強すぎた大阪桐蔭と、近江・浦和学院それぞれの覚悟 ~第94回選抜高校野球より~
選抜高校野球・大阪桐蔭-近江の決勝戦は、18-1という大差で大阪桐蔭が圧勝し、四度目の優勝を果たした。 このスコアは仕方がない。大阪桐蔭が強かった。いや、強すぎた。 市立和歌山戦(準々決勝・17-0)と同じである。圧倒的力量を誇る相手に、万全でない状態で臨めば、どんなチームだってそうなる。 近江はエース山田が足を負傷していただけでなく、前日の準決勝・浦和学院戦で十一回を投げ抜き、疲労もかなり溜まっていたはずだ。おそらく彼自身も含め、チーム関係者は決勝戦がこういう結果になることを、覚悟していたのだろう。それも分かった上で、山田にすべてを託したのだと思う。 覚悟といえば、準決勝で敗れた浦和学院にも…
2022/03/31 18:28