私が「今、重版出来を読んでいる」と言ったら、「どうですかー」と興味深々。 彼女に真剣に訊かれたら、感想を言えなくなってしまった。 悩んだあげく、...
『オリンピア・キュクロス』 ヤマザキマリ まだ『重版出来』を読み進め中だが、またまたまた脱線。 上に貼った表紙を書店で見かけ、手塚治虫が描かれている!と、思わず買ってしまった。 手塚は自分の漫画に自分を出したがる人だった。 『バンパイヤ』のように主人公級の活躍をさせたことも...
『トルコで私も考えた ジェネレーションズ』 髙橋由佳利 『重版出来』はまだまだ続くが、ちょっと脱線。 作者、髙橋由佳利は70年代に「りぼん」でデビューした。 おとめちっく派という私のもっとも苦手とするタイプの少女漫画家だ。 このブログを書くために作品リストを確認してみたら一...
『重版出来』(3) 松田奈緒子 昨日は眼科で緑内障の定期検査。 待ち時間が長かったためこの漫画を持っていった。 視力も測ったけれど、なんと1.2。 これなら裸眼で自動車の運転もできる。 緑内障のほうは悪化はしていなかったがそんなに良くもない。 右目の下半分の視神経束が薄くな...
再び、ムラゴンクリパに参戦! 殿のメカ動画です。 メカニカルワールド3
『重版出来』 松田 奈緒子 私はへそ曲がりなのか。 漫画家マンガが好きと言っている割にはこういう天下に勇名を馳せた作品を読んでいない。 周囲がみんな知っていた。 「なんで読まないの」 と言われた。 ぱじゃたさんと、おみなへしさんに推薦をいただき、 (ありがとうございました...
作者は、 「私は彼ら(受刑者たち)を漫画家にしようとか、漫画アシスタントにしようとしているのではありません」 と明言している。 「物事に対する姿勢を、絵を通して知ってほしくてやっているのです」 だから職業訓練は作者の意図するところではない。 出所後、何につけても必要なのは集...
ムラゴンクリパに参戦するぞ! 我が殿の動画です。 サンタさん
『刑務所でマンガを教えています』 苑場凌&JKS12 身内の弁護士からの推薦作品。 弁護士君いわく、 「東京弁護士会の売店でも売りそうな本」 『重版出来』『おかあさんの扉』なども今読んでいるところだけれど、長いので容易に読みきれない。 本書は楽に読めた。 多くの皆さん、特に...
『劇画漂流』 辰巳ヨシヒロ いまだに「漫画は子供が読む物」と言う人がいる。 子供にもわかり、誰にでも読める… そう言う人はたぶん書店に行ったことがないのだろう。 (そもそも何かを読むという習慣を持たない人なんじゃないか?と私は疑う) その人に、では書店で自分の力で児童漫画を...
『劇画漂流(上)』 辰巳ヨシヒロ 正統的な漫画家マンガである。 漫画好きの少年がプロ漫画家に育っていく物語。 ほぼ家庭と出版社と同業者しか出てこない。 主人公(作者)はひたすら漫画を読み、業界を歩き廻り、漫画を描き続ける。 もっとも作者からは、 「劇画家ゲキガと呼ばんか!」...
『犬を飼う そして…猫を飼う』 谷口ジロー 漫画家マンガと言えるかどうか。 老いた飼い犬を看取る話が『犬を飼う』。 犬の死後に猫を飼い、子猫が生まれて猫三匹と暮らすことになる話が『猫を飼う』である。 漫画を描くシーンがない。 漫画家らしい生活の描写もない。 ただ視点が谷口ジ...
どうでも良いけど私的なお話。 私には娘が二人おりまして。 二人とも「ご朱印」を集めています。 彼女たちから聞いた「ご朱印エピソード」のひとつ。 関西のさるお寺に、劇画家崩れのお坊さんがいて。 その人の描いてくれるご朱印が物凄くカッコいい、という噂があるそうで。 まあ、あくま...
『アオイホノオ』 島本和彦 8巻まで読んで挫折したところマイミクのるとがあさんから、 「めげずにお読み!」 という叱咤激励をいただいた。 彼女(るとがあさん)も昔からの漫画読み、かつ目利きであって、私の趣味もよくわきまえてくださっている人だから、黙殺することなどできない。 ...
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